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ナイフの熱処理(焼きいれ、焼き戻し)
ナイフ(鋼材はATS-34)を自作しようと思うのですがネットの情報を見る限り素人の自家熱処理はとても難しいようです。 ATS34をガストーチ等で焼き入れするのはやはり無利がありますかね? もしも試した方や良案をお持ちの方が居ましたら手順や道具、感想など何でも、些細な事でも構いませんので情報が欲しいです。 どうしても最後まで自分の手でやりたいので宜しくお願いします。
- shinchan00
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- geba2
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>どうしても最後まで自分の手でやりたい ←私もその派です。お気持ちよ~く分かります。素晴らしい事です。失敗したとしても、その経験が得手となりますよね。 で、ズバリ、ガストーチは無理...というか、失敗への近道と思われます。 と言いますのも、焼入れは、組織変体点に達する温度を刃身全体に均一に与えなければなりません。なので、刃身が3cm程度であれば、ガストーチでも刃先⇔刃元へ行ったり来たりさせながら、満遍なく熱を与えることは出来ると思いますが、それ以上でしたら、不可能だと思います。熱供給を受けない側は瞬間的に温度が下がり、適正温度を満たしません。 現代の鍛冶屋さんは、ガス(専用の火口装置の炉)で焼入れたりしますので、可能性とすれば、ガストーチを数本使用して…など考えられます。しかし、刃身周辺は放射熱など、かなり高温になりボンベ爆発の危険性が絶大ですから、やめましょう。 長方形状の七輪を使って、上側をトタン鉄板などで覆い、風を送り続ければ、それなりの焼入れ環境は作れると思います。炭の種類は諸説ありますが、国産市販品なら<はぜ>も少なく使えるでしょう。 焼入れには、熱供給,熱逃げ防止の囲われた空間,温度到達の確認(磁石などで磁性有無を確認)といった環境が必須と思います。また、水にジュッと入れるにも、組織変体点温度が急降下するので、ゆっくり動作ではダメ…など、作業動作も必要になります。(因みに、ジューーッと漬けるだけではダメなのです。腕力の限り、刃身を水中で掻き回すんです。) 機会があれば、加治屋さんの体験教室などありますので、参加してみて、要領を体得してみるのも良いと思います。 なんだか長くなり、難しさが強調される内容になってしまいましたが、「失敗も成功のうち」と割り切って、チャレンジしてみてください。 事故・怪我・火傷は想像以上の重度な結果に至りますので、くれぐれもご注意下さい。
- leman
- ベストアンサー率28% (418/1455)
ガストーチだと温度が上がってもせいぜい700℃~800℃くらいじゃないかなと思います。これでは低いんじゃあないですかね。 代替案なんですが、ブレード全体が入る大きさの七輪を買ってきて燃料にマツ炭を使えばできるのではないかと思います。これは日本刀の作刀の原理を応用したものです。 実際の作刀では炭を2~3cmに切りそろえて使いますが、この炭日保ちが悪いから多めに用意していないと燃え尽きてしまいますし、火が着くのに若干の時間と経験が必要になってくるかもしれません。
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ガストーチ最高温度1800℃、というのを見て素人考えで行けるかな?と思いましたがやはり無利っぽいですよね・・・。 失敗して当たり前って気持ちでやらないといけませんね。 代替案とても参考になります、ご回答有難う御座いました!