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初代細胞培養
黄体細胞を初代培養したいのですが、組織を濾す金属メッシュ?(論文では80μ)を使うようです。 しかし、今の研究室では初代培養は行っておらず金属メッシュがないそうです。 一般的な分子生物・卵子を扱うラボにある代用品として、使えるものはあるのでしょうか??
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私は有機化学の知識をもとに薬剤を細胞にふりかけて薬効を検討する実験をしているのです。 cell lineならともかく、初代培養では実際培養している細胞が目的の細胞か、取り出す作業中や培養中に目的の細胞でなくならないか、よくチェックします。 うちでは目的の細胞マーカーとして、ある細胞表面のタンパク質を利用してFACSでチェックできますし、経験者はだいたい感覚でわかります。 またこのFACSの結果は、分離過程の経験の差、もしくはその日の作業過程での差異で変動します。 その辺を踏まえて、私が申し上げたかったことは、 質問者様の研究室では初代培養をやっている人がいなさそうということ、 論文を読んでやり始めるということは、まだ経験がなさそうということ、 案外そういう実験作業の細かいところがクリティカルであることが結構あるという経験をしたことがあること、 これらを考えて、いきなり我流でやるのはどうなのだろうか、 もしやったとしても、成功か失敗かわかる方法があるのだろうか、 などを考えて質問してみたわけです。 何の実験でもそうですが、人にこれで大丈夫と簡単に言うことは、相手に失礼であると私は思っていますので質問してみました。 他の方が大丈夫とおっしゃるのなら大丈夫なのでしょう。
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- nonnon1190
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私は経験すればするほど、細胞の培養については怖さがわかると思うけどな・・・。プライマリーは特にね。 確かに何が実験がうまくいっているという指標があったら、その指標さえあればどうやってもいいかと思いますが、どんなことを目的としているかも聞かないでわからないで自信たっぷりに言うのはちょっと・・・。 論文読んでいると、同じ名前のプライマリーの細胞を使った実験の結果と、自分のところでやった場合では結果が微妙に違うことがあったりするから、 ほんとに怖いですよ。まぁ、ネットの書き込みは基本的には責任がないから、自分の身は自分で守らないとね。 私の書き込みも参考までにしてください。
- sevenless
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少し経験のある人なら分かることですが、このステップは単に大きな細胞の固まりを除くためのものであって、その目的にかなってコンタミ等のおそれがなければ、使用するものは何でもかまいません。 黄体細胞の培養に限っても、金属メッシュ、ナイロンメッシュ、 シルクメッシュなど色々な素材が使われていますし、径も50~200ミクロン程度まである程度幅があります。 ですので、金属素材や80ミクロン径にこだわる必要は全くありません。研究目的でない日用品を流用するのが不安なら、BD Falcon から Cell Strainer というものが出ています。細胞培養用のディスポーザブルナイロンメッシュです。
- otx
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私は無責任なことを言えないので、確認したいのですが、 質問者様はもし論文の通りにやらないとして、それが本当に論文で使われている細胞と同じものを培養できているのか、確認することはできるのでしょうか? もしできるのならば、代用してできそうなものと思いますが、 もし確認できないのならば、いきなり論文とちがうことをやって、 実験して、どこまで信用できるのでしょうか? それを考慮もしないで、アドバイスする人もどうかと思いますが。
- tomi-chan
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80μのステンレスメッシュそのものは小さな単位では手に入りにくく、しかもとても高いようです。「ふるい」の状態で購入して、メッシュを剥がして使った方が安くすみますね。 残さを濾し取る目的なら、ステンレスメッシュでなくても大丈夫だと思います。ナイロンメッシュでも数回程度ならオートクレーブに耐えます。ぴったり80μが要求されているのでなければ、ミラクロスなどで代用できるかも知れません。
- sevenless
- ベストアンサー率66% (374/561)
レンズペーパーは初代培養細胞の濾過によく使います。