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水に低濃度に薬物を溶解した時
ある問題で 「水に低濃度に薬物を溶解した時現れる次の現象のうち、束一性によるものはどれか? (選択肢) (1)浸透圧の増加 (2)電気伝導性の増加 (3)沸点の上昇 (4)凝固点の低下 (5)旋光度の増加 答えが(1)、(3)、(4)なのは分かりました。 (質問)ところで、(1)浸透圧の増加のところに関連して、問題文に「水に低濃度に薬物を溶解した時、…」とありますが、「低濃度=薬物を水に少し加えた」という理解でいいんでしょうか? もしそのような理解でいいんでしたら、「この薬物は半透膜を通過できないぐらい大きい分子ということですよね?」 この2個の質問ですが、お手数をかけますがよろしくお願いします。
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「低濃度」の主旨は、「理論からのずれが小さい範囲」ということです。 つまり、高濃度になると束一性からのずれが生じてきます。したがって、そういうことによる問題の曖昧さを避けるために「低濃度」と書いてあるだけでしょう。したがって、さほど気にする必要はないと思います。
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- DexMachina
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> 「低濃度=薬物を水に少し加えた」という理解でいいんでしょうか? それでよいと思います。 > この薬物は半透膜を通過できないぐらい大きい分子ということ それは違います。 恐らく、半透膜について セロファン(半透膜)の中に食塩とデンプンを入れて純水の に浸けると、食塩は外に抜けるがデンプンは抜けられない と、また浸透圧について 純水と溶液を、その溶質が通れない隔壁で遮ると、水だけが 隔壁を通って溶液側に移動(拡散)し、液面の高さに差が出る。 この液面差に相当する圧力差が浸透圧 と説明されたため、そう理解されたのだと思いますが、希薄溶液では 浸透圧は「溶質の濃度」に依存し、「溶質の種類」には依存しません (→「束一性」)。 つまり、「塩化ナトリウム水溶液(食塩水)」も純水に対して浸透圧を 持っていて、「適切な膜」を使用すれば、上のデンプンの場合と 同様にして、実験的に浸透圧を求めることができます。 (逆に、セロファンのようなもので実験してしまうと、正しい浸透圧は 求められない、と) 参考; http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E9%80%8F%E8%86%9C http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%86%E6%B5%B8%E9%80%8F%E8%86%9C
お礼
なるほど。解決しました。
塩類でも半透膜を通過できません。「大きい」という考え方は危険です。
お礼
分かりやすい説明ありがとうございます。さほど気にしないことにしまう。