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上達部と殿上人の生活について

上達部と殿上人の政治上の役割は知っていますが、彼らの生活がどのようなものであったかについてはほとんど知らないので、質問させて頂きます。 特に平安時代での暮らしぶりがどのようであったか教えてもらえないでしょうか。暮らしぶりというのは、彼らの出仕を含んだ一日です。宜しくお願いします。

みんなの回答

回答No.2

「暮らしぶり」ということですね。 朝の出仕の様子については、幸い、菅原道真の詩で知ることができます。 道真32歳、従五位下のときの様子です。 http://michiza.net/jcp/jcpkb074.shtml 勤務は午前中に終わりますから、帰宅して「朝食(朝餉)」(当時は一日2食)を摂りますが、その後はどうしたのでしょうか。 歴史は、平凡な日常生活のことが、一番分からないことだと思います。 年中行事や儀式のことは、多くの記録・日記が遺っていますから、素人向けの一般的な本に 書いてありますからよく分かりますが、平穏な毎日の生活は断片的にしか分からないですね。 上記URLの中に「日の長きに苦しむ」の詩もあります。 道真が50歳近くなって、讃岐国司のころを振り返っています。 地方の役所の雰囲気が垣間見えます。 『王朝貴族物語』と同じ著者の『古典でたどる日本サラリーマン事情』を読みましたが、これもよいと思います。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/05236927 平安時代は私企業がないのですから、サラリーマンといえば国家公務員のことですね。 大臣から下級官僚まですべてサラリーマンです。 平安時代は、和歌がコミュニケーションの主役でしたから、勤務が終わった午後は、和歌や書の研鑽に励んだということは推定できます。 しかし、奈良時代のことですが、囲碁と双六は何度も禁止令が出ています。 こんな趣味を持つことができるのは上流階級だけですね。 「賭け」囲碁・双六ですから殺人事件も起きています。 昔も今も変わらないですね。 「藤原師輔 属星」で検索してみてください。 貴族の心得や毎日の習慣が分かります。参考になると思います。

nossoripig
質問者

お礼

回答して頂き、真に有難う御座いました。 なかなか興味深い内容で、とても参考になりました。 あと、私の質問の内容がかなり漠然とし過ぎていた感があり、反省しております。

  • caesart
  • ベストアンサー率40% (10/25)
回答No.1

一言では難しいでしょうね。 http://www1.ocn.ne.jp/~nijyo/east/library/b-parts/customs.html にあるような本を読んでみてはいかがでしょうか。 「王朝貴族物語」はご質問の解決にはちょうどいいかと思います。 面白かったですよ。

nossoripig
質問者

お礼

アドバイス、有難う御座いました。 参考にさせて頂きます。

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