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円売り介入 マネタリーベース

2003年に財務省が行った大規模な円売り介入によってマネタリーベースが拡大したのはなぜでしょうか? それはどのようなプロセスを経てマネタリーベースの拡大につながるでしょうか。 できるだけ詳細に教えて下さい。よろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.1

2003年の財務省による為替介入によってマネタリーベースが増えたのではなく、 日銀による量的緩和政策の日銀当座預金残高(実質的に超過準備)の 目標値が上がったからマネタリーベースが増えたのです。 数字については日銀のウェブサイトで時系列データをダウンロードして確認して下さい。 http://www.boj.or.jp/type/stat/dlong/fin_stat/boj/index.htm 財務省が為替介入をどんなにしてもマネタリーベースは増えません。 なぜなら金融政策の目標値によっては為替介入で放出された円のすべて を日銀が吸収してしまうことがありあえるからです。 2003年の為替介入が有効だったのは当時日銀が量的緩和政策をやっていたからです。 (しかしそれでも為替介入資金の半分程度が日銀に吸収されてしまったらしい。) マネタリーベースを増やすことができるのは日銀だけです。 本当は日銀がインフレ目標を設定して目標を達成するまで 無限に円を供給し続けると約束していれば為替介入など必要無かったのです。 しかし日銀は日本経済がどうなろうとかまわずに 金融を引き締めたがる(円を吸収したがる)傾向があります。 実際、デフレがおさまらないうちに量的緩和政策をやめてしまいました。 それどころかゼロ金利政策までやめてしまった。 デフレ下で利上げしたがる狂った中央銀行は日銀だけです。 日本以外の他の先進国のインフレ率は2~3%程度でほぼ安定しており、 名目経済成長率の平均値は5%程度です。 日本だけがデフレがおさまらず、名目経済成長率が1%ちょっとしかなく、 マイナスになることがよくある。日本だけがしくじっているのです。 インフレ率が低過ぎることに関する全責任が日銀にあることを 庶民はまったく理解していません。 デフレは日本経済をひどく害して来たし、低過ぎるインフレ率も有害です。 だから他の先進国の中央銀行はインフレ率が下がり過ぎないように注意を払っています。 日本の(より正確に言えば日銀の)ひどい失敗を見て世界の中央銀行は学びました。 日銀だけは何も学ばなかったようですが。

sen2315
質問者

お礼

すばやいお返事ありがとうございます。 http://okwave.jp/qa608396.html 上のアドレスも含めて考えてみましたが、まだ完全に理解できていません。新たな疑問が生まれたのでまた質問しようと思います。

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