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~参りました
来る、行くの謙譲語で、「参る」というのがあると思うのですが、 以下のような使い方は正しいでしょうか? ・在庫が少なくなって参りました ご存知の方教えてください。宜しくお願いします。
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事態に対応できなかったりして、困惑・閉口している気持ちを表すので正しいと思います。 また聞き手への敬意をこめていう丁寧語でもあります。 担当の者が参りましたら、すぐにお電話いたさせます ちなみに以下の場合にも使えます 彼女にベタ惚れしている → 彼女にすっかり参っている 勝負に負けた時など → おみごと、参りました 夏の暑い日に → 今年の夏の暑さには参った
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- kyouzaiya-k
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正しい言い方です。 >在庫が少なくなって参りました この「参る」は補助動詞(よって「まいる」と書いた方が望ましい)で、常体の「~(て)くる」にあたります。「在庫が少なくなってきた」の意ですね。 「参る(まいる)」は謙譲語II(丁重語)です。表現を丁重にすることによって対話の相手(聞き手や読み手など)を立てる敬語です。自分側(話し手・書き手側)の動作・行為に用いるのが本来の用法ですが、御質問の例文のように、主語が自分以外の場合(例文の場合は「在庫」)にも使うことができます。 以下に、「敬語の指針」(平成19年2月2日 文化審議会答申 全文はURL)から御質問に該当する部分を貼っておきます。参考になさってください。(一部訂正、加筆しました。) >【解説3:「バスが参りました」― 自分側の行為以外にも謙譲語IIを使う場合― 】 謙譲語IIのうち,行為を表すもの(動詞)は,次の(1)又は(2)のように使うのが典型的な使い方である。 (1)「私は明日から海外に参ります。」のように,「自分」について使う。 (2)「息子は明日から海外に参ります。」のように,「自分の側の人物」について使う。 このように,謙譲語IIは,基本的には,「自分側」((1)(2)の場合をまとめてこう呼んでおく。)の行為に使う。 ただし,謙譲語IIは,このほか,次のように使う場合もある。 (3)A「向こうから子供たちが大勢参りました。」 B「あ,バスが参りました。」 C「夜も更けてまいりました。」のように,「第三者」や「事物」について使う。(A・Bは本動詞として、Cは補助動詞として使われている。) (3)では,「自分側」の行為ではない点は,(1)(2)と異なるが,「話や文章の相手に対して丁重に述べる」という働きを果たしている点は,(1)(2)と同様である。(3)の初めの例の「子供たち」は,この文脈では「立てなくても失礼に当たらない人物」ととらえられている。このように,立てなくても失礼に当たらない第三者や事物についても,謙譲語IIを使うことができる。 なお,謙譲語IIは,基本的には「自分側」の行為に使うものなので,「相手側」の行為や「立てるべき人物」の行為について,「(あなたは)どちらから参りましたか。」「先生は来週海外へ参ります。」などと使うのは,不適切である。
- merlionXX
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単に「行く・来る」を丁重にいう場合にも「参る」を使います。 「列車が参ります」、「雨が降って参りました」同様、「在庫が少なくなって参りました」も、もちろん正しい言葉です。 しかし、このときにも「参る」には謙譲の気持ちは残るので、敬うべき人の動作には用いてはいけません。現在、「先生も参られますか?」のような言い方は適切でないとされています。