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リン(III)ハロゲン化物の求核置換反応

どうしてこうなるのか分からない反応があるので質問させてください。 H-C≡C-MgBr + Bu2PCl → H-C≡C-PBu2 です。Pにまだ結合できるのにどうしてClが脱離したのか分かりません・・。 この反応はハロゲンが脱離してからそこに(H-C≡C-)が結合する、という考え方で良いんですか?そして結合しているハロゲンの数だけ (H-C≡C-)と置き換わるということでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kougetsu
  • ベストアンサー率59% (75/126)
回答No.1

考え方はPに対するGrignardの単純なSN2反応でいいはずです。 Bu_2PCl に対し HC≡C-MgBr が求核攻撃して Cl が脱離。 >Pにまだ結合できるのにどうしてClが脱離したのか分かりません P上の結合本数はPの酸化数によって変わってきます。 仮にHC≡C-MgBrが一当量Pに付加したとします。そうするとPの形式電荷が-1に成ります。これは不安定なのでCl-が脱離します。 もう一当量HC≡C-MgBrが付加させたい場合は五価のPを使います。 Bu_2PCl_3 ならば Bu_2P(CCH)_2Cl に成ることができます。

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.2

>Pにまだ結合できるのに… リンはそう簡単に3配位・三価から四配位になったりしません。 特に4価のリンはほとんど存在しませんし。 5配位、五価のリンって結構作りにくい物です。 サリンを作った連中も3価のリンから5価のリンを作ることに、結局失敗しています。 金はあっても経験が無いと博士取った早々の非ヘテロ原子屋さんには無理ですね。 反応機構は#1のお答え通り、典型的なSn2です。

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