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死刑廃止を訴えないのはなぜ?

素朴な疑問です。 「光市母子殺害事件」では、死刑廃止を訴える弁護士が熱心に弁護していましたよね。 今、「闇ネット強盗殺人事件」や「神隠し殺人事件」などの凶悪犯罪が裁判にかけられており、その状況は陳述によると「光市~」に劣らず凄惨なもので、遺族が被告に死刑を望むのも無理はないと思えます。 しかし、これらの裁判では(そして他の凶悪犯罪でも)死刑廃止派の弁護士は私の知る限り現れていません。 死刑廃止を訴えるならば、こういう死刑判決が予想されうる裁判にできる限り参加して、弁護を買って出るべきではないでしょうか。あるいは、世論が死刑に傾きつつあるのを戒めるために、メディアを使って死刑廃止の意義を訴えるべきではありませんか? できれば死刑廃止賛成の方にお答えいただきたいです。なぜこの「好機」に沈黙しているのですか? ちなみに私は死刑廃止には反対です。こんな罪状には死刑以外釣り合わないと思うからです。

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  • ryuken_dec
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回答No.5

>あるいは、世論が死刑に傾きつつあるのを戒めるために、 >メディアを使って死刑廃止の意義を訴えるべきではありませんか? いいえ。そうは思いません。 逆ではないでしょうか?「闇ネット強盗殺人事件」や「神隠し殺人事件」での対応が普通で、「光市母子殺害事件」の行動は問題です。 死刑廃止論者達は日ごろから主義主張を述べています。しかし、その信条をアピールするためだけに裁判を利用するような人はそんなにいなかった。どんな個人的信条を持っていても、それがまだ法制化されていない以上、その職業人として働く時には個人的な信条を持ち込んではならない。 それが弁護士の良識でしょう。 「消費税は10%にすべきだ」と個人的に考えているからといって税務署の人が勝手に10%を徴収してはいけませんよね? ところが、「光市母子殺害事件」では何を考えたのかそのタブーを犯してしまった弁護士がいた。あれはいけません。 今後の法令改正についての自分の意見表明と、既に起こってしまっている事件の裁判は分けるて考えるべきです。 また、メディアを使うにしても民放テレビなどは自分達の都合のいい人しか呼びませんから、ただの弁護士風情では出たくても出演できません。今の死刑賛成の流れでは、死刑反対派がテレビに呼ばれることはそうはないでしょう。

teabird
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 ご指摘の通り、確かに弁護士個人の主義主張をアピールするために裁判があるわけではありませんね。私の誤解でした。 メディアも利益や視聴率なんかが大切でしょうが、重大な問題だからこそ反対意見も積極的に取り上げてほしいですね。

その他の回答 (5)

回答No.6

 死刑制度肯定派です。  私は、最も「無くしてはいけない制度」だと考えています。ヨーロッパや他諸国では死刑制度を廃止した国もあると聞きますが、加害者擁護だとしか受け取れません。  死刑反対は、更生だ人権だと便利な言葉を盾にして死刑制度を廃止しようとしていますが、世論は死刑制度反対に向いていないように思えます。また、死刑廃止論者は「加害者を更生させる事が、被害者を救済する事に繋がる」と言っていますが、大抵の被害者は「自分の家族を殺しておいて、加害者がのうのうと生きているのが~~~」と言うのが大半でしょう。むしろ、それが被害者たる方の通常の考え方なのではないかと考えています。「加害者を更生させる事が、被害者を救済する事に繋がる」と言えるのは、殺人などではなく傷害や窃盗などの非重犯罪に対する事なのではないでしょうか?  私の本音からすれば、光市母子殺害事件をはじめとする重犯罪に関しては、「加害者に人権もクソもあるか!」という所です。  今後、死刑制度が万が一にも廃止されるような事があるのであれば、懲役120年や150年などの判決を出すようにでもするのが一番でしょう。アメリカなどでは何度も報道されています。被害者として「加害者は一生塀の中で・・・」の方がまだ納得行くのではないでしょうか?一般人としてのうのうとシャバで生活されるよりはね。

teabird
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 そうですね・・・でも、死刑と終身刑の間にはやっぱり大きな差があると思います。光市の事件の遺族の方がおっしゃっていたと記憶していますが、「死をもってしか償えない罪がある」ということが、確かにあるのではないかと。 仮に被害者や遺族が許すと言ったとしても決して許されないような罪が、私はあると考えます。むしろ、刑罰が被害者や遺族の復讐感情に左右されてはならない。感情は自分のものあれ他人のものであれ、与える影響が非常に大きく、また決して公平なものではありません。だから集団生活を営むためには、法律という「理性」で規制する必要があると思います。 そして、復讐感情を除外してなお、再び社会に放つことが危険であると判断されるのであれば、そこで初めて死刑という判決が下されてしかるべきではないでしょうか。 死刑制度には賛成ですが、正直なところ、「死刑のいらない、する必要のない平和な国」になってほしいものですね。

  • tamoht
  • ベストアンサー率43% (60/137)
回答No.4

私は死刑絶対廃止主義者ですが、「光市母子殺害事件」裁判での弁護士のとった行動は腹立たしく思います、これでは世論が死刑反対に向くどころか逆効果になってしまいます、裁判で犯人に「ドラえもんが4次元ポケットで何とかしてくれると思った」とか「強姦したのは生き返って欲しいという気持ちから」などと言わせて世間の注目を引き、犯人の知能がまだ子供であることを植え付けたかったのでしょうが、これを聞いて犯人に同情する人がはたして何人いたでしょうか、逆にこんな考えの人間に殺された被害者に同情し、犯人に厳罰をと考えてしまう人の方が多いと思います。つまり弁護団はこの事件を死刑廃止運動に利用したかったのでしょうが、逆効果になってしまい結局最悪の「死刑判決」になってしまいました。 弁護団はこれに懲りて、、「闇ネット強盗殺人事件」や「神隠し殺人事件」などの凶悪犯罪の裁判に慎重になりすぎて、にのあしを踏んでいるのだと思います、ご質問者様のおっしゃる通り、死刑廃止を訴えるならば、こういう死刑判決が予想されうる裁判にできる限り弁護を買って出て、あらゆる機会を利用して死刑反対を訴えるべきであると考えます。 世間に死刑反対を訴えるなら、はでにマスコミにあおられて注目される事件だけを選択して反対運動をするのではなく、すべての死刑判決 が予想される裁判を通じて緻密な運動を繰り広げるのが本来の死刑廃止運動の姿だと思いますし、それがゆくゆくは死刑廃止につながってゆくのだと信じています。

teabird
質問者

お礼

ありがとうございます。死刑廃止賛成派から回答がいただけて、感謝しております。 あの弁護は死刑廃止賛成派の方にとっても不快なものだったのですね。私はあれを見て、死刑廃止賛成派のの人間性を疑いました。そして現在の裁判に対して沈黙している様子を見て、本気で死刑廃止を願っているのかと腹立たしくなってきました。 なぜなら、もし本気でないのなら、死刑という重大な刑罰とそれに関係する全ての人々への単なる冷やかし、侮辱になるではありませんか。 一度執行してしまったら絶対に取り返しがつかない刑罰だからこそ、賛成であれ反対であれ、中途半端な主張で裁判をひっかき回さないでほしいものです。

  • ths01
  • ベストアンサー率24% (25/102)
回答No.3

こんにちは。よろしくお願いします。 光市の場合、無期と高裁まで判決したのに対して最高裁が審議の差し戻しを決めました。 通常、この場合は最高裁の考えは死刑にすべきという考えによるもので社会的注目もかなり高くなりました。 死刑廃止論者はこの注目度が二倍三倍になった事件を利用したのです。 また死刑になる確率がかなり高いため、自分達の主張を世間に広めるチャンスだったのです。 きっと最高裁まで行けば同様に動き出すでしょう。

teabird
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 mat983様へのお礼でも述べましたが、状況次第で出したり引っ込めたりする主張など、真剣に聞くに値するのですか? もちろん弁護士も暇じゃないでしょうから、死刑判決が下されそうな全ての裁判にいちいち出ていられないと思います。しかし、死刑廃止を目指すならば、凶悪事件の多発で死刑賛成派が優勢な状況に対して、もっと声をあげるべきではないのですか?それでも被告の生きる権利を奪ってはならない、とか。 こうして死刑を求刑され得る事例が発生した都度主張をしないなら、光市のは単なる裁判の妨害ではないでしょうか。

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.2

はっとさせられる質問です。 書かれた通りだと思いますが、 例えば光市の事件を見ても個別事件で死刑廃止論を訴えるの効果が 疑問視される中、 「神隠し殺人事件」は集中審議で裁判のスピードが桁違いに速いです。 裁判員制度の中では難しいと考えているのではないでしょうか。

teabird
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 裁判員制度が始まると死刑廃止を訴えにくくなるということでしょうか?状況次第で引っ込める程度なら、死刑廃止反対派の思想も理論も、井戸端会議の愚痴と変わらないじゃないですか・・・。

  • lvmhyamzn
  • ベストアンサー率8% (50/617)
回答No.1

弁護士はやはり弁護士で、とにもかくにも死刑制度はけしからんとしか思考が回らない狂信者ではないのですね。 それはどんな制度でも利点と欠点があり、死刑制度もそうであることを知っているからです。

teabird
質問者

お礼

おはようございます。 早速のご回答ありがとうございます。 死刑の欠点は「冤罪であった場合救済できない」ことで、死刑廃止反対派の一番の理由もそうだったと理解していますが、では今回のように冤罪の可能性がない場合は、反対派とは言えやはり死刑が妥当と考えているのでしょうか。であれば、光市の事件でも同様に死刑を認めざるを得ないのでは?それとも犯行当時、被告が未成年だったから?

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