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僧侶
職業としての僧侶というものに興味があります。 倫理的や宗教的な観点からの批判や問題は別として、職業として僧侶を志す場合、現実問題としてどういう形をとったらよいのでしょうか。 仏教大学みたいな専門の学校に通い学ぶというのが一般的なのでしょうか? また、昔の寺みたいにそこで部屋住みから修行するという道も現代でもあるのでしょうか。 法律的にはどんなもんなんでしょう?資格などは? 現在の仏教社会における現実問題として、年齢、経歴、前科、刺青なども問題になるものなのでしょうか? 古来からの厳しい修行が今も変わらず受け継がれているのが僧侶だという話も聞けば、宗派によっては金で僧籍を取得できてしまうなんて噂も聞いたことがあります。 常識的・法律的な面から裏の実情まで、職業としての僧侶というものについて色々教えてください。
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私は曹洞宗の寺を継いでいる者です。 職業として僧侶になる、という事はお寺を持つ僧侶、住職になるという事を考えていらっしゃるのだと思います。住職になる道筋は各宗派によって異なるのですが、一般に在家(普通のお家)の方が住職になるのは、かなり難しいと言って良いです。現在は、お寺も世襲の家業になっている場合が多いですから。 単純に僧侶の資格を得るという事であれば、それぞれ宗派に属する仏教系大学に進学して教学を学ぶという道が一番確実です。在学中に出家し、それぞれの本山などで修行する機会を得て、手順を進めて行くことになります。どこかのお寺の小僧サンから始めて…というような話は、まあありえないと考えてください。 そうして僧侶になっても、うまく空き寺があって補任されるか、娘さんしかいないお寺に婿に行くかしなければ、現実問題として住職にはなれません。 建前上は、年齢、経歴、前科、刺青は問題にされない事になっていますが、上のような事情から前科があったり刺青が入っている場合は障害になる事が多いと思います。 最近、通信教育などで「在家僧侶」の資格が取れる、というものがありますが、あれは全く何の役にも立ちません。
お礼
いきなり専門家の方で・・・。 大変詳しくありがとうございます。とても参考になりました。