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小論文の社会背景と対策について
専門学校の入試を控えて小論文の練習をしている者です。 受験校の過去の出題傾向が、課題に対しての「社会背景」と「対策」についてを問われているので。。。自分なりに予想を立ててみました。 1、自殺サイトによる自殺が増えた社会背景と防止対策について。 2、青少年のいじめによる自殺が増えた社会背景と防止対策について。 3、わが子を虐待、殺害する親が増えた社会背景と防止対策について。 実際に、これらをテーマにし練習をしてみているのですが、どうも上手くまとまらず、困っています。 どなたか、よろしかったら1、2、3について、簡単に「社会背景」 と「対策」についてお教え下さい。
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●1.自殺サイトについて Wikipediaに非常に詳しくいろいろと書かれております。読んでみて下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E6%AE%BA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88 ●2.青少年のいじめによる自殺 まず、事実確認のために青少年の自殺率について統計を見ましょう。 こちらが平成16年調査。 http://www.npa.go.jp/toukei/chiiki4/jisatu.pdf こちらが平成19年調査 http://www.npa.go.jp/toukei/chiiki8/20070607.pdf たしかに増えてますね。自殺率全体も伸びてますが、青少年の自殺率と、学校問題の自殺率が全体の平均的な伸びよりもよく伸びています。ただし、中高年の自殺の多さに比べれば微々たる数字だという印象はありますが。 なお、こちらの論文の5頁目が参考になるかもしれません。 http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp/report/ueda16/ueda16-7.pdf 「未成年者では自殺が死因として重要であることが明らかであり、また成人より自殺者数は少ない一方で「成人より被暗示性が強く報道等の影響を受けやすい」[12,13]ために“連鎖的な自殺増加”が起こりやすいことが、これまでに指摘されている。」 対策としては、こんな提言がなされているようです。 http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news/jisatu/2006/ijimejisatu2006.html あんまり、根本的な話になっていない気がするので、努力は認められても欺瞞くさい感じが否めませんが。 ●3.児童虐待 これも統計の事実の確認から入りましょう。 こちらのPDFファイルの65頁から。 http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen25/syounen16.pdf 確かに増えてますね。 Wikipediaによる解説も参照しましょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E7%AB%A5%E8%99%90%E5%BE%85 原因については、ちょこちょこ書かれていますが、非常に大きな視点で、言えば、社会の労働力の流動化傾向、核家族化のより一層の進展。各社社会の進行といった点が、低所得者層の拡大と、虐待を防止する見守りの機構の空洞化を計っているというのがあるのかな、という気がします。 対策としては、A.法的なレベル B.虐待対策機関の設立・運用等のレベル C.社会背景への対応 という3つのレベルがあると思いますが、さらに挙げれば D.虐待を防止するための研究の推進 という問題もあるでしょうね。非常に無難に言うと、ABCDの四つの機能に、予算と人を投入して相互にトライアンドエラーで継続的な対策を推し進めていくということになるのでしょう。単に罰則強化すればいいわけでもないし、どういう機関を設立したらいいかも、難しいですしね。
お礼
はじめまして、compequalさん 私の質問に目を通していただいた上、早々にご回答をありがとうございます。参考資料まで付属していただき、とても解かりやすくまとめてくださって、本当に感謝な事です。ありがとうございます。 児童の自殺に加え、中高年の方の自殺についてもストレス社会などを背景に。。1つ考えなければならない社会問題ですよね。 是非とも、参考にさせていただいて再び小論文作成を試みます。 本当にありがとうございました。