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戦後の天皇

戦後中国などの共産主義国家が天皇の死刑を求めていたにもかかわらず、なぜ死刑にならなかったのですか? 昔先生に共産主義化と国内混乱を防ぐ為だと聞いたようなきがします。

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回答No.5

この種の疑問、質問は「永遠」ですね。繰り返し出るようです。 回答としては他の回答を総合的に見れば当たっていると思いますので、違った視点から投稿します。 終戦時に、いわゆる共産勢力が天皇の断罪を望んだが叶わなかったという理由ですが、対日戦で共産勢力はろくな活動をしなかったから、ということでしょう。 主に対日戦を戦ったのはアメリカです。一方、中国大陸から日本を追い出せたわけではありませんでしたし、ソ連も終戦間際にお付き合い程度に兵力を出しただけです。ソ連が真剣に中国や朝鮮半島に勢力を出していたら戦争はもっと早く終っていたかもしれませんし、アメリカも楽だったでしょう。 いくら連合国同士でも論功行賞的な側面はあるでしょう。欧州でソ連は対独戦で犠牲も多く出す大戦争をしたのでドイツの半分くらいをいただいてもアメリカは阻止できなかった。そういうことです。 また、天皇断罪論はアメリカ国内にもありました。それについては「国内の混乱を防ぐ」で良いとは思いますが、他の回答にもあるように脚色があったにしても回顧録で表されたような天皇との会見で、マッカーサーが種々の決意をしたのは間違いないと思えます。 実際、劣勢とは言え太平洋の西半分に展開していたあれだけの規模の軍隊を一声で一日にして整然と武装解除させた権能を良し悪しは別にして無視できないと思うのはアメリカ軍であっても軍人として当然でしょう。 これは断罪するより利用した方がいいと考えるのが合理というものでしょう。そして、その決意でソ連や大陸の抗日勢力の主張を押さえ込むことを可能にしたのが上記のような「論功行賞」であったでしょう。

回答No.4

この問題に関して浅学で、思います、考えます、という論述が多いのですが、 ご参考迄に回答致します。 1. 天皇を処刑すると、叛乱が相次ぎ占領のやりなおしになってしまうからです。 主な目的は国内混乱防止ですね。 >中国などの共産主義国家が天皇の死刑を求めて 終戦が1945年、中国(中華人民共和国)ができたのが1949年なので、 終戦時に中国共産党が天皇の死刑を求める事はできませんね。 (当時は大陸にあったのは中華民国という国でした。1949年に台湾に逃れました)。 なので、当時のマッカーサーが天皇を死刑にするかしないかの判断で、 中国共産党を牽制して天皇を死刑にしなかったのではありません。 どちらかというと、当時はソ連(共産)の方が問題視されていたので、そちらへの牽制と捉えれば良いのではないでしょうか。 また、「中国などの共産主義国家が天皇の死刑を求めて」という言葉ですが、 これは恐らく中華人民共和国の公式見解ではありません。 が、多分一般市民レベルでそうした「天皇を殺せ」という風に 中国共産党政府が扇動していた可能性は強いです。 党がやりにくい事は、民衆と言う名の工作員にやらせるのです。 なので、ご質問の「共産主義『国家』が天皇の死刑を求めて」という部分は、ある種間違っているとも言えないが、合っているとも言えないと思います。 声高に主張している訳では無いので・・・。 2. マッカーサーは共産主義を毛嫌いしており、先述した共産主義国のソ連の防波堤として 日本を機能させようとしていたようですが、その為に天皇を生かしておく理由は、 日本を完全な民主主義にする場合には天皇制の廃止をしなければならないが、 混乱防止を優先させたのです。 また、別の見方を捉えれば、戦中に天皇制があった為に共産主義が根付かなかった事も遠因となるかと思います。 共産主義を日本にはびこらせようとした人達は、まず、その思想を達成する為には、 天皇制を打倒しなければならないが、民衆は天皇制に心酔しているので、浸透する事ができなかった、 との事です。(日本史から見た日本人(昭和編)/渡辺昇一) という事で天皇は生かしておいたのですが、当のGHQは何をやっていたかというと、 農地改革とか山林解放とか共産主義っぽい事をやっていました。 3. Ano.2さんの天皇のお詫びの話しについて。 (1).私もつい最近知ったのですが、まだ確証が得られていないようです。 天皇とマッカーサーの会見の場で何を話したかについては、 ・天皇は何も語らなかった。 ・公式記録が無い。 ・マッカーサー回顧録にはそのような記述がある。 という事で、話しの出所はマッカーサー回顧録となるのですが、 マッカーサーが本を執筆する際には、事実の美化をする癖があったようです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2192295.html (2).で、出典を見ると、 http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/Sensou/kaiken/sub_kaiken.html となり、セリフは出てきていますが、土下座はしていませんね。 マッカーサー回顧録の記述から尾ひれがついてしまったようです。

回答No.3

当時の日本人の大半は「天皇が生き神であり日本は神の国である」という神国論で洗脳されていたため、 もし天皇が処刑されるような事態になれば国民が占領軍に対し反乱を起こす可能性が高いと思われていました。 ソ連は天皇処刑を引き金に日本に大規模な内乱を起こさせ、 連合軍の鎮圧に協力するという形で日本に攻め込み、北海道や東北地方を掠め取ることをすることを狙っていました。 さらに言うとソ連は太平洋戦争の末期の頃から既に日本の所有している朝鮮半島や満州などの植民地、北方領土や北海道、可能なら東北地方までおも奪取を目論み、連合国と日本軍が日本本土で地上戦に突入したら、連合国を助けるという名目で北から日本に攻込もうと考えていました。 そのため日本から連合国と有利な条件で停戦出来るよう仲介を頼まれた時も、日本にはするふりだけしてアメリカなどにはそのことを一切伝えないなど戦争を引き伸ばそうとするような謀略も行っています。 結局、原、水爆投下直後、日本があっけなく降伏して連合国の管理下に入ってしまい、手が出せなくなったため、もう一波乱起こして占領地を増やそうと東京裁判で天皇の戦争責任を追及するよう主張したのです。

回答No.2

A No.1さんのおっしゃる通りですが、 砕いて言うと、 天皇制という独自性を持つ日本人にとって、 天皇を失っては立ち行かないであろうし、 アメリカにとっても統治が面倒になると判断されたからです。 ちなみに、 終戦後、 昭和天皇がマッカーサーに対して、 自分はどうなってもよいから、 わが愚かな子達(日本国民)を救って欲しいと土下座をして懇願され、 マッカーサーはいたく感激して日本に対して便宜をはかってくれたというエピソードが残っています。

  • rin00077
  • ベストアンサー率21% (117/534)
回答No.1

こんにちはー 日本の占領統治をスムーズにおこなうためです。 すべては、マッカーサーの意向によるものです。 したがいまして、国内混乱を防ぐためというのは、あっていると思いますが、共産主義化を防ぐためというのは、私にはわかりません。

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