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導電性高分子について
導電性高分子ポリアニリンを合成するときに氷温にして合成するのですが,常温で合成したときと氷温で合成したとき とではどのような違いがあるのでしょうか。 よろしくお願いします。
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高分子合成において、一般に重合温度を変化させると、生成ポリマーの分子量が変化します。 そして、重合温度上昇によって、分子量は低下する場合が多いのです。 化学酸化重合によるポリアニリンの重合においても、重合温度の変化によって生成ポリマーの分子量が変化します。 25℃から50℃の範囲で重合した場合、数平均分子量が12000。 5℃から20℃の範囲に冷却すると14000。 -3℃から-5℃の範囲に冷却すると23000となったという実験例があります。 5℃程度までの冷却では、分子量増大効果は小さいけれども、氷温程度に冷却すると分子量増加効果が急に大きくなります。 なぜ、この温度範囲で分子量増大効果が急に大きくなるかの理由は判りません。
お礼
ありがとうございました。よく参考にしていきたいと思います。