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統計
N:固定数値 Nに対して下記式の平均はNとない指数乱数というのらしいが =-N*LN(RAND()) なぜ平均がNとなるのでしょうか。 不思議です。
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siegmund と申します. taktta さんが > 範囲が0から1ですから と書かれているところを見ると,エクセルの話ですよね. Cの rand だと違うものになりますから. はじめ,ちょっと「ん?」と思ってしまいました. grothendieck さんの回答がありますので,蛇足の補足です. ln(x) は x→0 で発散しますから, x が 0 から 1 までの乱数とすると x=0 付近からの影響で 平均値 <-N ln(x)> が一見発散しそうに思えます. 実はそうではないというのが面白いところです. もっと簡単にやるなら (1) <-N ln(x)> = ∫{0→1} (-N ln(x)) dx = -N[- x + x ln(x)]_0^1 = N でもよいわけです(『_』は下付,『^』は上付). 本来は被積分関数に x の分布関数がかかるのですが, 今は 0~1 の一様分布ですから分布関数は 1 です. grothendieck さんの計算は (2) y = -N ln(x) として y の分布関数 (3) f(y;N) = (1/N) exp(-y/N) を求め(0<y<∞) (4) <y> = ∫{0→∞} y f(y;N) dy を計算したものです. (1)で,置換積分で変数を x から y にすれば (5) <-N ln(x)> = ∫{∞→0} y (dx/dy) dy となるわけですが,変換係数の (6) dx/dy = -(1/N) exp(-y/N) の符号を変えたものが grothendieck さんの |dx/dy| = (1/N) exp(-y/N), あるいは(3)の f(y;N) に他なりません. つまり,(5)は (7) <-N ln(x)> = ∫{0→∞} y f(y;N) dy です. 符号を変えたのは f(y;N)>0 にするのと,積分の方向を自然にするためです. x で見ると分布は 0 から 1 までの一様分布となっていますが, y で見ると 0 から∞までの f(y;N) の分布になっているというわけです. f(y;N) は指数分布関数と呼ばれています. N の代わりに 1/λ などと表現することが多いようです. -------------------------- N は単に ln(x) の値を N 倍しているだけですから, -N*ln(x) の平均値が(存在するならば) N に比例することは自明です. > この積分はdyで積分していますがそのyの範囲はどういうことになるのでせうか。 上に述べたとおりです. > ∫y exp(-y/N) dy =Nの2乗の証明をお願いします。 部分積分一発でできますのでお試し下さい.
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- grothendieck
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補足
x= の範囲が0から1ですからy=+無限大から0ですよね。
- grothendieck
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y = -N*ln(x) としてyの微小区間Δyに対応するxの区間の大きさを求めると Δx = |dx/dy|Δy = (1/N) exp(-y/N) Δy x は一様乱数なので、これがyがΔyの中に入る確率です。 yの平均 = (1/N)∫y exp(-y/N) dy = N このサイトの回答者(siegmund先生を除く)は大したことはないですね
お礼
どうもありがとうございます。 ∫y exp(-y/N) dy =Nの2乗の証明をお願いします。
補足
yの平均 = (1/N)∫y exp(-y/N) dy = N この積分はdyで積分していますがそのyの範囲はどういうことになるのでせうか。
お礼
ていねいな説明でよく理解できました。 感謝いたします。