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年齢階級別死亡率が高い・低いとは?

現在、保健師国家試験の勉強をしている学生です。 保健統計の部分で次のような統計がありました。 「H17年における年齢階級別死亡率」 乳児:低い 幼児:低い 学童期:低い 青年期:高い 壮年期:高い 老年期:高い 上記の高い・低いとは何と比較しているのか? また、どのような意味があるのか教えていただきたいです。 ご存知の方、よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kgu-2
  • ベストアンサー率49% (787/1592)
回答No.2

>女性より高いだけ、「高い」と言っている可能性がある。 高いとか大きいとかは、何と比較するのか、基準が一番重要です。この場合、女性と比較するのは、根拠が無いように感じます。乳児は死にやすい、というのは体力(体の発達が不十分、免疫などが無い)が弱い。また高齢者の死亡率が高いのは経験上当然です。 >年齢階級別死亡率は、新生児・乳児で高く、幼児・学童・青年・壮年では低い。ただ、40歳以降になると年齢とともに高くなる。」  年齢階級別の高い低いは、常識で十分判断でき、改めて述べる必要性を感じません。この部分の記述については、基準を設けて厳密な検討をしたものではなく、おそらく文章の流れから、常識を述べたのでしょう。意味を見出せず、ページ数を増すための著者の印税稼ぎかも』と感じるくらいです(印税は、ページあたりで支払われる)。 >つまり、どの年齢階級も全てをまとめた集団としてみていた死亡率と年齢階級別にみた祖死亡率の比較ということですよね? 私が敢えて比較するなら、全年齢のものを基準とする、と回答したまでです。著者も深く考えているとは思いません。  というわけで、この部分にこだわっても時間の無駄だと判断しますので、これに関する回答はやめます。  宿題については、試験の答案なら不十分です。表面的な記述はあっても、なぜ3つもあるのかについての明確な記載を見たことがありません。先生に訊いてみて下さい。このような質問は、『良く勉強している』と普通の教員(奇人・変人の世界ですが)は、歓迎します。その人を尊敬でき、「恩師」になるかもしれません。  解答が得られないのなら、新たに質問「平均寿命、乳児死亡率・・・」なんぞの質問を立ち上げてください。  ほんのさわりだけを回答しておきます。  平均寿命は、個人の生活にとって、もっとも重要なことです。あと3ヶ月で死ぬのか、50年生きるのかで、生活は全く異なるからです。あと30分で核ミサイルが落ちてくるときに、教室にいる学生はいないでしょう。平均寿命は、無意識にせよ、その人の生活を決めているのです。しかも、これは日本人全員(集団)の寿命からの推測値なのです。公衆衛生学が、個々人ではなく、集団を対象とした学問だから成立することなのです。集団を研究する公衆衛生の面白さを感じませんか。  乳児死亡率のキーワードは「社会」、年齢調整死亡率は「死因からの対策」です。

tankuver2
質問者

補足

返事が遅くなってしまってすいません! >おそらく文章の流れから、常識を述べたのでしょう。意味を見出せず、ページ数を増すための著者の印税稼ぎかも』と感じるくらいです。 なるほど、そんなことってあるんですね。 社会の裏側をしりました。 >私が敢えて比較するなら、全年齢のものを基準とする、と回答したまでです。著者も深く考えているとは思いません。 了解です。私もこれに関して深く追求する事はやめます。 しかし、ここまで付き合ってくださって感謝しています。 >宿題については、試験の答案なら不十分です。表面的な記述はあっても、なぜ3つもあるのかについての明確な記載を見たことがありません。先生に訊いてみて下さい。 >集団を研究する公衆衛生の面白さを感じませんか。 確かに。個別性が重要視される看護と違って、公衆衛生は 地域・社会といった全体的な視野で進めていくものですしね。 集団を研究する公衆衛生の面白さに関しては考えたことがありませんでしたが、今回の質問をきっかけにそのような切り口からみてみると公衆衛生に対して「面白さ」を発見することができそうです。 すでにちょっと公衆衛生を勉強することによって社会の全体的な 動向が見えてくるため、うっすらと面白さのような、興味のような ものは感じています。 kgu-2さんからの宿題に関しては、ちょっと自分で考えたり、先生に 聞くことができたら聞いてみたいと思います。 ここまでお付き合いくださって本当にありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • kgu-2
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回答No.1

 死亡率が何故保健で重要かというのは、あまり教えません。これらの衛生統計は、数字羅列ですから、ある意味では、一番面白くない部分でしょう。しかし、それらの数字が変化するには、必ず理由があります(明確でないのものも、例えば脳血管疾患の死亡率は、なぜ下がったのかなど、多いのですが)。その理由・原因を明確にするのが、学問・科学の目的です。衛生統計の数字を解析すれば、平均寿命は、なぜ伸びたのか、少子化の原因はどこにあるのか、などを明らかにできます。  平均寿命は、日本だと0.2歳ずつ毎年伸びています。これを「1歳伸ばします」と公約し、実行できれは、当選確実でしょう。『わずか1歳』と感じるかもしれませんが、死亡率第三位の脳血管疾患による死亡をゼロにできて平均寿命が1歳伸びる程度なので、専門家ならその偉大さを理解できます。  衛生統計は、単なる数字ではなく、何歳まで生きられそう、どんな病気で死にそうなどに対する対策に有効です。平均寿命が50歳なら、現在問題になっている年金、医療や介護の不足などの社会問題も発生しません。  衛生では(私は、保健よりもこの言葉が好きですので)、特に何かの事業や政策が、健康の水準を改善できたのか、悪化しているのか、などの判断が必要になります。そのときに利用されているのが、平均寿命、乳児死亡率、そして年齢調整死亡率です。  粗死亡率では、若い集団(学生)と年寄りの集団(老人ホーム)を比較することもありえますが、これは比較するまでもなく、「老人ホーム」と誰しもが答えられます。これは、「歳をとると死にやすい」と、粗死亡率は年齢に大きく依存していることを実感しているからです。この当然の部分は、年齢調整によって補正できるので、それが年齢調整死亡率です。 >高い・低いとは何と比較しているのか? 原著を読まないと、正確な判断は困難なので、以下推察ですが。また、著者と私の表現が同じだと仮定して、  比較するのは、前年度などとが多いのです。この場合は、低いではなく、減少した、と表現します。低いというのは、その時点での事実についての記述ですから、全体の年齢調整死亡率と比較して、でしよう。 >どのような意味があるのか教えていただきたいです。 乳児では低く、老年期では高いのは、現在の日本なら当然なので、疑問に感じるのでしょう。普通は読み飛ばすので、好感を持ちました。  全く同感で『何の意味があるの』でしょう。しかし、現在でも発展途上国では、乳児死亡率は約200の国もあります。日本でも、現在は10くらいでしょうが、明治時代は100を超えていました。当時は、生まれて1年以内に10人中1人以上が死んでいました。ですから、現在は低いが当然ですが、これが当然になったのは、それほど昔ではないのです。  試験だと、「過去の日本と比較して、衛生状態が飛躍的に改善されている。世界的にも優れていることをハッキリと示す」と解答できます。が、著者の目的と同じかどうかは知りません。というのも、衛生統計の教科書の記述は、「何故」に対する解説は無く、単に数字の羅列に終始しているからです。  ちなみに、衛生水準の比較に、平均寿命、乳児死亡率、年齢調整死亡率の3つの指標を利用するのは、何故でしょうね。1つの方が簡単なのに、とは感じませんか。宿題にしておきます。

tankuver2
質問者

お礼

>原著を読まないと、正確な判断は困難なので 他の参考書にも同じようなことが書いてあったので引用します。 「死亡数と祖死亡率は人口の高齢化の影響により、昭和58年頃より 緩やかな上昇傾向を示している。年齢階級別死亡率は、新生児・乳児 で高く、幼児・学童・青年・壮年では低い。ただ、40歳以降になると 年齢とともに高くなる。」             必修ラ・スパ2008 医学評論社 そこで実際に計算してみました。 平成16年の年齢調整死亡率は人口千対で 男性:5.9 女性:3.0  (年々低下傾向:これは医療水準が上がったと考えてよいのでしょうか?)です。 これに比較して、年齢階級別死亡率は 0歳:3.02(女性より高い) 1~4歳:0.28 5~14歳:0.12 15~24歳:0.48 25~34歳:0.74 35~44歳:1.41 45~54歳:3.74(女性より高い) 55~64歳:8.37(高い) 65~74歳:20.8(高い) 75歳~:71.8(高い) ・女性より高いだけ、「高い」と言っている可能性がある。 ちなみに、質問に書いてあったのは、友達がまとめたものなので 違っていたようです。 以上のことをまとめると 乳児:高い(女性より) 幼児:低い 学童期:低い 青年期:低い 壮年期:高い 老年期:高い といったところでしょうか。 乳児死亡率に関しては世界最高水準を維持しているとは言っても 比較しているものが日本の年齢調整死亡率なので 高いとなっているのですね。

tankuver2
質問者

補足

連絡が遅くなってしまってすいません。 詳しい回答ありがとうございます! この間、年齢調整死亡率について解答していただいた方ですよね? 毎度毎度、ほんとに詳しくて感謝しています。 あと、ちょっと質問で間違えてしまっていることがありました! 「乳児:低い」と書きましたが・・   ↓ 「乳児:高い」でした。 >この場合は、低いではなく、減少した、と表現します。低いというの>は、その時点での事実についての記述ですから、全体の年齢調整死亡>率と比較して、でしよう。 つまり、どの年齢階級も全てをまとめた集団としてみていた死亡率と年齢階級別にみた祖死亡率の比較ということですよね? 年齢階級別死亡率が「高い」群はただ単に死にやすい群、 と捉えてよいのでしょうか? 乳児の死亡率は世界でもトップレベルの水準(死ににくい) であるにも関わらず、 年齢調整死亡率と比較すると高くなってしまうんですね。 >衛生水準の比較に、平均寿命、乳児死亡率、年齢調整死亡率の3つの指標を利用するのは、何故でしょうね。1つの方が簡単なのに、とは感じませんか。 これに関しては少し考えてみたのですが、 ・年齢調整死亡率 全体としてどのくらい死にやすいかしか分からない。それでも年齢による影響は受けないので、何らかの疾病による死亡率が分かる。 ・乳児死亡率 老人が死にやすいのは、当然だが、乳児に関しては本来生きるために生まれてきているので、そんなにすぐ死ぬはずがなく、何らかの原因があるため、その原因を改善できているのかについての指標としている。 ・平均寿命 その国では、全体的に早く死にやすいのか、かなり死ににくいのかを比較できる。どのような特徴を持っている集団かの指標とすることができる。 つまり、1つの指標からでは推測する材料が少ないので、 上記の3つを指標としているのかな、と感じました。 が、それなら指標は多ければ多いほど良いのではないかとも感じました。 いかんせん、統計系はずっと苦手で興味が持てない分野であったので きっとうまうく考えられていないと思います。 でも、kgu-2さんのおかげで、 ちょっと衛生統計に興味を持ち始めています。ありがとうございます!!

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