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半導体

放射線検出器としてCdTe検出器があるようなのですが、具体的な性能が調べてみても見つかりません・・・ もしよろしければ詳しく教えてください!

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回答No.1

日本ではCdTe結晶はアクロラドという会社が製造供給しています。素子の製作も行っています。 http://www.acrorad.co.jp/ http://www.jpo.go.jp/torikumi/chushou/pdf/bunkatu_jirei/kyuusyuu_30.pdf 半導体検出器は知ってますよね。いわば固体電離箱。その材料としてはシリコンやゲルマがオーソドックスというか確立されている。 これに対し、CdとTeの化合物の結晶の化合物半導体が使える。 バンドギャップがシリコンやゲルマに比べて大きいので室温でも抵抗率が結構高い、つまり室温でリーク電流を気にせず使える半導体放射線検出器ができる。 また、SiやGeに比べて原子番号がちょっと高いので、X線やγ線に対しストッピングパワーが高い(すっぽぬけない)、つまり検出効率が高い。 ただ、まだ発展途上であると私は思っています。 あと、CdTeの対抗馬としてCZT(Cd, Zn, Te)があります。これは欧米でやられていて日本では輸入販売のみ。発展度合いとしては同程度でしょう。個人的にはCZTはばらつきが大きいのでCdTeのほうが安心できるのではないかと思っていますが。 具体的な性能?文献は手元に山のようにありますが、どの性能を問うかもあるし、ある性能を問うとしてもそれは作った人の設計とか製作とか加工の方針でずいぶん違います。一言ではどうも。アクロラドのサイトから「論文集」でたどれば必要な情報は集まるでしょう。

参考URL:
http://www.acrorad.co.jp/

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