二酸化炭素と温暖化

質問

こんにちは、教えてください。最近の地球は温暖化で騒がれています。確かにそうだと思います。温暖化の原因ひとつに二酸化炭素が言われていますが、さて二酸化炭素は空気より重く普通考えると足下に溜まると思います。そんな状態で何故温暖化の原因になるのですか。中年おじちゃんですのでわかりやすく説明してもらえますか。

回答No.2

info22 · ベストアンサー

#1さんが言われるように大気は絶えず攪拌されていますので大気中の色々なガス（窒素、酸素、炭酸ガス、その他）は、拡散して行きます。そうでなければ地表で生きる動物は炭酸ガスの底に埋もれて死んでしまいます。
大気を攪拌する原動力は、太陽の輻射熱で地表の温度が昼夜で異なったりして地表で温められたガスは上昇して行きます。上空のガスは冷やされて地上に降りてきます。工場・ごみ焼却場・火力発電所の高い煙突から出る炭酸ガスは高温のため軽くなって上空うに昇って行きます。自動車の排ガスや野焼きで発生する炭酸ガスも熱くなっていますので上空に上っていきます。地球規模でも偏西風（季節風）やジェット気流や台風（熱帯低気圧が発達したもの）や移動性高気圧や低気圧の移動によって大気が水平方向、垂直方向に撹乱されます。
http://h200.com/blog/wp-content/uploads/2007/02/houi0008.jpg
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/climate_change/2005/1.1.3.html
地下深く掘られた穴や穀物を運ぶ船倉や屋根より高く積もった家に閉じ込められた家屋や車などでは空気が攪拌されませんので炭酸ガスが溜ることがあり、そこにいる人が倒れて意識を失ったり亡くなる事故が起こります。
そんな大気の地球規模の攪拌（対流）によって、上空にも常時、炭酸ガスが一定の割合で存在します（地上から８０ｋｍ位の高度までは）。
太陽からくる熱は、紫外線の一部、可視光線、赤外線が主ですが、それらの熱が、地表や大気を温め、水蒸気（上昇して雲になる）となって赤外線となって地球から宇宙に逃げて行きます。その熱がバランスが取れていて地球の大気の温度の平均値（正確には地表からの高度や季節や緯度が同じならそこでの平均値）が一定に保たれています。
http://georoom.hp.infoseek.co.jp/7old/2atmos/14mizutaiki.htm
http://157.82.240.167/subjects/Nakajima/activities/jcliradg.html
しかし、上空の炭酸ガスが増加すると地球から宇宙に逃げるはずの赤外線が上空の炭酸ガスの層に吸収されて、地球の熱収支のバランスが崩れて温暖化の原因になるといわれています。
炭酸ガスは化石燃料の燃焼や砂漠化や熱帯雨林の焼畑の結果増加し温暖化が進むという説が主流になっていますが、海水温の上昇によって海水に溶け込んでいる炭酸ガスが大量に大気中に出てきているという説（原子力や火力発電で熱水を絶えず隣接海域に放流している）もあります。
温暖化の原因が炭酸ガスの増加か、海水温の上昇による温暖化が炭酸ガスの増加を招いているのはまだはっきりしていません（政治を鵜呑みにしないで、科学的なデータにより、原因・結果を見る必要がありそうです。）。
以下の過去のデータは温暖化の結果、大気中の炭酸ガスが増加していることを表してきます。
http://sulect.web.fc2.com/kankyo-kagaku/taikiken/ondanka/ondanka-CO2.gif

しかし、地球の大気中の炭酸ガスの増加は産業革命以降急激に増加していますので、人間の経済活動が地球温暖化に影響している事は確かです。
原因が結果を生み、その結果が原因に影響し、更に結果を変えていく、地球の温暖化を加速しているともいえます。しかしもっと地球の長い年数で眺めると決して地球温暖化に向かっているとはいえないと言う科学者のグループもいます。けれど、宇宙に浮かんだ惑星地球の大気の下でしか生きていけない地球上の生物は、正しい選択を間違えてもやり直しが効かない事は確かです。一度人類が絶滅しても、過去に戻ってやり直しができないですから、政治の流れに左右されず、正しい科学的な情報に基づき、経済優先、企業優先の政治の行き過ぎを監視して正していく事が、地球人類のひとり１人に課せられた責任ではないでしょうか？

回答No.1

manno1966

空気は常に風等で動いて攪拌されています。
> 二酸化炭素は空気より重く
風も何もない密閉状態にしておくと、比重が違うので、質問者が想像しているとおりの状態になります。
ただ、比重の違いは極わずかですので、数日から数十日の時間がかかります。
しかし、自然界ではそのような状態にならないので、ほぼ同じ割合に混合された状態で存在します。