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B音とV音の交替についての意外な事実
- 日本語ではB音とV音の交替が頻繁に起こるが、印欧では原則として起こらない。しかし、例外としてgoVernment/guBernatorialやproVe/proBableが存在する。
- 交替の理由や他の例についてはまだ不明であり、さらなる研究が必要である。
- 交替が起きた理由は偶然なのか、それとも他の要素が関与しているのか、複雑な語源から考察が行われている。
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まず日本語の場合はBとVの交替というより両者を区別しないと言うべきでしょう。実際バ行をVで発音する人もたまにいます。Vの方が唇に力が要らないので楽だからかもしれません。 さて、BとVの交替ですが、これはラテン語からフランス語が派生する過程で生じたものです。母音に挟まれた位置のB、時にPはVに変わる傾向があります。 habere - avoir ab ante - avant gubernare - gouverner recipere - recevoir arripare - arriver これは楽な発音に変わったためといわれています。 英語は中英語の時期に多くの単語をフランス語から借用しました。この時期に借用されたものは当時のフランス語の発音を反映し、receive, arrive, governor のようにVを持つものです。 一方、ラテン語から直接取り入れたものや、フランス語においてもラテン語にならってわざわざラテン語風につづり直すものがあります。 このようなものを英語に取り入れればつづりはラテン語風になります。 関連のある語群の一方がフランス語からもう一方がラテン語(またはラテン語風に直したフランス語)からきた場合、VとB,Pが交替しているように見えます。 governor - gubernatorial (これは governor のラテン語形 gubernator が下敷きになっています。フランス語では gouverneur) prove - probation receive - reception conceive - concept 生え抜きの英語の単語はVとFで交替します。 sieve - sift believe - belief thieve - theft/thief
お礼
trgovec様が気がついてくれればよいなーと思っていました。 <音韻法則>の時もお世話になりました。 こんなに速く、RESがあろうとは、 今後もよろしく、お願いします。 重ねて、重ねて、感謝いたします。