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運転士は命がけ

*長いです。 <先頭車両の危険> 電車の先頭車両に乗っていてよく思うことがあります。 「もし、踏切で故障したトラックが立ち往生していたら、電車はそこへ突っ込んで僕は死ぬんじゃないか。それも、殆んど前触れなしに、せいぜい汽笛が鳴らされ急減速したと思ったら、その次の意識はないだろうな。」と。 (そういう列車の激しい衝突事故は、日本国内でも毎年1件くらいの割合であるようです) <運転士の遭遇する危険> そして、「列車の前方に危険が迫っていることを知った瞬間の、運転士の心境はどのようなものだろう。」とも思うのです。 これは大変なことだと思うのです。 例えば、カーブの先の踏切に自動車(例えば酔っ払い運転)が突っ込んできたとします。運転士がそのことに気づいたときは、場合によってはもう手遅れです。 (ハンドルは切れません!) この「避けようのない死」に遭遇する状況に常に置かれている、こんな理不尽な職業があって良いのでしょうか? <航空機の場合> そういう例として、航空機の操縦士があり、運行中になんらかの問題が発生した場合の搭乗者の致死率は、他の交通機関から比べると高い方だと思います。しかし、航空機の場合、危険な状況になってから、致命的な瞬間まで、かなり時間がある場合が多いです。その間に回避策をとり、犠牲者が無く済む例も多いです。 そして、利用者の数から比例して、死者の出る事故も極めて少ないです。 (だから安全、とは思いませんが) <自動車の場合> 自動車やそれに関わる通行人の死亡事故も、とても多いですが、重要な点は、ドライバーや通行人の心がけで、それはかなり防げると言うことです。各個人しだいということです。 (それにしても危険は多く、これはこれで疑問なんですが) しかしそれに比べ、鉄道の運転士の死は、数こそ少ないが、「避けられない」という理不尽さが感じられます。 警察官や自衛官に似ている状況とも思いますが、この両者はそれが「命がけ」であることを皆、認識しているし、その職務に付くに当たっては、そういうことに関する教育もなされているのだと思います。 (だから良い、とは決して思いませんが!) <2つの危険> さらに、鉄道の運転士は、自身の死とはまた別に、誰かの死(人がホームから落下したり、飛び込んできたりすること)に直接関わることも、避けられません。 最後に、質問のまとめですが、鉄道の運転士はそのような「死を避けられない、また他の死に関わる」職業であることを、例えば、研修などの段階でよく知らされた上で、職務についているのでしょうか。 それなら、それが嫌だった場合、そこで運転士になることをやめられると思うのです。 つまり、現在鉄道の運転士をやられている方は、そのような恐怖や理不尽さを克服して、任務に就かれていられるのかと思うのです! これは大変なことだと思うのです。 それとも、そういうことに対しての、考慮は全くなされていず、普段は何の意識も無く、その事態に直面した当事者のみが、その瞬間にやっと全てを理解するということなのでしょうか。 万が一そうだとしたら、それはあんまりじゃないかと、思うのです。 単なる興味本位の質問ですが、このような、現実と、そのことがあまりにも話題にされないことに、大きな疑問をもったもので、思い切って書いてみました。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.5

元運転士です。 おっしゃる通りある意味リスクのある仕事だと思います。 私の会社では運転士登用試験前に説明会があるのですが、 このようなリスクに関する事は何も言われませんでした。 (事故に遭遇し、精神的に辛い事も言われませんでした) あまりそんな事ばかり強調すると、なり手がいなくなるからか ただ単に何も考えていないのかは不明です。 しかし、これってその人の悲運な運命とあきらめるしかないんですよ。 現実的には運転士が死亡する事例は滅多になく、うちの会社では 私の知る限り50年以上運転士の殉職者はいません。 むしろ人身事故がらみのガラス破損の怪我が数年に一度の頻度 で発生しておりそちらの方が怖いです。 先輩で1度の事故で顔の手術を3回も受けた方がいました。 本当に気の毒でした。

noname#83369
質問者

お礼

元運転士さん、回答をありがとうございます。 そうですか、会社で50年、運転士の殉職者なしですか。 なるほど、それくらいなんですね。 「むしろ人身事故がらみのガラス破損」が怖いと言うのも、すごいですね。 現場の感覚が伝わってきます。 僕が質問したようなリスクに、それほどに過敏になることもないのですね。 それ以外にも、考えるべき色々なことがあるのでしょう。 ありがとうございました。

その他の回答 (5)

回答No.6

 「運転手はいかなる場合も運転席を離れてはいけない」、という事が前提となっている感じがしますが、実際には、非常ブレーキをかけ、乗客を避難誘導した後、本人も後方へ退避(もしくは車外に退避)という行動をとる、という行動が可能、状況にもよりますが、それが責任放棄として常に罪に問われるわけでもないので、自動車で「ハンドルを切る」のよりは安全な回避が可能になっています。  ここも参考にして下さい。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa827572.html?ans_count_asc=2  1992年に関東鉄道常総線の取手駅でブレーキ故障した列車が線路の終端の車止めに突っ込んだ時には、運転手は脱出して生存しています(たしか、この列車は止まりません、と警告した後、だったと思いますが)。この際は、手の施しようがなかった事だったので、車外に脱出した事は問題とされなかったはずです(ブレーキ故障の原因となった、前の駅でのブレーキ操作については過失を問われたはずですが)。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%89%84%E9%81%93%E4%BA%8B%E6%95%85_(1950%E5%B9%B4%E3%81%8B%E3%82%891999%E5%B9%B4)#.E9.96.A2.E6.9D.B1.E9.89.84.E9.81.93.E5.B8.B8.E7.B7.8F.E7.B7.9A.E5.88.97.E8.BB.8A.E8.A1.9D.E7.AA.81.E4.BA.8B.E6.95.85  尼崎事故がそうであったように、混雑する通勤電車は乗車人数が多いので、非常に稀とはいえ事故を起こすと多数の死傷者を出す可能性があり、その点で運転手は非常に大変な仕事ですが、「先頭車両の危険」とは少々異なる次元の話かと思われます。

noname#83369
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 実際に即した書き方で、非常に良く分かります。 そうなんですか、そうなると完全に危険回避が不能とは言い切れませんね。 もちろん状況にもよりますが、それなりに、手立てもあるわけですね。 たしかに「尼崎事故」のようなケースは極めて稀で、複数の悪条件が重なってのことですものね。 ありがとうございました。 *最後に、みなさんからの回答を頂いての、お礼のまとめですが、列車の運転に際する危険については、それなりに考慮され、教育もされ、大惨事も極めて少ないので、気にすること無い、ということですね。 鉄道の運転士を見る目もすこし変わりました。尊敬が加わりました。 どうもありがとうございました。

  • gsmy5
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回答No.4

少し悲観的に考えすぎのように感じます。 まず、踏切事故の場合、その破壊力は圧倒的に電車の方が大きい為、破壊がすさまじく、死に至るのは概ね車の方で、電車の運転手が死に至る例は非常に稀です。(もちろん車の乗員は死んでもいいといっているわけではありません。) 確かに電車の運転手も死亡する事例がないわけではありませんが、それは「めったにない」大きな事故だからこそ大きく取り上げられるのであって、毎日「死を覚悟」すべきほど発生するものではありません。 ご存知のように、電車は急には停まれません。しかし、非常時には600m以内で停車することは可能なようなスピードで走っています。(これから逆算して、踏切のある在来線ではどんなに条件がよくても130km/hしか出せないことになります。) 600mというのは確かに距離がありますが、フルスピードで走っていい場合(信号が青の場合)、前方に電車が全くないことを意味しますので、前方に何かよぎればすぐにブレーキをかける癖がついているようです。 また、見通しの悪い場所や重大な事故につながりそうな踏切の多くには障害検知装置があり、踏切事故を防ぐことも可能です。 ですので、多くの運転手は「事故」を意識することはあっても、常に「死」を覚悟することはないであろうと思います。 車の教習でも事故の悲惨さを教えていますが、電車の運転手指導でもその程度と言われています。もちろん、事故時の対応はばっちり教わります。(ということは逆に、事故っても死につながらないことを前提としているともいえます。) もちろん、ごく僅かの可能性として、どうやっても死を逃れられない局面があることは否定できません。しかし、それはどの交通機関でも同じであり、なおかつ、他に比べて確率的にかなり低いものと考えられます。 >誰かの死(人がホームから落下したり、飛び込んできたりすること)に直接関わることも、避けられません。 これは確かにそうです。ですので、教育期間中にそういうことにあった場合の精神的な心得等を先輩等から教わる事例も多いようです。でもり、そのような事故にあって、精神的に苦痛を感じ運転職を辞退される方もおられるようです。 鉄道の場合はとにかく、停めれば事故を回避できると言う考えから、如何に線路上の異常を感知するかが昔からの大命題であり、普通に考えられる多くの障害は事前に検知され、信号システムによって停車させる方向にありますから、ほんと致命的な事故にあうことは少ないですよ。 つたない文章でわかりにくいと思いますので、以下も参考にして下さい。 踏切事故 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B8%8F%E5%88%87%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E6%95%85 ブレーキ距離 鉄道の場合「非常ブレーキで600m以内に停車しなければならない」と定められています。 http://www.mintetsu.or.jp/word/Individual/476.html 踏切障害物の検知装置 http://www.mintetsu.or.jp/word/Individual/473.html http://www.mintetsu.or.jp/rail/strengthen/safe.html

noname#83369
質問者

お礼

詳しく、また冷静な観点での回答ありがとうございます。 たしかに、僕はかなり悲観的に書いてしまいました。 運転士が死に至る事故はたしかに少ないんです。毎年あるわけでなく年平均にすると1件くらい。 実際毎日電車に乗っている自分ですら、大きな事故に遭遇したことは一度もありません。 色々な対策が行われているのですね。 そこまで良くは考えませんでした。 意識面でも、「教育期間中にそういうことにあった場合の精神的な心得等を先輩等から教わる事例も多いよう」なわけですね。 こういうことも全く知りませんでした。 やはり悲観的過ぎたようですね。 しかし、それがごくわずかの確立であっても。列車の運転というのは、その理不尽な危険性において、非常に珍しい職業であると、とくに自分が運転席についたときの心境を想像すると、思ったのです。 ただ、もう僕がここで、とやかく言うことでも無いようですね。 ありがとうございました。

  • 691128
  • ベストアンサー率34% (58/169)
回答No.3

「避けることが出来る。」、「避けることが出来ない。」という話ではなく、死亡事故の起きる確立によって覚悟の求め方が変わってくると思いますが? それ相応の覚悟が鉄道の運転士に必要だというのであれば、 車の運転を職業としている人たちにはそれ以上の覚悟が必要でしょう? 上記と同じような状況での死亡事故(踏み切りを交差点などに書き換える)は車の方が格段に多く発生しています。(毎日のように車での死亡事故の報道がされているのが現状です。) 鉄道の運転士よりも格段に死に近い職業ですよね。 そちらに、運転士になる以上の覚悟は必要ないのでしょうか? そのような覚悟を持たせるような研修を会社が、教習所がしているのでしょうか? そういう疑問をもてば、どの程度の覚悟の持ち方が必要か、想像できると思います。 鉄道の運転士を軽視しているわけではないです。 自分の死についての覚悟は必要ですし、 それなりの研修は必要以上に行なっていると思います。 ただ、それ以上の(質問者様が言うような)覚悟は必要ないと思います。

noname#83369
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 自動車などの交通事故もそのとおりで、非常に危険で、事故の数も物凄いですね。 しかし、質問でも述べましたが、大きな違いは交通事故の場合は自分の心がけ次第で、かなり軽減できるということです。 運転に慎重なタクシーやバスの運転手が、何十年も無事故と言う話も、ききますよね。 交差点に入るときも注意深く運転している人は、不意に別の自動車が突っ込んできたとしても、それなりの回避行動を行えると思うのです。 ただ、やはりご指摘の通り、鉄道の運転士だけを完全に特別視することは出来ませんね。 それも分かります。そのことも十分考えた上での質問です。 それでも、なにか腑に落ちないところがあり、例えば、製鉄所の溶鉱炉を目前に見た人は、直感的にここは危ないところだと思うでしょう。 しかし、駅のホームや踏切にいることは実際、溶鉱炉の近くにいるより危険かもしれません。 この、多くの人の「慣れ」が感じられ、それが疑問なのです。 もちろん、この原因は分かります。 産業、経済の発展を優先したため、その危険はあやふやにごまかされているのです。 高架化やホームの柵設置のための莫大な費用は出したくないのでしょう。 道路交通に関しても、同じことが言えるとは思いますが、前述のとおり、鉄道の運転士だけは、なんだかそのなかで一番不幸というか、なにか見落とされている気がするのです。 どうもありがとうございました。

  • hama4
  • ベストアンサー率36% (76/208)
回答No.2

知り合い(JR職員ではない)から聞いた話です。 JRの運転士養成訓練の中で教官が言ったそうです。 「運転士は運転だけが仕事ではない。飛び込み自殺に遭遇したら、遺体の処理も運転士の仕事だ」 それを聞いた見習い生は運転士になりたくなくなったそうです。

noname#83369
質問者

お礼

すみません。補足欄に回答を書いてしまいました。

noname#83369
質問者

補足

回答ありがとうございます。 その教官の言葉は、いかに覚悟が必要かということを良く示していますね。 なるほど、それならある程度の心構えも付くと思います。 やはり大変な仕事なんですね。 ありがとうございました。

  • righty061
  • ベストアンサー率38% (16/42)
回答No.1

「人の覚悟」は個人差が大きいのですが。 それぞれの職業において、それなりの「覚悟」が存在すると思います。 職業を選択する権利もありますし、人は強制されて現在の職に就いているのではないと考えられます。 「覚悟」については、それぞれの職種で指導や教育などがあります。 その過程で自分に合う、合わないを、自分で判断します。

noname#83369
質問者

お礼

すみません。補足欄に回答を書いてしまいました。

noname#83369
質問者

補足

早速の回答をありがとうございます。 では、鉄道の運転士についても、冷静に「自分に合う、合わないを、自分で判断」できるだけの「覚悟」についての指導がなされているのですね。 まさか「自分だけは大丈夫」なんて思ってないわけですよね。(雪山登山みたいに) それは、本当にすごいことです。すごく勇敢なことだと思います。 ありがとうございました。

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