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卵の殻、炭酸カルシウムについて
卵の殻は炭酸カルシウムでできていると聞きました。 この炭酸カルシウムは何かに溶け出しphをあげるという事は 考えられないのでしょうか。 たとえば酸性水につけphが中性よりに傾く、 二酸化炭素が多く含んだ水つけアルカリよりに傾くなど 何かの媒体によってアルカリになるような事はないのでしょうか。 きっと勉強している方でしたら簡単なのかもしれませんが お答えください。
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炭酸カルシウムは、塩酸などの強酸とは速やかに反応して二酸化炭素を放出し容易に溶けてしまいます。また、食酢(酢酸3%程度)でも徐々に反応して二酸化炭素を出しながら溶けます。つまり酸性に傾いたpHを高める効果はあります。 炭酸カルシウムは、炭酸(弱酸)と水酸化カルシウム(強塩基)から生成することから塩基性を示します。ただ水にほとんど溶けませんから、「アルカリ性」とはならないだけですね。 また、水の存在下(必須)、炭酸カルシウムに過剰の二酸化炭素を作用させると、炭酸水素カルシウムが生成しますが、これで酸性が中性を通り越してアルカリ性になることはありません。 卵の殻を強熱すると二酸化炭素を放出して生石灰(酸化カルシウム)になりますが、これは水と激しく反応して消石灰(水酸化カルシウム)となり、強塩基性を示します。ここまでやると、素直に消石灰を買ってきて中和した方が良くなってしまいますね。 ANo.1の補足に「有機物処理に発酵」で酸性に傾くとありますが、この原因は特定されているのでしょうか?発酵の過程で有機酸が生成しているのであれば、最初に示した効果でpHを上げられる可能性があると思います。 好気性発酵で発生する二酸化炭素から炭酸が出来て酸性になっている場合は、炭酸を炭酸カルシウムで中和して炭酸水素カルシウムに変換することになるので、反応が遅く実用に耐えないと思います。尚、炭酸水素カルシウムが生成しやすいpHは6~10であることが知られています。
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>この炭酸カルシウムは何かに溶け出しphをあげるという事は 考えられないのでしょうか。 酸があれば溶ける可能性はあるでしょう。その場合、酸性が弱まる方向にpHは動くでしょうね。 >たとえば酸性水につけphが中性よりに傾く、 そういうことはあるでしょうね。 >二酸化炭素が多く含んだ水つけアルカリよりに傾くなど それはないでしょうね。二酸化炭素の量によるかもしれませんし、どの程度に砕いて、どの程度入れておくかによるかもしれませんが。
補足
おおお!!! しかし書き足りない事がありました。 それは質問中の酸度です。 実は有機物処理に発酵させている中に卵の殻を入れると 発酵最中酸性に傾く中、少しでもアルカリに傾くんじゃないかと 考えていたのですが、溶かされたにせよキレート化および不溶態 であるのはあまりに常識だとかでとても馬鹿にする方が おられます。 とても感じの悪い方で一応、補足を入れないと まずい状況にあります。(私が謝るのを含めて) 詳しくのっているサイトなど教えて頂けたらありがたいです。 よろしくお願い致します。
お礼
ありがとうございます。 続きを楽しみにしていたのですが、 これは終わりだったのですね。 勉強になりました。
補足
>ANo.1の補足に「有機物処理に発酵」で酸性に傾くとありますが、この原因は特定されているのでしょうか?発酵の過程で有機酸が生成しているのであれば、最初に示した効果でpHを上げられる可能性があると思います。好気性発酵で発生する二酸化炭素から炭酸が出来て酸性になっている場合は、炭酸を炭酸カルシウムで中和して炭酸水素カルシウムに変換することになるので、反応が遅く実用に耐えないと思います。 おっしゃるとおりです。 当然、乳酸菌は乳酸を出しますし酵母は炭酸も発生させると思います。 卵の殻は半数くらいがゆで卵から出る殻です。水酸化カルシウム(消石灰になるんだ!!ん~勉強)になったらとけだすのでしょうね。よかった。目的は中和ではないので問題はないかと思います。 しかし生の殻は炭酸水素カルシウムになる可能性が高そうですね。 PHも5台にならない位で収まる弱酸性をフラフラしていると思います。 溶解しない(消滅しない)しにくいと言う事になりそうですね。