• ベストアンサー

条件付き確率の図形的意味

(1)事象A、Bがあるとき、条件付き確率 P(A|B) は「事象Bが起こったとき事象Aが起きる確率」だと思いますが、それで正しいでしょうか。 (2)Aを表す円、Bを表す円、全事象を表す長方形を、それらを構成する根源事象の数に比例した面積で描くとき、P(A|B)は、図形的には、「AとBの重なる部分の面積がBの円の面積に対して占める割合」と考えてよいのでしょうか。もし、よくなければ、P(A|B)は図形的にはどのように考えられるでしょうか。 素人で、高校レベルの確率の初歩を勉強しています。やさしい解説をいただけるとありがたいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tinantum
  • ベストアンサー率56% (26/46)
回答No.2

少し補足しておきますね. 高校レベルの確率でしたら,ある事象Aの確率とは,N(A)をAの事象が起こる場合の数,Nを全事象の場合の数とすると, P(A) = N(A)/N で習ったと思います(ただしそれぞれの根源事象の場合の数を数えるときは,それぞれの根源事象は同様に確からしいとします). >条件付き確率 P(A|B) は「事象Bが起こったとき事象Aが起きる確率」だと思いますが、それで正しいでしょうか。 高校レベルの確率で説明すると,おっしゃるとおり,条件付き確率 P(A|B) は「事象Bが起こったとき事象Aが起きる確率」ですので, つまり,全事象を事象Bが起こった場合に限定したときの,Aの場合の数の比を勘定すればよいわけですが,それを条件付確率と呼ぶわけです. すると,N(B)を事象Bの場合の数として,N(A∩B)を事象B中の事象Aの場合の数,つまり,A∩Bの場合の数,とすると,条件付確率は P(A|B) = N(A∩B)/N(B) で定義されることになります.ところで,全事象の場合の数をNとすると, P(B) = N(B)/N ですから, P(A|B) = N(A∩B)/N(B) = (N(A∩B)/N) (N/N(B)) = P(A∩B)/P(B) … (1) となります. 高校レベルの「場合の数」を経由する確率論は有限個の事象を扱う確率のみで適用できますが,無限個の事象を扱う場合は普通Kolmogorovの確率論を考え,その場合,条件付確率は(1)で定義します.

wakabakun
質問者

お礼

たいへんよく分かりました。 有り難うございました。

その他の回答 (1)

  • zk43
  • ベストアンサー率53% (253/470)
回答No.1

どちらも全く正しい考えと思います。 P(A∩B)=P(A|B)P(B)より、P(A|B)=P(A∩B)/P(B)なので、P(A|B)は全事 象をBに制限した(全事象をBと考えた)確率と考えられると思います。

wakabakun
質問者

お礼

たいへんよく分かりました。 有り難うございました。

関連するQ&A

  • 事象A、Bが独立であることの図形的意味

    事象A、Bが独立であるときは、条件付き確率P(A|B)と確率P(A)の間に P(A|B)=P(A) の関係があるということですが、この等式は次の『 』内のようなことを表しているのでしょうか。 『このAを表す円、Bを表す円、全事象を表す長方形を、それらを構成する根源事象の数に比例した面積で描くとき、図形的には、「円Aの面積に対する円Aと円Bの重なる部分の面積の比が、長方形に対する円Aの面積に対する比に等しい。』 もし、上記の『 』内が誤りであれば、上記の等式 P(A|B)=P(A) は図形的にはどのようなことを表しているのでしょうか。 素人で、高校レベルの確率の初歩を勉強しています。やさしい解説をいただけるとありがたいです。

  • 条件つき確率ついての疑問

    教科書にあった条件つき確率の定義がいまいちわからないので質問をします。 まず条件つき確率とは >一般に、標本空間Uにおける2つの事象A,Bについて,事象Aが起こったときに,事象Bが >起こる確率を,事象Aが起こったときの事象Bの起こる条件つき確率といい記号PA(B)で表す。 >PA(B) = n(A∩B)/n(A) = P(A∩B)/P(A) とあります。ここで、そもそもの確率の定義を考えたときにPA(B) = n(A∩B)/n(A)の関係性に 疑問が湧きました。 そもそもの確率の定義とは、同じ教科書から引用すると >各根元事象が同様に確からしい試行において,その標本空間をUとする。 >この試行におけるUの要素の個数をn(U)とし,事象Aの要素の個数をn(A)で表すとき,事象Aの >起こる確率P(A)は次の式で求められる。 >P(A) = n(A)/n(U) です。ある試行における全事象の要素の個数とある事象の要素の個数の割合が確率であると 言っているのです。 ということは、条件つき確率PA(B)=n(A∩B)/n(A)とは、Aを標本空間とし、Aが標本空間になるような 試行が,Uが求められときの試行とは別に行われたと解釈できます。 なのに、条件つき確率の説明ではあたかも標本空間Uが得られる試行しか行われておらず、 Aが標本空間ではないような印象を受けてしまいます。 この印象に対する疑問はおかしいのでしょうか?私の解釈は間違っていますか? 回答よろしくお願いします。

  • 条件付き確率

    条件付き確率の問題で AとBは互いに排反な事象で、P(A)=0.2、P(B)=0.8である。いま、P(C│A)=0.4、P(C│B)=0.5のとき、P(A│C)を求めよ。 という問題が解けません。 誰かわかりやすく解説お願いします。

  • 確率の条件付き確率について

    事象Aが起こったという条件の下で、事象Bが起こる条件付き確率PA(B)は次のように定義される。 PA(B)= P(A∩B)/P(A) となりますが 自分の使っている参考書に 「Aの起こる確率P(A)は P(A)= n(A)/n(U) = 事象Aの場合の数/全事象Uの場合の数と表せたんだね。 これに対して、条件付き確率PA(B)は 【事象Aは既に起こっている】という前提条件があるので、分母は全事象の場合の数n(U)の代わりにn(A)になり、分子は、事象Aが起こっている条件の下でBが起こるわけだからAとBの積事象の場合の数、つまりn(A∩B)になるんだね。 これから条件付き確率PA(B)は PA(B) = n(A∩B)/n(A) = n(A∩B)/n(U) / n(A)/n(U)  より 公式 : PA(B)=P(A∩B)/P(A) が導かれるんだね。」 と書いてあるのですが 【事象Aは既に起こっている】という前提条件があるので、分母は全事象の場合の数n(U)の代わりにn(A)になり、分子は、事象Aが起こっている条件の下でBが起こるわけだからAとBの積事象の場合の数、つまりn(A∩B)になる。 という所が全く理解が出来ません。 なぜそうなるのでしょうか? 長くなりましたがよろしくお願いします。

  • 条件付き確率の問題です。

    「すぐわかる確率・統計」(東京図書)の79頁に載っている問題です。 http://www002.upp.so-net.ne.jp/hoshitosugaku/images/Cprobability.jpg  この問題では条件確率の公式 P(A|B) = P(A∩B)/P(B) の事象 A、B を   A:P男が犯人である   B:N先生がP男を目撃したと証言 と表現しています。解説にあるとおりベイズの定理に機械的に当てはめれば答えは出てきますが、事象 A や事象 B の、根元事象は具体的にどう表現したらいいのでしょうか。  たとえば事象 A は、被疑者の集合を U したとき   U = A∪A' (A' は補集合)   A = { P男 }, A' = {a1, a2, ……,a49} とでもすればよさそうですが、事象Bの方はさっぱりです。余事象B'が   B':N先生がP男を目撃しなかったと証言 でいいのなら   P(B) = 0.9, P(B') = 0.1 でいいのかも知れませんが、B の具体的な根元事象がわからないので   P(A|B) = P(A∩B)/P(B) のP(A∩B)をイメージしにくいのです。

  • 条件付確率

    事象A、事象B がありそれぞれの事前確率は順に 0.6, 0.4 追加情報 θ1:Aが起きる、θ2:Bが起きる という情報を得られるがその信頼度は80% 事後確率 P(A|θ1), P(B|θ1), P(A|θ2), P(B|θ2) を求めよ。 という問いなのですが、回答には、 P(A|θ1) = 6/7 P(B|θ1) = 1/7 P(A|θ2) = 3/11 P(B|θ2) = 8/11 とあります。問題の意図がよくわからず、取りあえずθ1が与えられた場合の事後確率は、直感的に信頼度が80%なのだから P(A|θ1) = 4/5 P(B|θ1) = 1/5 じゃないの?とか思ってしまったのですが・・・。 どうも頭がこんがらがってしまったので、どなたかアドバイスを頂けないでしょうか。

  • 条件付き確率 至急お願いします!

    条件付き確率についての問題で、 「xy平面上に点Pが存在している。点Pは原点からスタートして、サイコロを振り、3の倍数の目が出たときx軸方向に+2、それ以外の目が出たときy軸方向に+1だけ移動する。 この試行を5回繰り返したとき、Pが(4,1)を通ったうえで(8,1)に存在している条件付き確率を求めよ。」 というものがあり、次のような解答を立てたのですが正しいでしょうか? 事象A,Bを 事象A:試行を3回繰り返して(4,1)に至る 事象B:試行を5回繰り返して(8,1)に至る として、それぞれが起きる確率をP(A),P(B)とすると、 P(AかつB)=3C2*(2/6)^2*(4/6)^2*(2/6)^2, P(A)=3C2*(2/6)^2*(4/6)^2 であるから、 求める条件付き確率PA(B)=P(AかつB)/P(A)=(2/6)^2=1/9

  • 数学A 確率・条件付き確率

    赤玉4個、白玉2個の計6個の玉が入った箱から無作為に3個の玉を取出し、玉の色を記録してから元に戻すという試行を行う。 また、この試行を行うとき、事象A、B、Cを次のように定める。 A:赤玉1個、白玉2個が取り出される。 B:赤玉2個、白玉1個が取り出される。 C:赤玉3個が取り出される。 (1) 1回の試行で、A、B、Cが起こる確率をそれぞれP(A), P(B),P(C)で表す。P(A),P(B),P(C)をそれぞれ定めよ。 (2) この試行を3回行うとき、事象Aが少なくとも1回起こる確率を求めよ。 (3) この試行を3回行うとき、取り出される赤玉の数の合計が6個となる確率を求めよ。また、このとき、1回目の試行で事象Aが起こっていた条件付き確率を求めよ。

  • 目覚める確率

    事象A,Bがあり,AとBがともに起こる確率P(A∩B)は (a)AとBが独立のとき P(A∩B)=P(A)・P(B)・・・・(1) (b)AとBが独立でないとき P(A∩B)=P(A)・PA(B) PA(B)とはAが起きたという条件のもとでBが起きる確率である。 これを理屈を考えず、丸暗記してました。そうしたら以下のような問題でつまずきました。 A,B,Cの3人でじゃんけんをして,勝者を1人選ぶ,3人あいこならじゃんけんを繰り返し,2人勝ちならば勝った2人で決戦するものとする。このときAが2回目で優勝する確率を求めよ。 解(1)3人→3人→A(→(1)1/3(2)1/9) (2)3人→2人→A(→(1)2/9(2)1/3) 矢印の上の数を掛けることによってAが2回目で優勝する確率は 1/3・1/9+2/9・1/3=3/27=1/9 (2)3人→2人→Aの確率が2/9・1/3ですよね。この部分が理解できません。 3人→2人の部分を事象A,2人→Aの部分を事象Bとします。 事象Aの確率にはAとBが勝つやAとCが勝つという事象を含み,事象Bの確率はAとCが対戦してAが勝つ、AとBが対戦してAが勝つという事象が含まれますよね。 これを掛けてしまうと、AとBが勝ちかつAとCが対戦してAが勝つという本来は起こりえない事象を考えてしまっているのではないかと思ってしまいます。場合の数の掛け算(積の法則)であれば,樹形図をイメージすれば理解できるんですが確率の掛け算というものがどうもピンときません。 説明するのは難しいかと思いますが、確率の得意な方、問題の疑問の解説と確率の掛け算について教えてください。

  • 条件つき確率 くじ引き

    いろんな確率を区別したく質問しました。 箱a,bには添付画像のようなくじが入っている。1つの箱を選び、その中から1本くじを引く。当たりくじを引いたとき、それが箱aの当たりくじである確率を求めよ。 という 問題で、事象Aを、当たりくじを引く。事象Bを、Aの箱のくじをひく。 とすると。求める確率は、事象Aが起こった時に事象Bが起こる確率、PA(B)だと思いました。 まず1番目の区別がついてない点は、この時P(A)は、aの箱を選び当たりくじを引く、とbの箱を選び当たりくじを引く、の和事象の確率で3/10+2/5=7/10と計算もできるし、すべてのくじの本数は15本うち当たりくじ5本で5/15=1/3という計算もできると思いました。 2番目の区別がついてない点は、P(A∧B)とPA(B)の区別です。AとBが同時に起こったときと、Aが起こった後でBが起こる確率は、両方とも表のaの箱の列を見て、くじ10本のうち当たりくじ3本あるから、3/10と計算して、混乱しました。 ちなみに元の問題の答えは、3/7です。自分にも2点の区別がつくように教えてください。お願いします。