• ベストアンサー

なぜ極悪被告人を弁護するのでしょうか?

弁護士の仕事について質問します。 弁護士は、どんな極悪人、たとえば人を殺害したような被告人をも、弁護しますよね。 弁護士は弁護するのが仕事であることは承知していますし、被告人は殺人者と確定されていないことも分かっています。 その上での質問です。どうして、どんな極悪人にも弁護する弁護士がつくのでしょうか? 検察の証拠からも現場の証拠からも被告人の言動からみても、どう考えてもお前が犯人だろうという者に対しても、弁護士が必死に弁護しますよね。おそらく弁護士も「こいつは犯人だな」と心の中では思っていることも多いはず。それなのに、なぜ弁護するのでしょうか?

noname#67309
noname#67309

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#38842
noname#38842
回答No.6

一言でいうと「適正手続の保障」という事に尽きると思います。個々の事件の弁護を通じて、広くは司法制度や公正な裁判そのものを維持しているのだと思います。 国が人一人を監獄に入れたり、究極的には生命すら奪う訳ですから、適正な裁判手続に則ってなされる必要があります。それは万人に対して、極悪人にすら保障されるものです。 それでも、過去には殺人罪で死刑囚となった人が、後に冤罪を判り再審・無罪となったケースがいくらもありました。 徳島ラジオ商殺し事件などは、殺人罪で無期懲役を受けた女性が亡くなった後に冤罪が証明されました。 榎井村事件で殺人犯とされた人が再審で無罪されたのは半世紀も経った後でした。 「どう考えてもお前が犯人だろう」と誰もが思ったとしても、有罪判決が出たとしても、それが真実だとは限りません。 現代において、権利というのは極悪人にすら保障されるからこそ、意味があるのではないでしょうか。真っ当に暮らしている一般人「と見受けられる人」に保障されているだけでは意味をなさないです。弁護士の仕事とはそういうものだと思います。 ただ私も、今回の山口・光の弁護方針はあれは相当ひどいと思います。

noname#67309
質問者

お礼

「お前は絶対に殺人犯だろう」という奴にでも弁護する。過去のような冤罪をおこさないように、こじつけでも何でも弁護する。それが弁護士の仕事だということでしょうか。 もし、理解が間違っていたら再度、ご回答ください。 ありがとうございました。

その他の回答 (8)

noname#80537
noname#80537
回答No.9

「検察官でなく、本人が、本人の言葉で、なぜそんな事件を起こしてしまったか話さなければ、本当の意味で贖罪し、罪に服することにならないし、検察官が言っていることだけでは事件を起こした本人の家族は納得できないだろう」という考えの人もいますが。

noname#67309
質問者

お礼

本人の言葉で話すことは、本来必要なことかもしれませんね。 ありがとうございました。

noname#34158
noname#34158
回答No.8

このテーマは弁護士にとって頭の痛い永遠のテーマですね。 弁護士自信もこの悪口を気にしてます。黒と確信した犯罪者の弁護はしないと断言するも人もいます。仕事だから、法廷ゲームだからと割る切手仕事している人のほうが多いと思いますけど。あの世界では検事だった人が弁護士になり裁判官になるなど移動することもあるんですよ。弁護士もピンからキリまでいます。かわいそうな事件で無料で弁護を引き受ける人もいますし極悪人の弁護をするものもいるということです。もし弁護士がいない場合警察や検察の法廷テクニックに被告人が翻弄され過大な不利益をこうむることもあると思うし。

noname#67309
質問者

お礼

弁護士にとって永遠のテーマなのですね。 きちっと線引きできるものではなさそうですね。 ありがとうございました。

  • thimys
  • ベストアンサー率20% (46/225)
回答No.7

先の光市母子殺害事件のことを指されているんですかね? この事件に関しては話が違ってくると思います。 裁判差し戻し→無期懲役では、刑が軽い つまりは 死刑へと 死刑制度を反対する人は多数存在します。 このままでは死刑になってしまいますから、 なんとしてでも死刑阻止に躍起になっている次第です。 全くの反省のない容疑者を死刑から救った自分達の手腕にも箔がつくでしょう。 そうすることにより悪な資産家から依頼も増えそうですしね。 >おそらく弁護士も「こいつは犯人だな」と心の中では思っていることも多いはず。 そんなのはどうでもいいですよ。 弁護士達は自分の主張が通ることしか考えていないのですから。 このような事件こそ陪審制でやってもらいたいです。

noname#67309
質問者

お礼

>先の光市母子殺害事件のことを指されているんですかね? 特にこの事件だけを指したものではありません。 たしかにこの事件では、死刑廃止論者の弁護士が、ごり押ししようとしているように見えますよね。 ありがとうございました。

noname#33566
noname#33566
回答No.5

手腕だよ 裁判の判決は確定されたものでない以上、弁護士の弁がかなりのウエイトをしめています こんなに世間の注目を集めている事件で 弁護士側の無茶な主張を通せたら 今後の弁護士活動に箔がつくというもの 負けても世間の感情論のせいで片がつくだろうし 「少年Aの事件」顛末記としてベストセラーは確約されているでしょう

noname#67309
質問者

お礼

弁護士の私欲のためですか。 ありがとうございました。 ちなみに、私は今回の山口県の事件だけのことをいっているのではありません。一応念の為。

  • 250SS
  • ベストアンサー率22% (13/58)
回答No.4

刑事事件のことですね。 まず、裁判で有罪が確定するまでは被告人は無罪です。 被告人の罪を調べる検事(警察)がいるのに、被告人側には被告人が無罪であるかを立証してくれる人がいなければ公平ではありません。警察側の誘導尋問や脅迫まがいによる自供が信憑性にかけると判断された判例は少なくありません。 現行犯のように、複数の証人がいて、被告人が罪を認めていても、その背景に何があるのかを明らかにするのも裁判の仕事です。人を殺したとしても、単にむしゃくしゃして通行人を殺害した場合と、泥棒ともみ合っていて誤って殺害した場合では全く違う事件となります。 弁護人がいても冤罪となる場合もありますが、被告人が法廷で自らを弁護することはできませんから少なくとも弁護人は必要です。 私も「あいつには弁護人は必要ない。明らかに死刑だ。」と思う人もいますね。

noname#67309
質問者

お礼

たぶん、それが弁護士の仕事なのでしょうね。 ありがとうございました。

noname#67309
質問者

補足

まず、ご回答いただきありがとうございます。 たしかに公平であるためにも弁護する人はいるのかもしれません。 ただ、「どうして、そこまであんな被告人を弁護するんだ」と不思議に思うことがあるのです。弁護は必要だと思うのですが、なぜそこまでこじつけのような弁護までするんだと思うのです。 どこまで弁護するのかは、単なる弁護士側の問題なのでしょうか?それとも、こじつけでも何でも出来る限り人権を守るため、裁判の公平さを守るために、最善の努力をするのが、弁護士の本来の仕事なのでしょうか? そこを教えてくだされば、さらにうれしいです。

noname#35478
noname#35478
回答No.3

弁護士は、別に必ず無罪を勝ち取るために弁護しているのではありませんよ。 最低限憲法で保障されている人権を守るために弁護するんです。 日本では、起訴されたら9割以上有罪判決です。それだけ証拠がなければ起訴もしないし、ほとんどがガチガチなんです。 裁判は原告が検察です。検察は裁判するのが仕事ですから慣れてます。被告は?刑事裁判、そんなに慣れてちゃこまりますよね?裁判慣れしている検察対、法律も知らない被告じゃ、裁判が成り立ちません。 だから弁護士が被告の代わりに、法律に則った主張を手伝うんです。 例えばこれで、どうせ犯人なんだから弁護士つけなくていいよって法律になったら、どうなるかわかりますよね?検察に押さえつけられて、被告は何も主張できず、冤罪でも有無を言わさず有罪が確定することもあるかもしれません。本当は殺意なんてなかったのに、交通事故の事犯が殺人罪適用になるかもしれません。 この制度がなければ、まるで大昔みたいに「お犬様を叩いたから打ち首!」なんてことも可能になってしまいます。

noname#67309
質問者

お礼

●人権を守る ●冤罪を出来る限り少なくする このようなことがあるのですね。 よく理解できました。 分かりやすい説明をしていただき本当にありがとうございました。

  • basso
  • ベストアンサー率37% (139/373)
回答No.2

極悪人か善人かを判断するのが裁判では? 犯罪に至った経緯を解説し被告人の言い分を法的に裁判官に説明して、刑の酌量を求めるのが弁護士の仕事だと思うんですけど。 (私見でした)

noname#67309
質問者

お礼

>極悪人か善人かを判断するのが裁判では? ■質問内容にも書いたようにそれは分かっています。 そうではなく弁護士という職業の存在意義があるからなのかと思いまして。 たとえば、被告人を出来る限り弁護しないと、冤罪が増えるから。つまり、冤罪をできるかぎり少なくするためにも弁護士は出来る限り弁護しないといけないという存在意義などがあるのかな?そう思いましてね。 ありがとうございました。

  • mik48
  • ベストアンサー率17% (27/157)
回答No.1

仕事だから。 お金もらって仕事しているんです。 それにどんなに在任でも弁護人はつけていいから。

noname#67309
質問者

お礼

はい。仕事であることは理解しています。 そうではなく弁護士という職業の存在意義があるからなのかと思いまして。 たとえば、被告人を出来る限り弁護しないと、冤罪が増えるから。つまり、冤罪をできるかぎり少なくするためにも弁護士は出来る限り弁護しないといけないという存在意義などがあるのかな?そう思いましてね。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 弁護士が検察の知らない被告人に不利な真実を知っていたら?

    弁護士の真実追求義務に関する話ですが、検察側の知らない被告人に不利な真実を知ってしまったら、それを裁判手続きの中で表に出したほうがいいのでしょうか?(出すべきなのでしょうか?) たとえば、被告人が殺人を犯してその時間帯が本当は15時だった。でも、検察は14時だと考えていて、そこには鉄壁のアリバイがある。というような場面です。 建前上又は実際のところ、それぞれどうなんでしょうか。 あと、検察の真実追求義務についてですが、検察は弁護士と違って被告人を有罪にすることではなくて純粋に真実を追究することが役目のはずです。だから、自分のしてきた被告人に不利な主張に誤りがあることに気がついたら、建前上も実際のところもすぐに撤回する義務がある、と考えていいですか?

  • 被告人質問について

    裁判で被告人質問というのがありますが、お尋ねします。 殺人事件の動機などが検察や弁護士などから被告人に対していろいろと質問されますが、ややともすると被告人は我が身可愛さから減刑狙いのウソを言ったりすると思います。 例えば、保険金狙いかとか計画的かとかいう問題になると、量刑に大きく響くので、「保険金は狙っていない」「計画的ではない」と被告人が言ったとします。 しかし、状況からして保険金狙いとしか思えない場合、やはり総合的に判断して求刑や判決がなされるのでしょうか?それとも、被告人の供述がかなり参考にされるのでしょうか?

  • 弁護士の仕事

    弁護士の仕事について意見を求めます。 弁護士は刑事裁判において被告を弁護する役割を担います。 例えば殺人事件裁判の弁護業務において、被告が犯人(犯人が弁護士に真実を話したとします)であるが、弁護次第では無実にできる可能性があるとします。 この時、弁護士は被告が無実を求めたいと裁判方針を求めたときにどう弁護するのでしょうか? 仮に無実となったあかつきには多額の成功報酬を約束された場合や、前払いを受けたときに、仕事と割りきって無実を勝ちとる弁護をするものなのでしょうか? このようなことがあるとすれば、弁護士は被告人の利益のために真実を隠蔽することになります。 この他民事裁判でも同じことがありえないでしょうか? あるとすれば弁護士は報酬や何らかの利益のために真実を隠し、依頼人の勝訴を求めるマシーンになります。

  • 弁護士の法的義務と実態

     前から疑問に思ってたことです。 1.例えば弁護士は依頼人が犯人だと「判って」いても無実だと弁護するのでしょうか。  1-1「判って」が弁護士しか知らない証拠の場合、隠して(黙って)いても良いのか。  1-2「判って」が犯人の告白で弁護士しか知らない場合、(黙っておこう)と薦めても良いのか。  1-3弁護士としても「判って」が推測の場合は、被告の有利な証拠や論理で弁護する。葛藤は無いのか。 2.弁護士は証拠集めや被告との接触の中で、有罪の証拠を積極的に集めようとするのか。例えば、初めて依頼人に会うとき、「本当はやってるんでしょ」と聞かないのか。  法律上の義務と、弁護士の実態について教えてください。  

  • 公判中の被告が実は真犯人だと分かった時、弁護士は?

    無罪を訴えて審理中の被告が、実は真犯人に違いないとの、他の誰も気付いていない物的証拠を弁護士自身が入手した場合、弁護士として今後どうすべきとなっているのでしょうか? 被告は助かりたい一心で、真実を明らかにしてほしいとの弁護士の依頼を拒否した場合ですが・・・。 法の精神や社会正義なんか関係なく、証拠を握りつぶして、とにかく被告を無罪にすればそれで良し、とするか、または社会正義の確立という理念のもと、法廷に提出してたとえ有罪になろうとも真実を明らかにするか。 ケースバイケースだと思われますが、基本的にどのような対応をするのが原則となっているのでしょうか?

  • 弁護士の仕事について

    いつの時代から、被告に無罪を勝ち取ることが「良い弁護士」と言われるようになったのですか? 事件の捜査などが出来ない僕たちは有罪無罪の判断は出来ませんが、有罪か無罪かを被告の傍で見ている弁護士の方が知らないはずが無いと思うのです。 現在の弁護士の方を見ていると、何が何でも無罪を勝ち取ることに必死になっているように思えます。 明らかに有罪の被告を無罪にすることが、弁護士の仕事なのですか?違法な捜査が行われていないか、証拠品は違法なものではないのかを見極めるのが弁護士の仕事ではないのですか? 弁護士の方の目の前で起こった殺人でさえも、被告に弁護を依頼されれば無罪を主張するのですか? この場合の事例は、現行犯逮捕での事件の弁護の事としてください。

  • 弁護士について

    もし犯人がはっきりしていない状態で裁判をしていて、被告側の弁護士が被告に対して『もしかしてこいつ犯人かも』と疑念を持ったり、『犯人はこいつに間違いない』と確信を持ったりしても、弁護士は被告の弁護を続けるものなんでしょうか? 自分はこの手の話に詳しくないのでお手柔らかな回答を宜しくお願いします。 ※これはPC遠隔操作事件の報道を見ていて浮かんだ疑問ですが、この質問自体は事件についてのものではありません

  • 容疑者につく弁護士について

    新聞などで事件の裁判について見ていると、容疑者に付いている弁護士の発言には耳を疑うものがあり、怒りを覚えます。以下の疑問点について教えてください。現役の弁護士さん、検事さんなどからのご意見の場合は、その立場も書いていただけるとより理解できます。 (記した事件はあくまで例です、全般的なご意見でもかまいません。) 1. 光市母子殺人事件の弁護では、『母への甘えの気持ちで抱きついた、性的ではない、強姦目的ではない』などとこじ付けを、弁護士ともあろう社会的に高位置にある者が公に述べています。 最近の木嶋被告の練炭殺人事件では、三人もの不審死が容疑者に深く関連しているのに、状況証拠を覆すために、『練炭などは料理の為に使った、睡眠薬は自分の不眠症の為に処方してもらった』など述べています。 単純な質問で恐縮ですが、これらの弁護士は100%嘘であると承知で述べていると考えて良いのでしょうか? 容疑者との接見ではどのようなやり取りがあったと考えられるでしょうか? 接見=裁判の打合せと考えた場合、すぐ横には拘置所の監視者が1人いると思いますが悪い打合せも当然記録されていると思いますが。 良く考えれば、たとえ被告が「黒」である弁護士がわかっていたとしても、検察側からの一方的な攻撃に一市民でもあり、法律の素人である被告が不当なやりすぎた刑罰を与えられないように、逆に壁を築き、それを検察に向かって『この壁を取り壊してみよ、この争点を証明できたら有罪もうけいれます』という役割を演じて、裁判を成り立たせている立場なのでしょうか? 2. 上記の2つの裁判の場合、弁護士の費用は誰が払うのでしょうか? 弁護士1人ではなく、複数で弁護団を作った場合など普通では払えない高額になると思います。 3. (上記の事件とは違い、) 1、2年前に再審により死刑囚から無罪になった幼女殺人事件の場合は支援者もいて、弁護士も正義感のある方だと思いますが、この場合の多額の弁護士費用はどのように調達できたのでしょうか? 正義と真実を追及する弁護士の持ち出し(無報酬)の部分もあったのでしょうか? 4. 上記の光市母子殺人、練炭殺人事件の弁護士はどのように選定されたのでしょうか? こういう人はこのような弁護を専門にやっているのでしょうか? 正義感のある弁護士なら、だれもやりたがらないと思います。 4. たとえば上記の光市母子殺人、練炭殺人の実際の弁護士とは、業界内ではどういう存在でしょうか? 腕が悪く、他の案件ではうまくいかないので、恥も捨てて、誰もやりたがらない事件の弁護をして弁護士という高収入にしがみついている、という形なのでしょうか? 

  • 裁判について

    殺人を犯した者の裁判について、ゲームの逆転裁判のように裁判中に、被告人が殺人を犯していない(この場合被告人は嘘を吐いていたことになります)ことや、別の人間が犯人として浮かび上がることって本当にありますか? 例えば、弁護人も検事も"殺人を犯した犯人"として被告人の刑を軽くするために戦っているとします。 しかし、『何らか』によって弁護側が"殺人に加担した人間"として被告人の罪状を一変する、なんてことありますか? また、罪状を一変するような『何らか』って一体どんなことがあり得ますか?(裁判中にも動いてる人がいて、その人がもたらす新たな証拠とか、新たな証人とか…?) それによっては殺人罪から関わっただけ(または嘘を吐いた)っていう罪に変わり、判決も大分違うと思うんですが… どのくらい違ってくるのかも教えていただけたら幸いです。 稚拙な質問で申し訳ありません。全くの無知で、出来るだけ詳しく お教えください。お願いいたします

  • 最高裁で証拠不十分で無罪になったあと決定的証拠が見つかった場合

    たとえば殺人事件で、最高裁判所で証拠不十分で無罪が確定し、裁判が終わった後に、被告が犯人だったことを示すゆるぎない証拠が見つかった場合どうなるのでしょう。 それでも無罪なのですか?