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なぜ遷移元素は複数の価数をとりやすいのか

例えば典型元素であるカリウムは 電子配列が 1s(2) 2s(2) 2p(6) 3s(2) 3p(6)  4s(1)で 4sの電子が取れて1価のK+にはなっても2価にはならないですよね。 しかし遷移元素であるCuの場合、 何故複数の価数をとることができるのでしようか? 電子配列は1s(2) 2s(2) 2p(6) 3s(2) 3p(6) 3d(10) 4s(1) なので4sの電子が取れてCu+の1価になるのはイメージできるのですが、何故Cu2+などになりやすいのでしょうか?

  • a9230
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  • A-Tanaka
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回答No.1

こんばんは。 まず、d軌道が不安定な軌道であるという前提を理解しているか?どうか?でしょう。d軌道は、その軌道分布(確率分布)がエネルギーバンド分布において広がりを持ちます。 このことが、d軌道を持つ原子が金属元素として自由電子を生じやすいという理由にもなるのです。そのため、CuだけではなくFeなども複数の価数を持ちます。 では。

a9230
質問者

お礼

1族、2族の典型元素の電子配置を確認したらd軌道には電子が入っていませんでした。d軌道の不安定さが原因だったのですね。回答ありがとうございます。

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