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証拠をださない理由って?

民事裁判で、原告の代理人が証拠を提出すると言いました。 この証拠というのが、被告側の重要な関係者が原告に送った手紙やメールで これを送った事実・意図が原告の主張と一致していれば 被告が大変不利な状況に追い込まれるというものです。 そこで、この証拠については、次の裁判に先立って 原告側は被告側に証拠となる手紙やメールの内容を提示し、 被告側は、その関係者からそれらを送った事実・意図について 陳述書を作成するということに決まりました。 しかし2ヶ月近くたっても、原告側からは手紙や内容の提示はなく 次の期日まで、あと10日あまりとなりました。 被告側の弁護士いわく「こういうとき催促はしない(できない?)」らしいのです。 その関係者は、手紙を送った事実はあるがメールについては覚えていないそうです。 手紙も、原告の主張のような意図があって送ったものではないのですが 何ヶ月も前に送ったものなので、内容に誤解を生じるような部分があったかどうか 中身を見てみないと、はっきり断言できないと話しています。 それにしても、原告側はなぜ証拠書類を提出しないのでしょう? このようなことをしても、裁判官の心証が悪くなるだけで、 原告には何のメリットもないと思うのですが… それとも、こういうことって良くあるのでしょうか? 原告が証拠書類を出さない理由について、想像の範囲でもかまいませんので、 みなさんのお知恵を貸して頂ければ…と思います。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

>原告が証拠書類を出さない理由について、想像の範囲でもかまいませんので、みなさんのお知恵を貸して頂ければ…と思います。 原告に有利なことも書かれているが、原告に不利なことも同時に書かれている場合が往々にしてあります。証拠として提出すべきか、しないで済ますか、迷っているのでしょう。 >被告側の弁護士いわく「こういうとき催促はしない(できない?)」らしいのです そんなことないです。文書提出命令申立書という文書を作って裁判所に提出すれば良いです。民事訴訟法は次のように定めています。本件第1項にあるように訴訟で引用されていますから、これを提出するよう文書提出申立をできます。 (文書提出義務) 第二百二十条  次に掲げる場合には、文書の所持者は、その提出を拒むことができない。 一  当事者が訴訟において引用した文書を自ら所持するとき。 二  挙証者が文書の所持者に対しその引渡し又は閲覧を求めることができるとき。 三  文書が挙証者の利益のために作成され、又は挙証者と文書の所持者との間の法律関係について作成されたとき。 これに応じない場合には、 (当事者が文書提出命令に従わない場合等の効果) 第二百二十四条  当事者が文書提出命令に従わないときは、裁判所は、当該文書の記載に関する相手方の主張を真実と認めることができる。 2  当事者が相手方の使用を妨げる目的で提出の義務がある文書を滅失させ、その他これを使用することができないようにしたときも、前項と同様とする。 3  前二項に規定する場合において、相手方が、当該文書の記載に関して具体的な主張をすること及び当該文書により証明すべき事実を他の証拠により証明することが著しく困難であるときは、裁判所は、その事実に関する相手方の主張を真実と認めることができる。 となります。 本件、要するに証拠がない、ということは事実でないことを理由に、極端に言えばウソを言って、裁判を提起したということです。 ならば、質問者さんは「本件訴訟的は事実的根拠なく法的根拠もないものであり、これによって被告の受けた損害は少なく見積もって○○万円を下らない」というような反訴を提起する方法があります。 反訴は弁護士さんがいやがると聞きますが、被告としては本訴勝訴でも1円の得になりませんから、「絶対反訴したい」みたいに弁護士さんに要求してみてはどうでしょうか。

1216b0123
質問者

お礼

回答いただき、ありがとうございます。 大変詳しくわかりやすい内容で、勉強になりました。 もしかすると、被告側の弁護士は次回期日まで待っても証拠が提出されない場合 回答者さまがおっしゃるような手続きを取ろうと考えているのかもしれませんね。 事実といえる根拠がない場合には、反訴もできるんですね。 被告側と関係者が友人なので、そのように伝えてみようと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • misae0627
  • ベストアンサー率25% (66/264)
回答No.1

 可能性として陳述書作成に手間取っている。裁判を引き延ばしている。本当は無い。ぐらいでしょうか。

1216b0123
質問者

お礼

回答いただき、ありがとうございます。 ・陳述書作成に手間取っている。  こちらについては、手紙のコピーやメールをプリントして送るだけだと思うので  手間取るということはないように思います。  被告側の弁護士の話でも、原告側はすぐに送れるような感じだったらしいです。 ・裁判を引き延ばしている。  なるほど!と思いました。実は他の訴訟とも平行してやっているんです。  この証拠が認められて原告側が勝てば、もうひとつの裁判も原告側有利に、  この裁判で負ければ、原告側が不利になると思います。  今回質問させていただいた裁判は、どちらかというと被告側有利な状況ですので  そのへんで引き延ばしなどを考えているのかもしれませんね。 ・本当はない  これもありそうだと思います。  原告がよく嘘をつく人なので、もしかしたら自分の弁護士にも  「証拠がある」と嘘をついたのかもしれません。  ただ裁判のときまで、そんな嘘をつくんだろうか?とか  弁護士が証拠の存在を確かめないまま、法廷で発言するんだろうか?とか  疑問を感じる部分もあります。弁護士ぐるみの嘘というのもあるのでしょうか?  もしそうなら、とても怖いことだと感じます。

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