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融資残減少率とは?
株式市場関連サイトに「融資残減少ランキング」というのがあります。このデータはどのように使えばよいのでしょうか?
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どこに載っているのか知りません。わかったら教えて下さい。 「融資残」とは、証券金融会社が貸借取引で信用の買いを行うために資金の融通をした銘柄毎の残高(株数)で、毎日公表されています。信用の売りにあたるのは「貸株残」です。 「融資残」が減少するのは、新規融資より返済が上回った場合で、信用の買いの解消が多かったことを意味します。利益確定あるいは、期限が近づいてまたは追い証をおそれての損失覚悟の投げが多かったのでしょう。 そのランキングは、減少株数あるいはその比率で大きいものから並べたものだと思います。 信用残については証券取引所から週に1度公表されますが、貸借残は毎日証券金融会社から公表されるので、信用取引の日々の動きを知る指標として用いられています。 単純に言うと、「融資残」の減少は、 ・買い方の利益確定売りが増えてきたので天井が近い? ・下降局面で投げ売りが出だしたのでもうすぐ底を打つ? ・そのた、 いろんな解釈が出来ます。 もっとも、融資に対して「貸株」の動きや、倍率、回転日数、信用残全体の動きも見放せません。また、その日の売買高に対してどの程度の割合かも判断基準になります。 ただし、信用取引そのものは短期的な需給を相場に反映するもので、長期的には(必ず反対売買があるので)相場に対してニュートラルです。 したがって、短期の値幅取りを狙うならともかく、長期投資を目的とするのであれば、売買タイミングを見る程度の指標として参考にすると良いかもしれません。また、他のランキングと同様に、どんな銘柄が動いているのかを見るのに利用します。
お礼
丁寧な回答をいただきありがとうございました。ランキングは、たとえばhttp://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/fis/080509/080509_mbiz017.html のような形で、見かけます。