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「むずかしい」 と 「2個ずつ」
「むずかしい」と「むづかしい」はどちらが正しいのですか? むずかしいは難しいと変換できますが、むつかしいとおっしゃる方もいますよね。 「2個ずつ」と「2個づつ」はどちらが正しいのでしょうか? 以前お世話になっていたバイト先では、 ほとんどの方が「ずつ」と書いていましたが一部の方が「づつ」でした。 ご存知の方、教えてください。 よろしくお願いします。
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簡単に。 ◇難しい=むずかしい。確かにむつかしいも国語辞書にはあります。一般にはむずかしいですが、標準用字用語に関する書物でも両方正しいと解釈できます。 ◇~ずつ=これが正しい。
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- puni2
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「づつ」も許容だったの?という方のために,『現代仮名遣い』の内閣告示全文が載っているページを紹介します。 甲南女子大学の菊池先生のサイトです。 第2の5の項に, なお,次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいも の等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」 「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。 として,「ひとりづつ」という例が上がっています。とすると,これは現代語の意識では固定された形だが,かつては「ひとり」+「つつ」という形があったということを示唆しているようにも思えます。
お礼
puni2さん、続けての回答ありがとうございます。 参考URL拝見しましたが、具体的な例がたくさんあって 勉強になりました。
- puni2
- ベストアンサー率57% (1002/1731)
歴史的仮名遣い(いわゆる「旧かな」)では,「むづかしい」「づつ」が正しい書き方です。 現代仮名遣いでは,「ず」と「づ」の使い分けは,簡単に言うと「づ」である必然性が高いものだけ「づ」の形を残し,あとは「ず」で統一しています。 必然性が高い形とは, (1)同音の連呼。つづみ(鼓),つづく(続く),つづる(綴る)など。 (「ずつ」は逆パターンなのでこれには当たらない) (2)2語の連合。かなづかい(仮名遣い)←かな+つかい,みかづき←みっか+つき など,本来「つ」であるものが他の語のあとに続いて「づ」と濁るもの。 で「難しい」はどちらになっているかというと…一般には「むずかしい」です。 語源的には「むつかしい」の形が古く,「むずかしい」が登場したのは近世になってからですし,今日でも「むつかしい」という言い方はあるので,「むづかしい」と書く方が理に適っている気がしますが,「む+つかしい」という2語の連合ではないという解釈なのでしょうか。 一方,「ずつ」は,現代仮名遣いの公式のルール(昭和61年内閣告示第1号)にも実例としてとりあげられており,「ずつ」を本則とし,「づつ」と書くことも許容することになっています。 「づつ」は古語でも「づつ」だったと思うのですが,もっと古くは「つつ」という形が存在したのでしょうか。ちゃんと調べないと分かりませんが。 もしそうだとしても,そんな非常に古い形に義理立てして「づつ」を許容する一方で,「むづかしい」が不可というのはちょっと納得いかない気もします。 結論としては, 「難しい」…「むずかしい」が正当。個人的意見としては,「むづかしい」も認めてよいと思う。 「ずつ」…どちらでもよいが,「ずつ」が本則,「づつ」も認められる。 となります。
お礼
puni2さん、回答ありがとうございました。 丁寧でわかりやすい回答で、とても参考になりました。
- piro0331
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「むずかしい」が本則のようです。調べましたら「むつかしい」は主に関西方面で使われているそうです。 http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/jp-top.cgi 「2個ずつ」が本則のようです。 「ず」と「づ」については以前に質問のあった↓が参考になると思います。
お礼
piro0331さん、アドバイスありがとうございました。 わざわざ調べてくださってありがとうございました。 参考URL拝見しました。勉強になりました。
お礼
name-label2さん、回答ありがとうございました。 わざわざ辞書で調べてくださったことに感謝しております。