• ベストアンサー

時間反転した波動関数

スピン0のとき、 ある波動関数の時間反転は、考えた関数の複素共役になるそうです。 なぜか教えてください。 もしくは、書いてある本を教えてください。 なるべくわかりやすい物がうれしいです。 お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Mr_Holland
  • ベストアンサー率56% (890/1576)
回答No.1

 時間を含むシュレーディンガー方程式を、   HΨ=ih(∂Ψ/∂t)   ただし、H:ハミルトニアン、Ψ:波動関数、i:虚数単位、h:ディラック定数(hバー) と書いたとしますと、この式の複素共役を取ると、   HΨ*=-ih(∂Ψ*/∂t)   ただし、Ψ*はΨの複素共役 となります。この式のマイナス記号をtに取り込みますと、   HΨ*=ih{∂Ψ*/∂(-t)} となり、もとのシュレーディンガー方程式に対して、   Ψ→Ψ*、t→-t で対応していることが分かります。  つまり、このことから、時間反転をした場合は波動関数が複素共役になるということが分かります。

bbbbcc
質問者

お礼

早速のご返答ありがとうございます。 もしHが複素数(例えばベクトルポテンシャル中)なら5行目の変換は HΨ*→(H\psi)*=H^* \psi^* になりませんか?? 間違えてたら教えてください。

その他の回答 (1)

  • eatern27
  • ベストアンサー率55% (635/1135)
回答No.2

>もしHが複素数(例えばベクトルポテンシャル中)なら5行目の変換は >HΨ*→(H\psi)*=H^* \psi^* >になりませんか?? 時間反転によって、ベクトルポテンシャルは、A→-Aのように変換します。(時間反転で電流が逆向きになるので、磁場が逆向きになります。従って、ベクトルポテンシャルも逆向きになります) このことをきちんと考慮してやると、(ψ→ψ^*という事にすれば)時間反転によってシュレーディンガー方程式が不変になっている事が確認できます。

関連するQ&A

  • 基礎化学 波動関数 シュレーディンガー

    波動関数をΨ(r)、*を複素共役を表す記号として 確率密度|Ψ(r)|^2=Ψ(r)* Ψ(r) と表せるとならったのですが、なぜなのでしょうか。 また、確率密度って確率を面積で表したもの、と書いてあったんですけど、確率を面積で表すってことがどういうことなのかよくわかりません。 解答よろしくお願いします。

  • 調和振動子の波動関数

    調和振動子のポテンシャル中にある相互作用していない2つの電子において量子数nのエネルギー固有状態を記述する波動関数ψn(x),スピン波動関数をφ^{±}とする。 I基底状態Etot=2*E1を記述する2電子波動関数を全てもとめよ II第一励起状態Etot=E1+E2を記述する2電子波動関数を全てもとめよ 上記の問題を考えているのですが,スレーター行列式に代入するとどちらも波動関数が0になって解が求まりません。 どのようにとけば2電子波動関数を求められますか?

  • 波動関数と複素数

    量子力学初心者です。 いろいろ本を読んでみたのですが、波動関数を複素数で表すのは単に便利であるとか、オイラーの式とか、二乗すれば確率となる…など数学的には分かりますが、波動関数を複素数で表す直感的で本質的な理由はあるのでしょうか? また、電子などが粒子性と波動性を持つことと、波動関数が複素数であることは関係しているのでしょうか? 最後に電気・電子回路でも複素数を用いますが、単に便利さのためでしょうか? よろしくお願い致します。

  • 共役複素関数について

    複素数z=x+iyに共役な複素数がz*=x-iy であるということはわかるのですが、ある複素関数f(z)に共役な複素関数というものがどうゆうものであるかがよくわかりません。教えていただけるとありがたいです。

  • 波束の規格化 (量子力学)

    問題を解いてます。 波束-> u(x) = ∫ f(k) * exp(ik(x-x0))) dk  について この波動関数が規格化されているとき、 ∫|f(k)|^2 dk = 1/(2*π) を示せ。 補足: 積分範囲は[-∞ +∞] i は 虚数 質問: 規格化されているので、u(x)の複素共役が求めたいが、波動関数が積分されているので、どのように複素共役を求めればいいのかわからないです。教えていただきたいです。 どのようにしてこの問題を解いたらいいか、アドバイスをいただきたいです。 よろしくお願いします。     

  • 波動方程式の解法

    偏微分方程式の本にはラプラス方程式の解法として  変数分離法  Green関数法  変分法  アプリオリ評価法  境界上の積分方程式に帰着する方法  ペロンの方法  複素関数的方法 の七つが挙げられていました。これをダランベールの波動方程式  (∂^2/∂t^2 - ∇^2)φ=0 にあてはめて考えると、変数分離法、Green関数法、変分法は共通して使えます。双曲型方程式には特性曲線による方法があります。ファインマンの経路積分法もあると思います。双曲型方程式の場合、アプリオリ評価法、境界上の積分方程式に帰着する方法、ペロンの方法に相当するようなものはないのでしょうか。また、複素関数的方法は解析関数の実部と虚部が調和関数になることを使うため、波動方程式に使うことは難しいと思いますが、全く不可能でしょうか。

  • Wigner変換について

    Wigner変換では計算時に複素共役を取りますが、これは物理的にはどのような意味を持つのでしょうか? 被解析関数が波動関数であれば確率に成るわけですが、現在解析しようとしているのは時間変化をもつ信号強度(複数の周波数が混在している状況)です。被解析関数は時間に依存した実数のみで虚数を持ちません。この場合に、複素共役すなわち2乗を取った場合の物理的意味は何なのでしょうか? http://www.wavemetrics.com/products/igorpro/dataanalysis/signalprocessing/timefrequency.htm 質問の意味がわかりにくかったらすみません。御返事よろしくお願いいたします。

  • 複素ベクトルの微分、最小二乗誤差法(MMSE) 

    最小二乗誤差法を用いて評価関数を最小にする値を求めようとしています。 この評価関数が複素ベクトルと複素行列で構成されているので微分できずに困っています。 何冊か本を読んだのですが、この複素ベクトルで構成された式を微分する際、なぜかベクトルの共役をとって微分していました。 なぜ共役をとって微分するのかが全く分かりません。 どなたか知っている人がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。 例:J=w'Rw-w'r-r'w ・・・(1) J:評価関数 w:ウエイトベクトル R:行列 r:ベクトル ':複素共役転置 この(1)を最小にするようなwは、 Jをwで微分してその値が0という条件を使うと思います。 しかし大抵の本のやり方はwの共役で微分していました。ここが分かりません。何かメリットでもあるのでしょうか?

  • ヘリウムの2電子波動関数の基底状態を1/√2・φ_1s(1)φ_1s(

    ヘリウムの2電子波動関数の基底状態を1/√2・φ_1s(1)φ_1s(2)[α(1)β(2)ーα(2)β(1)]と表す。ここで、φ_1s(1)は1s軌道を電子1が占めていることを示し、α(1)、β(1)は、電子1のスピンが上向き、または下向きであることを示す。同様にして、第一励起状態と第二励起状態の規格化された波動関数を表せ。(複数ある場合にはそれも示すこと)また、その波動関数を使って第二励起状態と第一励起状態についてハミルトニアンの期待値を書き表し、エネルギー差を示せ。また、エネルギー差が生じる理由を述べよ。 という問題で、前半は、第一励起状態1/√2[φ_1s(1)φ_2s(2)-φ_1s(2)φ_2s(1)]α(1)α(2),1/√2[φ_1s(1)φ_2s(2)-φ_1s(2)φ_2s(1)]β(1)β(2)],1/2[φ_1s(1)φ_2s(2)-φ_1s(2)φ_2s(1)][α(1)β(2)+α(2)β(1)],第二励起状態1/2[φ_1s(1)φ_2s(2)+φ_1s(2)φ_2s(1)][α(1)β(2)ーα(2)β(1)]だと思うのですかあってますか?後半で、αやβを含めた波動関数の∫ΦHΦをどうやって求めればいいのかがわかりません。どなたかご教授お願いします。

  • この電気回路の時間関数が分かりません。

    √2 sin(ωt)←→1とするとき、すなわち、時間関数の振幅の実行値がフェーサの振幅に相当するとき、次の複素関数に対応する時間関数を求めよ。