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タクシー運賃自由化について
はじめまして。昨年規制緩和に伴って運賃自由化と聞いたような気がしますが、現在まで多少安い料金のタクシーは見かけますが、思いきった格安料金設定(初乗り200円程度など)のものを見かけません。これは法律の問題(運賃の自由化を認めていない)ですか、それとも業界の横並びのような見えざる力のせいですか。または現行運賃で限界なんでしょうか。小市民の私としてはもう少し安ければもっと使いたいのですが・・・・なかなか安くならない理由を教えて頂けますか。宜しくお願い致します。
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数年前にゾーン運賃制が導入されて話題になりましたね。 具体的には、運賃のその地域の上限を決めてそれから一定の幅で自由に届出だけで運賃を決められる。 もしその下限を下回りたいときには個別に認可を受けるというものですね。 政府の公式説明はこちら: http://www5.cao.go.jp/seikatsu/koukyou/taxi/ta_index.html 確か大阪の業者がゾーンの下限を下回る値段の認可を求めて話題になりましたね。なかなか認可されなかったけど最後には認可されたような記憶があります。 下限を設定しているのは、体力のある業者が赤字覚悟で値段を下げてお客をとり、他の業者がつぶれた後に値段を前以上に吊り上げるというあくどい商売が出来ないようにするためです。
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- keroyon8888
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以前 京都のMKタクシーの社長が「企業努力で 低料金を実行するのに 何が悪い!」 と立ち上がり 国を相手に裁判を行い「勝訴」しました。 (他の会社は たまったもんじゃない、と 国の勝訴を望んでいたらしいです) ですから 京都に行くと「初乗り」の安い車や 「5千円以上は 3分の1にします」など様々な形態で競争がなされています。 しかし 神戸は「ストーカーが着いている」と言うと 「ドアに入るまでライトをつけて見ていてくれる」というサービスで 「水商売の帰りの女性の獲得」を始めた企業もありますが 運賃はどこも同じです。 これは 「運賃自由化はあくまでも地方自治体単位での導入」で 自由競争になれば 価格はさがりますが 「デフレの更なる悪化」にもなるため その自治体が その中にある運営会社の意見、経営などを加味して 導入を検討しているのだと思います。 (私も 安くなることを祈っていますが) 要は「自由競争になったら ただでさえ不況のタクシー業界の中で たちまち潰れるところが出てしまう」ので 均衡を図られているのでしょう。 (でも 高い~。。。)
お礼
確かにサービスの多様化は進んでいるようですね。でも一番切実な価格がもっと安くなれば利用したいです。この度は有難うございました。
いま10分程度の距離、お客さんを輸送するとします。 タクシーの運転手の月給の総支給額(会社負担社会保険含む)を20万円と低く見積もり(これだと手取りは15万円位でしょう)、月に20日×8時間=160時間労働とすると、 人件費コストは1250円/時間になりますね。 つまり10分で208円です。 当然車のガス代、減価償却、維持費(メンテナンス、保険)は大雑把に言うとどんなに低くても月3万円(多分これの何倍かかかるかと)はかかります。 大雑把に32円/10分とすると、 240円/10分です。 つまり一日8時間ずっとお客さんを乗せている状態でも240円/10分程度はかかるはずですね。 通常だと片道輸送になり、お客さんを乗せている時間は半分以下ですから、 520円/10分 程度はかかるわけです。 そうすると、コスト的にはもはや限界であると思いませんか? 現実には一日8時間ではなくて早朝、深夜まで働いて車関係のコストを下げ、更に運転手の収入をもう少しUPさせているでしょうからまだなんとかやっていけているという程度でしょうね。 私の目にはもはやこれ以上のコストダウンは限界に見えます。
お礼
早々にご回答頂きまして有難うございます。コスト的には限界なんですね。法律的に運賃の下限や上限なんてあるんでしょうか。
お礼
大変解りやすいご説明を頂き有難うございました。