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「来」の読み方
こんばんは. 質問があるので,よろしくお願い致します. Q1,手にうち入れて,家へ持ちて「来ぬ]. の文の[来」ですがどうして読み方が[き」になるのでしょうか. 私は[こ」だと思いました. 「ぬ」は「ず」を変えた形ですか・ よろしくお願い致します.
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国語でもこんにちは。 A) 次の手順で考えます。まず、一番のポイントになるのは、 1.この例文の「来ぬ」が文末にあることです。 2.文末にあるので、この「来ぬ」は.終止形であるということです。 3.「ぬ」は助動詞の終止形の形だということです。 4.「ぬ」で考えられる助動詞は打消しの「ず」か、完了の「ぬ」になります。 5.「ず」の終止形は「ず」、「ぬ」の終止形は「ぬ」 6.従って、この「ぬ」は完了の「ぬ」の終止形ということになります。 7.完了の「ぬ」は動詞の連用形に接続します。 8.「来」の連用形は「き」と発音されます。 9.従って、ここでは「きぬ」と発音されます。 10.例: 秋は来ぬ。(きぬ) 「秋は来た」 B) ちなみに「来ぬ」を打消しとする場合は、以下の条件になります。 1.打消しの助動詞「ず」が「ぬ」と活用するのは、連体形です。 2.連体形は体言を修飾しますから、その後に体言(名詞)があるはずです。 3.あるいは、 「詠嘆の連体形止め」 「格助詞「の」+連体形止め」 「疑問・反語の意味を表す係助詞「や・か」に接続する連体形」 といった特殊な表現方法になっているはずです。これは文脈で判断します。 4.打ち消しの「ず」は動詞の連体形に接続します。 5.「来」の連体形は「こ」と発音されます。 6.従って、ここでは「こぬ」と発音されます。 7.例: 来ぬ客(こぬ) 「来ない客」 客の来ぬ(こぬ) 「客が来ないなあ」詠嘆の連体形止め 客は来ぬや(こぬ) 「客は来ないのか」疑問の係助詞「や」に接続する場合の連体形 *客は来ぬるや(きぬる) 「客は来たのか」 「ぬる」は完了の助動詞「ぬ」の連体形なので、「来ぬや」と違いに注意。 以上ご参考までに。
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- Parismadam
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No.3です。訂正が一箇所あります。 B)の7の例文で、 客の来ぬ(こぬ)は (X)「客が来ないなあ」詠嘆の連体形止め → (O)「客が来ない」格助詞「の」+動詞の連体形(O) と訂正して下さい。
- i_a_d
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助動詞の関係だと思います。 「来」の活用は、 未然=こ、連用=き、終止=く、連体=くる、已然=くれ、命令=こ、こよ です。 「ぬ」は、ここでは打消「ず」の連体形ではなく、完了・存続の「ぬ」の終止形です(意味的に完了です、たぶん)。 完了・存続「ぬ」は連用形接続なので、「来」は連用形の「き」となります。 わかりにくくてすみません。
お礼
ありがとうございました!
- Ichitsubo
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ここの「ぬ」は打ち消しの助動詞ではなく、 完了の助動詞ですから、「き(ぬ)」が正解でしょう。
お礼
ありがとうございました
お礼
ありがとうございました! Parismadam様、とても知的ですね。 わたしもがんばります