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ガスターテンはなんで十二時間も聞くの?

制酸系胃薬ガスターテンは十二時間効きます。普通長時間効く薬は、硬い錠剤でも作って、ゆっくり溶けるような仕組みだと思います。でも胃薬は十二時間も経つ前に腸に流れちゃうと思います。なぜガスターテンは十二時間も持つのでしょうか?錠剤が胃にへばりついて十二時間もつとも思えませんし(逆に潰瘍できそう)、腸でいくら働いても効果ないのではないでしょうか?

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回答No.5

>ではアレルギー症状がでて、ヒスタミンが放出されると、胃酸も出てくるということでしょうか? そうです。 ちなみにアレルギー反応があってヒスタミンが放出されて、アレルギー症状が出ます。 ただ、H2が胃酸分泌だけってわけでもないようで、難治性のアレルギーにH2ブロッカーが効くという報告もありますね。 また、胃酸の分泌はヒスタミンの作用だけではないので、最近ではヒスタミン受容体より先の部分でプロトン(H+)を止める薬の方が胃、十二指腸潰瘍では主流になっています。

yakyutuku
質問者

お礼

そうですか、よくわかりました。アレルギーで胃がもたれたような経験がなかったので疑問に思ったのですが、両方とも一系統のホルモンでまとめて管理されているものだったんですね。勉強になりました。たびたびのご回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.4

ヒスタミン自体が違うのでなく、受容体が異なるとお考えください。 簡単に言うと、ヒスタミン受容体のうちH1はアレルギーに関与し、H2は胃酸分泌に関与します。なのでH2ブロッカーと呼びます。

yakyutuku
質問者

補足

ではアレルギー症状がでて、ヒスタミンが放出されると、胃酸も出てくるということでしょうか?それとも、刺激があったところでしか働かず、ホルモンのように血液に乗って体全体では働かないということでしょうか?

回答No.3

まず薬がなぜ効くのかわからないと難しいかもしれませんが、多くの薬は胃で溶け腸から吸収され肝臓を経て血中に入ります。 そして様々な部位で効果を発現します。 ガスターも胃の表面で作用するのでなく、血中に入った後ヒスタミン受容体という所に作用し、抗ヒスタミン作用を示します(アレルギーとは別のタイプ)。その結果胃からの胃酸分泌が抑制されて効くというわけです。 血中半減期(体の中から薬が半分なくなる時間)が2-3時間なので10-15時間ほどで体内から完全になくなります。12時間ずっと同じ濃度を保っているわけでないので12時間キッチリ効く事はないですが…。 ゆっくり溶ける錠剤も胃の中には30分程度しか留まらず、腸内でゆっくり溶ける事で吸収をゆっくりにしています。 いわゆる制酸剤(三●胃腸薬みたいなやつ)は酸とアルカリの中和反応ですから胃で直接作用します。

yakyutuku
質問者

補足

すいません、動物はよく知らないんです。ヒスタミンにも刺激によって粘膜に炎症を起こさせるやつとは別に、胃酸分泌を刺激させるやつがあるということでしょうか?化学物質でヒスタミンというと一つの構造式を想起させますが、実際には各部が修飾されているやつが色々有るということでしょうか? 動物は専門外ですが一応理学部生物学科でですので、多少難しくてもついていくつもりです。ただガスターは、完全に制酸剤だと思っていました。

  • uskt
  • ベストアンサー率49% (361/733)
回答No.2

昔の薬というのは、薬そのものの作用で症状を抑えるものが多かったのですが、最近はその症状を引き起こす原因のほうを押さえてしまう薬が多くなっています。 ガスターもそういう薬で、実際に溶けた薬剤が胃の粘膜を保護しているわけではなく、ガスターの中に含まれる物質が、胃酸を出すためのスイッチを使えなくしてしまうわけです。 この物質は、スイッチと非常に結びつきやすく、ほどけにくいので、効果が長続きするということになります。 ただし、胃が痛くなっている段階で、すでに胃酸が出すぎている状態で、これはこれから出る胃酸を止めても仕方がないため、胃酸を中和する薬品が入っています。 したがって、最初は胃酸を中和しておき、そのあとは胃酸を出なくするという働きをして、長く効果があるといえるでしょうか。

yakyutuku
質問者

お礼

胃酸を誘発するホルモンがあり、それと拮抗阻害させるということでしょうか?根本的に胃で作用するものではないということはわかりました。ご回答ありがとうございました。

  • php504
  • ベストアンサー率42% (926/2160)
回答No.1

まず薬は胃の粘膜に直接作用するわけではありません 一旦血液中に吸収され静脈から心臓を通って全身の臓器に送られます。その中で胃に送られた血液中の薬が胃の細胞に働いて効果を発揮するわけです。 そして薬の作用時間は薬の血中濃度がどのくらいの間有効濃度を維持するかで決まります。 例えば内服後4時間で血中濃度がピークになり半減期が4時間ですと12時間で血中濃度はピークの1/4になります。 そのときの濃度で薬効があれば12時間は効果があるということになります。

yakyutuku
質問者

お礼

なるほど胃酸を抑える薬といっても根本的に作用機序が違うのですね。ご回答ありがとうございます。

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