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前の質問で(ビー玉はなぜはねる?)

dyadics13の回答

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  • dyadics13
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回答No.6

まずゴムボールとビー玉の跳ね返り問題から: ゴムボールがいろいろなところで良く跳ねるのは, 衝突したときのエネルギをゴムボールの弾性による 変換し(ちょうどバネを縮ませたのと同じ), これをまた解放することで反対向きの運動エネルギとなります. ゴムが非常に変形し,かつ,それを弾性エネルギとして 保存するため,衝突した相手への力積を小さくさせ, 木の床などの比較的柔らかい物にぶつけても良く跳ね返ります. ただしゴムや衝突相手が変形したりする際に エネルギを費やされるので,跳ね返る際の運動エネルギは 前よりも小さくなります. 比較的堅いビー玉などの場合,弾性が非常に大きくても 許容できる変形量が小さいため,衝突する相手へ与える 力積が大きくなります.衝突する相手が比較的柔らかい物 の場合,ビー玉から受ける大きな力積によって変形にエネルギを 使ってしまいます.これによりビー玉の方が比較的ゴムボール よりも跳ね返る量が小さくなります. 逆に,非常に堅い相手にビー玉を衝突させると(壊れない程度に) ゴムボール同様良く跳ねるはずです. 理論的に変形しない物の跳ね返りについて: 理想状態について考察することは科学の基本です. 全く変形しない完全な剛体同士の衝突を考えると, 衝突時の応力波は無限大の速さで伝搬・反射して エネルギロスがゼロの状態で完全剛体ボールに 反対向きの運動エネルギを与えることとなるはずです. つまり,完全弾性衝突が起こるわけです. これは,完全剛体ボールを完全剛体床へある高さから 落とした場合,跳ね返って戻ってくる高さが常に 落とした高さと同じになります (永久に落ちたり跳ね返ったりしてるわけです). 物の変形と破壊について: 金属などの結晶構造の物体の変形, 特に元に戻らない歪みや破壊は, 物体の構成原子・分子同士が結びつく力が 直接関わっているのではなく (このように考えると,物質の強度は実際より 遙かに強固な物となってしまいます), 物体の構成物質の結合構造中にある 小さなクラック(ひび割れ)の挙動が 大きな役割を果たします. このクラックを「転位」と呼んでおり, 仕組みとしては,ちょうどしょうゆの小袋に 付いている「切れ込み」と同じです. 物質構造内に転位という「切れ込み」があると そこに力が集中し,原子・分子同士の 結びつきから考えられる力よりも遙かに 小さい力で結晶構造がずれたり(変形), 引き裂かれたり(破壊)します. このような理論は「破壊力学」という分野で確立されており, 実際の現象と定量的にも非常に合致しています. 以上,工学的見知から回答してみました.

noname#7146
質問者

お礼

回答ありがとう、大変わかりやすいです自分は文章や言葉では表現できなかったのですが、うっすら頭の中にあったのはdyadics13さんが書かれているようなことだと思います。 失礼かと思いますがその考えが正解かどうかは今のわたしでは確かめられないか、調べるにしても時間が必要なので一応締め切らせてもらいます。

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