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太平洋戦争について。
日本がアメリカに宣戦して太平洋戦争がおこったわけですが、なぜ大国アメリカに宣戦したのかがよく分かりません。 石油問題の解決だけなら蘭印、つまりインドネシアを占領すればよかったのでは?宣戦するにしても、南方占領を終え、十分な石油などを確保してからでよかったのでは? 教えてください。
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>石油問題の解決だけなら蘭印、つまりインドネシアを占領すればよかったのでは?宣戦するにしても、南方占領を終え、十分な石油などを確保してからでよかったのでは? とっても良いところをついていますよ。 その頃の日本は満州を始め東南アジアを植民地化しようとしたのです。 それを、列強国が認めず日本に対して経済封鎖を始めました。 そこから太平洋戦争が始まったのです。 当時の列強国も勝ってですよね、自分たちは散々植民地化しておきながら。 もっとも、彼は止め様としている頃に日本が始めたので割って入ってきたのです。 イラクのクエート侵攻を止めたのと同じようなものです。 歴史は繰り返す、まさにそれではないでしょうか。
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- jamiru
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武力を使うのは下策。 兵を用いずに資源確保をするにはどうすればいいのかな? と考えればおのずとわかる。 ところが、軍部はそんな高度な作戦は理解できなかった。 で、軍部が俺らが南方資源盗って来てやんよw 海軍はその間にでしゃばるアメリカをヨロ~。 なものでしょうかね。 別に日本がしたことは日本だけがやったことじゃない。 どこかの誰かさんがやったことをアレンジして実験していたのですよ。 そこいらは歴史教科書でも分かると思います。
- tande
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何故アメリカに宣戦布告したかって聞かれたら、蘭印を占領したらアメリカが黙っちゃいない、むしろ対日戦に踏み込むと考えたらからでしょうね。 対日禁油政策を行っていることからもわかるとおり、日本の拡大を許していません。 アメリカが宣戦すればフィリピンの航空・海軍兵力が日本~蘭印間を襲います。いきなり史実で言うところの1944年10月からスタートという最悪の自体ですね。 潜水艦の脅威ばかりが有名ですが、史実においての海上輸送でもっとも深刻だったのは敵航空兵力です。(潜水艦程度なら妨害ですが航空兵力なら遮断されます) つまり、フィリピンを叩かないと蘭印の資源を持って来れません。 また、南方占領を終えるまで大人しくして貰いたいからこその真珠湾空襲を実行したんです。 アメリカを攻撃しなければ、アメリカは黙っててくれるなんて随分お気楽な考えとしか言えません。
お礼
なるほど。そうだったんですね。ありがとうございました。
- rin00003
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>石油問題の解決だけなら蘭印、つまりインドネシアを占領すればよかったのでは?宣戦するにしても、南方占領を終え、十分な石油などを確保してからでよかったのでは? それを主張する軍人もいました。 真珠湾攻撃の案に対し[南方の油田を確保することが先決] 軍令部 福留繁少将 天皇の下に[海軍省][軍令部][連合艦隊]があり、作戦は[軍令部]で決めますが、[連合艦隊]も一応の発言力を持っています。 もともと、連合艦隊と軍令部は真珠湾攻撃の案をめぐっては、対立をしていました。(連合艦隊の中でも反対は多かったようです) それに対し、山本五十六連合艦隊指令長官は[南方作戦中、東から米艦隊に本土を空襲される場合もある。どうせするなら真珠湾も攻撃する] むろん山本長官の真珠湾攻撃にはその他の理由もあります。
お礼
親切に回答していただき、ありがとうございました。
- eroero1919
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確かにおっしゃるとおりです。しかし、世の中ってのは自分の都合どおりには行かないものでしてね。日本は、ドイツに敗北したオランダやフランスの植民地(特にインドネシア)は喉から手が出るほど欲しかったのですが、アメリカはそれを決して許しませんでした。 そもそもアメリカは中国への進出を目論んでおり、日本と戦争をしていた蒋介石の国民党を支援していました(ちなみに、ナチスも国民党を支援していました)ので日本とは対立していました。 そこで日本はドイツに敗北した仏領インドシナ(ベトナム)の北半分に進駐します。日本側の読みとしては「ギリギリここまではアメリカも譲歩する」というものでした。しかし、アメリカはくず鉄の輸出を止め、ハル・ノートを突きつけて対日資産を凍結し石油の輸出を止めました。 はっきりいうとこの時点で日本はアメリカに宣戦布告するか、戦わずして降伏するかの「究極の選択」しか残されてなくなりました。 もし日本がインドネシアのみを占領しようとすると、その部隊を乗せた船と支援の軍艦、補給船はフィリピン近海を通ることとなります。当然、それを妨害しようとするアメリカ海軍やシンガポールを根拠にする栄光あるイギリス海軍の軍艦と軍事衝突が起こり開戦となる確率がまあほぼ100%といってもいいくらいでしょう。 日本は、開戦前から対米戦のシミュレーションを繰り返していました。しかし、それはいつも「日本側の負け」で終わっていたのです。それを何とかしようとしたのが月月火水木金金で知られる猛訓練と重雷装艦などの「珍兵器」です。そして最終的にとった手段があの真珠湾攻撃でした。洋上で海戦する限りはアメリカには絶対にかなわないことは日本海軍もよくわかっていたのです。 また後に日本軍がインドネシアを占領したとき、奇跡的に製油施設をほとんど破壊されずに手に入れることができました。しかし、当時の日本には欧米の製油施設を使いこなせる能力も製油した石油を日本国内に過不足なく行き渡らせることをするマネジメント能力もありませんでした。そのため、南方の施設には石油がうなっているのに前線では石油が不足するという問題が発生しました。日本海軍の補給担当はタンカーの提供を連合艦隊に再三求めましたが「作戦に必要」と決して提供されませんでした。そうこうするうちに作戦に支障をきたすようになって慌ててタンカーを割り当てますが、日本海軍は輸送船を護衛するという思想がないのでタンカーがボカスカ潜水艦に沈められて日本のシーレーンは崩壊したのです。 まあ仮に先に南方占領をしたとしても、もっと早く戦争が終わっただけだったと思います。
お礼
なるほど。よくわかりましたありがとうございました。
アメリカ単独に宣戦布告したのではなく、連合国全体へ宣戦布告したと捕らえるべきでしょう。 日本は当時陸軍の天下で、日独伊軍事同盟も結んでましたし、陸軍や海軍の一部の馬鹿どもはアメリカの力を正当に評価できてませんでした。 そういうことも影響しているのでしょうね。 山本五十六が海軍長官か軍令部総長であれば開戦しなかったと思いますけど。
お礼
よくわかりました。ありがとうございました。
お礼
分かりやすく、丁寧に教えてくださってありがとうございます。