平均年収の見方

質問

はじめまして。

平均年収を掲載しているサイトをよく見ているのですが、そこに載っている数字では分からない部分が多くあると思います。
例えば、”メーカーは高卒の工場労働者がいるぶん大卒の平均は少し高い”や、
”後悔している年収は、労働組合の組員（←管理職じゃない？）の平均”であったり、etc。

◎そこで疑問に思ったのですが、銀行は昔から、高給と言われており、実際に掲載されている年収も高いのですが、
銀行で窓口の業務をやられている一般職の方の年収も全体の平均に反映されているのでしょうか？（もし、そーであれば総合職の方の平均年収はより高いということでしょうか？）

◎メーカーは高卒者がいる分平均が引き下げられているとよく耳にするのですが、実際に全体の平均に影響を及ぼすほどの数がいるのしょうか？（一流企業なら全体を見てもやっぱ大卒が多いのかな、って思っています。）

回答No.2

mahopie · ベストアンサー

以下数字の出典は、会社四季報の08年新春版からです。元データは各企業の有価証券報告書ですので、データ比較上の信頼性は有りそうですが、企業形態の違いからくる数字のブレを使ってのお遊びです。

(1) 銀行の年収比較
メガバンクが持株会社方式に変換したのと、平均給与の公開をしなくなった（三菱東京ＵＦＪは２００６年では持株会社平均給与１，１１２万円となっていましたが０８年ではデータ非公開です）地銀は体力・地域地盤の差が大きいので安易な比較は危険なので、規模的に似通った信託銀行２行の比較です。（財務体質上は住友信託の方が優位です）

中央三井ホールディング　　持株会社の単体　社員数６９人・平均年齢３９．９歳　平均年収９９９万円（連結社員数９．１千人）

住友信託銀行　　単体社員数５．７千人・平均年齢３８．４歳　平均年収７３１万円（連結社員９．６千人）・・・幅はありますが地方銀行の平均年収も同水準です

持株会社を、一般会社の経営企画・総合企画の部署と考えれば４０歳前後の社内実務面でのエリート層の集約部署なので、中央三井では大卒・トップ出世層の給与水準が４０歳で約１０００万円（感覚的にはちょっと低い？）、こういった区別なしで全銀行員の平均を取ると住友信託の３８歳７３０万円という所なのでしょう。（但し、銀行の場合には同年齢でも営業前線の支店長・副支店長・次長といった方の給与が高いかもしれない）

勝手な想像ですが、大卒総合職と一般職の割合が１：１、総合職の平均給与１０００万円（中央三井）で、全体平均が７３１万円（住友信託平均）とすれば、一般職だけの平均給与は４６２万円ということになります。（人数ウエートや構成層の平均年齢を無視していますので信じるに足りる数字ではありません）

(2) 同一業種メーカー間での比較
近時業績好調な大手製鉄会社の、新日鉄（単体従業員１．５万人、４２．５歳　７３３万円）　住友金属（単体７千人、４３．５歳、７３１万円）　神戸製鋼所（単体９．５千人、４１歳、６６５万円）に対して、持株会社方式のＪＦＥ（川崎製鉄と日本鋼管の統合体）は単体従業員４９人（連結従業員は５．４万人）、４３．４歳で平均給与は１２８１万円となっていますので、大卒勤務２０年程度の企画部署のエリート層平均と工場労働者・女性従業員まで含めた平均年収との差はある程度伺えるでしょう。

回答No.1

ojisan-man

直接的な答えにはなりませんが、「平均～」という場合その集団の性格や位置づけが重要になります。

ご質問のように「一般職・総合職」とか「高卒・大卒」の区別もありますが、それよりも「年齢別あるいは勤務年数別」の平均を見る方がより現実的かもしれません。

全体の平均では、若い社員が多い会社は平均給与が低くなり、高齢者が多い会社はその逆になることが多いですから、「○○歳の平均給与は△△」の比較が分かりやすいと思います。