中華人民共和国に侵略されなければチベットはどうなっていた

質問

チベットは中国がやってくる前はとても豊かで平等な社会とありますが、
中華人民共和国に侵略されなければチベットは台湾に匹敵する豊かな民主主義で資本主義の経済大国となっていましたか。

回答No.3

hazu01_01

私も豊かなチベットは民主主義で資本主義の経済大国にはなっていなかったと思います。しかし、＃１の人が言うように国家としての意識を持っていなかったからではなく、中国、インド、ネパール、ブータンに囲まれており、どう考えても、中国あるいはインドの影響をもろに受けることは間違いなかったと思われるからです。
チベットは清朝が滅ぶと一度独立しようとしたが、中国人民解放軍に制圧されたわけです。同時期に韓国は北朝鮮に攻められましたが、アメリカの援助を受け制圧にはいたりませんでした。これは、韓国が海に面していてアメリカ軍の兵力注入が容易にできたからです。それに対して、チベットはインド、中国という暑い肉布団に囲まれており、アメリカ軍も容易に兵力展開は無理だったでしょう。
じゃ、チベットが中国に制圧されないためにはどういう状況であれば可能性があったかですが、結局はインドとの緩衝帯になること意外に生き残る可能性は無かったのかなと思います。
台湾、韓国は容易にアメリカなどの資本主義諸国の援助を受けることができましたが、チベットは中国またはインドに制圧されなくとも外交上中国の影響下におかれ、資本主義が根付くのは遅れたでしょう。
モンゴルと似た状況です。

回答No.2

buchi-dog

「チベットは中国がやってくる前はとても豊かで平等な社会とありますが」
誰がそんなことを言っているのですか？
中共の侵略以前のチベットを描いた映画の原作になったノンフィクション
「チベットの七年―ダライ・ラマの宮廷に仕えて」
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E4%B8%83%E5%B9%B4%E2%80%95%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%81%AE%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E3%81%AB%E4%BB%95%E3%81%88%E3%81%A6-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%BC/dp/4560030286/
という本があります。1940年代のチベットの様子が詳しく分かる本ですが、「豊か」であったとはとうてい思えません。「平等」であったとも思えません。

「中華人民共和国に侵略されなければチベットは台湾に匹敵する豊かな民主主義で資本主義の経済大国となっていましたか」
ヒマラヤ山脈を挟んで同じような条件で、戦禍や天災に遭っていないという点で、現在のネパール程度の国を想像すれば良いのではないでしょうか。
「豊かな民主主義で資本主義の経済大国」になるには
* 教育
* 法治国家の概念と社会構造
* 技術
* 資本
などが必要です。1940年代のチベットには、いずれもほぼ皆無でした。

海外から原材料を輸入し、海外に製造したものを輸出するには交通路、海や大河の水運の便も必要です。チベットは大陸の一番奥にあり、工業国として発展するには極めて不利な立地といえます。

ちなみに、中共がチベットを侵略した時は、チベットとの間にはまともな道はなく、中共軍は「獣道」を通ってチベットへ侵攻したとのことです。

回答No.1

jasko

中国が侵略しても民主主義で資本主義の国にはなっていないと思います。国家としての意識を持っていたかは疑わしいのではないでしょうか。今の中国の辺境部やかつての満州と同じだったのではないでしようか。我々の抱いている近代国家とかとは全く別な文明なんじゃないかと思います。中国は点と線の国家だと思うんですが、点にも線にも含まれない部分を人外境かなんかだと今でも思っているのかもしれませんね。