内藤は偽善では?
亀田VS内藤の試合で、亀田側の処分が決定しました。個人的には、父の処分ももっと厳しくても良かったかなとも思いますが、それとは別に、周りの反応が偏りすぎ(亀田批判に回りすぎ)ではないかと思います。
マスコミも、亀田家の暴言が本当に悪いことなら、それを報道しなければいいだけ。でも、テレビはそれをニュースとして批判報道したわけではなく、むしろそれをネタに舌戦を面白おかしく編集して予告宣伝してましたよね。まして、いじめてやるとかの発言は社会的にも問題が大きいと思いますが、それさえも面白くあおって報道してましたよね。
処分を下す側も、ゴキブリだとか切腹だとかの発言が本当に悪いのなら、試合前にいくらでも注意はできたはずです。(試合の内容に関しては、誰もあんな試合になるなんて思っていなかったでしょうから、それは無理としても。)
反則当事者が処分を受けることは当然ですが、確実に彼らを利用して儲けている人たちもいるわけで、(知名度や人気を挙げたという点では、内藤選手も含め)そのような人たちが、その恩恵を享受したまま、口だけは手のひらを反したように亀田側の批判を繰り返す。なんか、ヒトラーとか魔女狩りのような怖さを感じます。マスコミと民衆の怖さを感じます。
私も試合は観ていましたが、亀田選手は序盤から内藤選手のクリンチに苦しめられていたように見えます。打っては抱きつき、打っては抱きつきの連続で観てる方も嫌になってくる試合運びでした。打った後に離れるのならアウトボクシングなのでしょうが、そうではなかったですよね。でも内藤選手はそのようなつまらないボクシングを終始つづけるだけでした。
ボクシングルールに詳しいわけではないのではっきりとは言えませんが、あのようなクリンチの連続は反則なのではないのでしょうか?サミングだって、内藤選手があれだけ執拗にクリンチしてこなければなかったことではないでしょうか?何ラウンドだったか忘れましたが、亀田選手がヘッドロックをしたような場面がありましたよね。あれだって、写真で見ると亀田選手が自らやっているように見えますが、実際は内藤選手が自ら首を回してあのような形にもっていってますよね。プロレスのように投げ飛ばした行為も、亀田選手は本気でやってるようには思えません。むしろ投げるときには優しくフォローというか、手加減しているのが分かりますよね。
結局、内藤選手は最終ラウンドまでそのクリンチ行為をやめることはなかったし、亀田選手の怒りが爆発する気持ちも分かってしまうのですが、私の目がおかしいのでしょうか?
内藤選手の今回の試合は、男として卑怯な戦い方だったように思えるのですが、それを棚に上げて、さも自分が正義で亀田が悪のようにコメントしている姿を見ると、さらに卑怯者のように見えてしまいます。そして、内藤選手が言うように本当に亀田選手が弱かったなら、堂々と再選を受ければいいだけのようにも思います。でも、会見ではそれは拒んでましたね。「反則しなければ、いつでもやってやる!」ということくらいの発言が何故できないのでしょうか。別に内藤選手がいくら発言したって、実際試合を組むのは協会の仕事ですよね。なぜ内藤選手はそのくらいの男らしさも見せられないのでしょう。本当はまともに試合をしたら負けてしまうと思っているのでしょうか。
正直、今回の試合は亀田選手がいるから観たわけで、内藤選手という名前だけでは私は観ませんでした。恐らく多くの視聴者がそうだったのではないのでしょうか。そのことを内藤選手はどう思っているのでしょうか。亀田側が内藤側の嫌らしい戦術にうまくはまり、しかも12ラウンドであんな反則行為まで出たから、亀田側に批判が集中しているだけで、それをいいことに自分の非を隠そうとしている。その自分の嫌らしさに気付いていないのでしょうか。正直、亀田選手の反則さえもなかったら、本当につまらないだけのボクシングだったと思います。内藤選手をたたえる意見も多いですが、もしもう一度亀田選手と対戦して、結局同じような勝ち方しかできないのなら、私はつまらないので観ないでしょう。
K-1の武蔵VS藤本の試合も、角田氏の叱責がなかったら情けない試合でしたよね。私が言いたいのは、亀田側の擁護ではなく、内藤側の非が持ち上げられないことがおかしいというか、試合後も正義ぶっている姿が偽善にしか見えないからです。ボクシングを面白くするためには両者への叱責が必要なのではないかと思うだけです。素人の意見であり、私が間違っているかもしれませんが、皆さんはどう思ったのでしょうか?
(なお、ご回答に対する言葉は控えさせていただきますので、ご了承ください。)