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アスペクトと時制の関連
"英文法を習われたなら、動詞について「進行」やら「現在完了」がでてきたと思います。それがアスペクトです。"という内容の回答をアスペクトに関する質問に関して読みました。 私たちが英文法やドイツ語文法を学習した時には(50年以上以前ですが)時制として: 現在時制、過去時制、未来時制 それと、それぞれの時制に完了時制が加わる。 と習った記憶があり、現在でも ”現在完了時制”とか”現在完了形”と思っております。従って”アスペクト”(相)と言う名称と”時制”との関係はどんなことなのでしょうか。アスペクトと言う概念は何時頃から言われだしたのでしょうか?
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- purunu
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アスペクトという概念自身はラテン語の時代からあったわけで、今の英語でいうinchoative とか aorist という用語もその時代にさかのぼります。ただ、言語によって時制(tense)と相(aspect)のどちらが実際の語形(lexical part)にとって重要か、に違いがあり、ロシア語はアスペクトが重要、英語は時制が重要と捉えられてきました。 たとえば英語の場合は、過去分詞を使った had +past participle (例:had eaten)が、単なる時制としてある事柄より過去に起こったことをいう場合と、perfective aspect として完了を意味する、といったあいまいさがあり、「アスペクトの違いのみで説明する」ことが困難である、といった事情から、形態的に「had + 過去分詞」といった捉え方(教え方)が優勢であったと思います。
>あなたはどうも”玄人”のよにお見受けしましたが。実を言うと、私は”成り損ない”ですが。 私も玄人というほどではないんですが、何事においても基本を徹底的に極める人が成功するんじゃないでしょうか? 例えば、一流の板前になるにしても、最初は皿洗いばかりで包丁すら握らせてもらえず、やっと料理を作らせてもらっと思えば、玉子焼きだったりします。英語にしても最初はオウムのようにわけも分からず発音を真似たり、色鉛筆で絵を描いたり、wy1さんなら馬鹿にするようなことを私はやってきました。 >私は英語が生半可なら、他の外国語を習い始めの時には 英語を経由すると変なことになりがちだ と言うことを強調しているだけです。 私は高校の時、英米人向けの教材でフランス語を学習しました。でも、英語力が足りなかったので途中で挫折しました。しかし、私は 所詮日本人には無理だとは結論を出せませんでした。いつか、きっと出来ると思い続けました。 >私はドイツ語を有る程度まで言った時 ”英語だけしか知らなかった頃より英語の姿がある程度はっきり見えてきた。”と感じた気がしました。 これは、ドイツ語を知ることで英語も客観的に見れるようになったのもあるでしょう。私はドイツ語は英語で言えば中卒レベルしか知りませんが、大学でドイツ語を専攻されたのなら、ドイツ語で書かれた教材で英語をやり直す方法もありますよね。そうすれば、英語は一度中学、高校とみっちりやっているはずですから、書かれている英文が分からないということもないだろうし、ドイツ人は英語をこのように解釈しているんだと 要領も掴めると思います。それによって、標準ドイツ語で低地ドイツ語を学習するにもストレスが少なると思うんですが。
お礼
先ずは、色々とお話して頂ましたこと、御礼申し上げます。 英語は仕事で長年取引先(米、カナダ、豪、蘭、独)などと通信で使っていました。電子、電気などの技術用語や契約書の法的用語には一寸苦労しましたね。ドイツへ休みを取って10日の旅行をして、帰ってきたあと、直ぐには英語の表現が一寸出て来なくなった感じになった経験があります。ドイツでは全く日本語も英語も喋らなかったので、大げさのようですが、単に時差ぼけばかりではない感じでした。 低地ドイツ語はどうしてもいわゆるドイツ語を使って参考にせざるをえません。というのは日本語の参考書はたった一冊しか発行されていないからです。それも、最初に私が見たのは昭和34~5年でした。その他のものは、現地の友人たちから頂いたもので、小学校何度の生徒用の教本と、自分で書かれた詩(俳句、和歌)や現代作家の作品です。低地ドイツ語を読む時、一番気に成っていることは、一体何処の地方の言葉なのか、知っている地方の言葉でもこの人が使っている”正書法”はどんなものなのか と言う、普通の標準ドイツ語では考えられないことがあります。
こんにちは。wy1さんが質問を出すとは珍しいですね。「アスペクト」というのは元々はロシア語の文法用語です。ロシア語の場合、動詞には不完了体と完了体の二つの形があり、その二つがペアをなしています。 英語ではアスペクトは時制の範疇に収められることが多いですね。日本の英語教育はあれだけ文法に力を入れているのに、アスペクトに関しては言及されていないので、意外に盲点になったりします。 例えば、英語では know,have,loveという動詞は進行形に出来ないと教わりますが、それでは「知る」と「知っている」、「持つ」と「持っている」、「愛する」と「愛している」は英語ではどう区別するのかというのは「アスペクト」の問題が絡んできます。それから、受動態や過去分詞の問題にも及んできます。例えば次の文です。 This is a book written in German. これを関係詞を使って書き換えてみます。 This is a book written which is written in German. ここでは、is writtenは受動態の現在ですが、過去の行為が現在に及んでいるという点では現在完了に通じる部分もあります。 私は英語を介してロシア語を学習したことがあるんですが、それによって何となくアスペクトの概念は掴みましたが、うまく説明できません。 すみません。wy1さんは英語を介して他の外国語を学習することには否定的なようですが、ロシア語も普通に日本語を介して学習しても英語との対応関係は分かりにくいはずです。確かに、この学習をするには高度な英語の知識が必要ですね。何しろ、素人と玄人を隔てる壁ですから。 まあ、玄人というのは語学限らず どれだけ基礎を極めるかか重要な鍵なんですがね。
お礼
ご親切な書き込み手数をおかけ願ったようです。 私はロシア語は習ったことがありません。アスペクトのことを調べていると、ロシア語のでの概念として、考えが始まったような気がしました。従来、英語でもドイツ語でも添えほど”相”のことは触れられていなかったようですね。江川泰一郎氏の”英文法解説”には: 進行相、完了相、完結相と非完結相 が取上げられています。”ドイツ広文典”ではそのような言葉は見ていませんね。あなたはどうも”玄人”のよにお見受けしましたが。実を言うと、私は”成り損ない”ですが。大大先輩の著書である”新独逸語文法教程”でもアスペクトや相なる言葉は出てこないようですね。別の表現をしているのかも。独逸語(一般的な形の独逸9では進行形をずばり表す形は無いですね。現在完了形でも、私が独逸語を始めた時代と今日では扱いが違っていてますね。 私は英語が生半可なら、他の外国語を習い始めの時には 英語を経由すると変なことになりがちだ と言うことを強調しているだけです。私はドイツ語を有る程度まで言った時 ”英語だけしか知らなかった頃より 英語の姿がある程度はっきり見えてきた。”と感じた気がしました。ドイツ人の友人からも”英語が以前より上手くなったよ”と言われたことがありました。しかし、何も英語をドイツ語と並行して勉強していたのではなく、英語の授業は登録しませんでした。 現在いじくっているのは”Niederdeutsch"ですがk言語学の研究の一部として研究されて折られる方は多少いらっしゃいますが本当の玄人は日本にはいらっしゃいますか?
お礼
ご説明頂き有難う御座いました。
補足
3人の方々に順番を付ける事はおかしいので、心から御礼を申し上げることで、皆様20点だと思います。