法律の参考書についてのアドバイス

このQ&Aのポイント
  • 法律の参考書について迷っている方へのアドバイス
  • 法律の参考書の選び方と読み進め方について
  • 法律の勉強におすすめの参考書とは
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法律(法学)の参考書について

法律(法学)の参考書についてお尋ねします。 趣味と実益を兼ねて、法律の勉強をしてみようと思い、「伊藤真の憲法入門」を購入しました。読んでみたところ面白く、法律への興味が深まったので勉強を続けようと思ったのですが、どの本を読むべきかで迷っています。 同じ伊藤氏の本でも入門シリーズの他に、試験対策講座シリーズ、論点別ステップアップシリーズ、条文シリーズ、判例シリーズと多種あり、また、同業他社からも似たような趣旨で書かれた本があり、どれを選んだらいいか、また、どう読み進めていくか(一つのシリーズを通読するのか、憲法なら憲法だけを複数冊読むのかなど)で迷っています。 法科大学院進学は、興味はありますが、当面のところするつもりはありません。 アドバイスをお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • tkpai
  • ベストアンサー率70% (35/50)
回答No.1

はじめまして。 法学部4年生です。 まず質問に対して端的に回答します。 試験対策講座のシリーズを読まれると良いと思います。 読み方としては、憲法を勉強したいなら、試験対策講座の憲法を何回も繰り返して、民法ならば、試験対策講座の民法総則・物権・債権総論・債権各論をそれぞれ同様に。 以下に理由を述べます。 伊藤塾その他同業他社から数々のシリーズが出版されています。 これらは全て司法試験受験予備校により、学部試験から司法試験をはじめとした各種難関法律資格試験までの勉強の教材として出版されています。 法学部などでは予備校本と呼ばれます。 他方、学者が書いている本もあります。これらは基本書と呼ばれます。 その中で、入門シリーズから入られたのならば、次は、その分野全体(憲法なら憲法全体)について書かれた予備校本を読むのが良いと思います。 というのは、入門シリーズは読みやすい反面内容が薄いものになっているので、その分野全体にわたって基本的な知識を身につける必要があるからです。 そのためには基本書を読むというのもありですが、初学者にはハードルが高いような気がします。読むとすれば、予備校本を読んでからでよいと思います。 さて、分野全体について書かれた予備校本も複数の予備校からシリーズが出版されています。 その中でも試験対策講座のシリーズが良いと思います。 というのは、同じ伊藤塾の入門シリーズを読んでみて面白かったようなので読みやすいと思うし、また、他のシリーズは説明が論文風であったり要点をまとめることが中心になっているのに対し試験対策講座シリーズは口語の説明で読みやすいと思うからです。 学部試験や資格試験には他のシリーズの方が使いやすいかもしれませんが、趣味兼実益での勉強ならば試験対策講座シリーズが良いと思います。 もっとも、書店で立ち読みして他のシリーズのほうが読みやすいと感じたならばこの限りではありません。 他に質問文中で、論点別ステップアップシリーズ、条文シリーズ、判例シリーズを挙げられていますが、これらはどちらかというと資格試験向けだと思います。 勉強に行き詰ったり、資格試験を目指す場合に検討されてはいかがでしょう。 読み方ですが、複数の本に手を出さず、憲法ならば試験対策講座の憲法を何回も繰り返して読むと良いと思います。 というのは、どの予備校本も内容はほとんど同じだからです。読む人にとって読みやすいかどうか、資格試験に便利かどうかの違いしかありません。 繰り返して読むのは、法律の勉強というのは法律解釈などの法的思考力とそれを用いて問題を解決する能力を身につけるもので、そのためには何回も繰り返して法律の全体像や個別の制度を理解していくのが良いからです。 さらに深く勉強するならば、ある程度理解した段階で、有名な学者の基本書や判例の勉強に進んでください。 なお、六法は必ず買って勉強の際には常に条文を参照してください。六法全書などではなくポケット六法なんかで十分ですから。もし、既に購入されているなら読み飛ばしてください。 以上です。長文失礼しました。 ちなみに実益なら民法、民事訴訟法、刑法も役立つと思います。

Dotto10
質問者

お礼

ありがとうございます。かなり細かく書いていただいて、たいへん参考になりました。

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