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電位の求め方

新体系物理IIIの278番の問題からの質問です。 問題は、 「球状の金属帯電体が、+Q[C]の電荷をもっている。 その中心からr[m]離れた球外の点Pの電位は何Vか。ただし、無限遠方を電位の基準点とし、クーロンの法則の比例定数をk[Nm^2/C^2]とする。」 で、回答が 「中心からx[m]離れた点における電界の強さは E=kQ/x^2 であるから、電界がx=rからx=∞までにする仕事を求めればよい。 よって、V=インテグラル rから∞まで E dx= ・・・・」 となっているのですが、なぜx=rから∞までの E の積分をするのでしょうか?教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sanori
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回答No.2

疑問の核心は、「なぜ∞(無限遠点)まで積分するのか」ということでしょうか。 電界は、点電荷からの距離rの2乗に反比例します。 電位(ポテンシャル)は、電界を距離で積分すれば求まるので、点電荷のからの距離rに反比例して電界と符号が逆になります。 ここで問題がありまして、 r=0の地点では、電界や電位が無限大や無限小になってしまいます。 ですから、距離の基準をr=0に置くことが出来ません。 かと言って、どこかの距離r0 を基準にしてみたところで、結局、r=-r0 の地点では無限大や無限小になってしまいます。 ですから、無限遠点における電位や電界をゼロという基準を置きます。 それが最も合理的なのです。 (なお、平面電荷の場合は、r=0での電界や電位は無限大や無限小になりませんので、r=0を積分の始点や終点にすることができます。)

その他の回答 (1)

  • T-gamma
  • ベストアンサー率55% (63/113)
回答No.1

位置エネルギー(P.E.)の定義ですが 「Aに対するBのP.E.」は「BからAまでに保存力のする仕事」と定義します。 従って、今回は 「無限遠に対するx=rのP.E.」 を考えるので(単位電荷のもつ電気的な位置エネルギー→電位) 先の定義と対応させると A:無限遠(X=∞) B:x=r 保存力:静電気力 よって単位電荷、つまり1Cの電荷をx=rから無限遠に移動させるとき静電気力(保存力)のする仕事が電位です。 したがって、 「電界がx=rからx=∞までにする仕事を求めればよい」 ということになります。 仕事は∫Fdxですから、今回はF=Eですので、∫Edxとなります。

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