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ラグランジュの定理の系

以下の事についてですが・・・ Gが有限群であるとき、|G|=n(位数)とすると、 ∀x∈ G に対して X^n = e (群Gの単位元)が成り立つ、と本に書いてあったのですが、どう言う事かわかりません。 (群Gに属する任意のxについて)→(群Gに属する任意のx一個一個について)と読めるので、 ここで、群Gに属する、どんなxを(任意だから一つだけ選んでもいいですよね)一つ選んできて、それをいくら位数乗しても決して,e,には、ならないと思うのです。 これがもし群Gのすべての要素を位数乗すれば必ず,e,になるというのなら納得できるのですが、私が,∀,の概念を間違って理解しているのでしょうか? どなたか、分かる方教えてください、気持ちが悪くて仕方ありません。

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  • zk43
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回答No.4

一応補足 x^i=x^jとなるi,jがないとすると、x^0,x^1,x^2,…はすべて異なり、 するとGは無限個の元を含んでしまうことになり、Gが有限群であること に反する。

Napier
質問者

お礼

なるほど、i,jは、|G|=n(位数n)の約数ですもんね、少なくとも、約数は2つ以上存在しますし、冷静に考えれば分かる事でした、 どうも失礼しました、でも、ありがとうございました、感謝です!

その他の回答 (3)

  • koko_u_
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回答No.3

>なぜ、(i≠j,x=x)なのに、x^i=x^jとなってしまうのでしょう G は有限群だから。

Napier
質問者

お礼

おっしゃる通りです、ありがとうございました。

  • zk43
  • ベストアンサー率53% (253/470)
回答No.2

意味としては、Gの任意の元xを選んだ時、それをn乗すれば必ず単位元 eになる、ということです。 簡単な例としては、法5で考えた場合の(Z/5Z)*={1,2,3,4}では、 1^4=1 2^4=16=1 3^4=81=1 4^4=256=1 となっています。 ラグランジュの定理とは、有限群Gの任意の部分群Hの位数は、Gの位数 の約数である、というものです。 ここで、Gから任意の元xを取り、x^0,x^1,x^2,x^3,…を考えると、これ らはどれもGの元なので、有限個の集合です。 従って、これらがすべて異なるということはありえず、x^i=x^j(i>j) となるi,jがあります。すると、両辺にx^jの逆元を掛けて、x^(i-j)=e となります。 つまり、x^k=eとなるkがあります。このような自然数kのうち、最小の ものをmとすると、x^0,x^1,x^2,x^3,…は集合としては、 x^0(=e),x,x^2,x^3,…,x^(m-1)となっています。 これらの元からなる集合は、単位元を含んでおり、x^iの逆元x^(m-i)も 含んでいるので、Gの部分群となっています。(位数mの巡回群) よって、ラグランジュの定理より、mは群Gの位数nの約数です。 よって、n=mq(qは自然数)と書けて、x^n=x^mq=(x^m)^q=e^q=e となります。 要するに、ポイントは、Gの任意の元xから生成される、Gの巡回部分群 を考えることです。

Napier
質問者

補足

早速くわしい回答をくださってほんとにありがとうございます >x^i=x^j(i>j)となるi,jがあります。すると、 すみません、ここの所がよくわかりません、 なぜ、(i≠j,x=x)なのに、x^i=x^jとなってしまうのでしょう、これが、納得できれば気持ちの悪さもなくなると思います、教えてもらえないでしょうか? >x^0(=e),x,x^2,x^3,…,x^(m-1)となっています。これらの元からなる集合は、単位元を含んでおり、x^iの逆元x^(m-i)も含んでいるので、Gの部分群となっています。(位数mの巡回群) 巡回群ということは、私の不十分な理解によるところ、 (例1){...,a^(-3),a^(-2),a^(-1),e,a^1,a^2,a^3,...}、(位数m) ということになり、 すると、 (例2){x^0,x^1,x^2,.......x^(m-1)} (∀x∈G) したがって、 (例1)と(例2)は、全単射になっていたんですね!

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.1

>群Gに属する、どんなxを(任意だから一つだけ選んでもいいですよね) >一つ選んできて、それをいくら位数乗しても決して,e,には、 >ならないと思うのです。 「なる」というのが今の定理です。 G は有限群なので、その要素をどんどん冪乗していくと、有限個の要素の中をぐるぐる巡回するイメージです。x^k = x よって x^(k-1) = e 個別の x について一周するサイクルはばらばらですが、そのサイクルがラグランジュの定理によって |G| の約数だとわかります。よって x^n = e

Napier
質問者

お礼

疑問はとけました、ありがとうございました、また、よろしくお願いします。

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