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夕焼けが大きいのは?

地平線上にある太陽、つまり夕焼けや朝焼けは大きく見えますよね。 地平線上に見える月も同様に(赤い月が大きく見えるので印象的です)。 単純に考えれば、大きく見えるのは「近くなったから」「間にレンズを挟んだから」などの理由が考えられますが、 まず前者の方は、[地球の直径]<<[地球-太陽間距離]から、地球が回転したところで、太陽までの距離の変化はごくわずかで、太陽の見える大きさが変わるほどでは無いことは分かります(厳密に言っても、地平線上にあるときは、むしろ遠くなりますよね)。 となる後者の方なのでしょうか?大気がレンズになる? それとも赤という長波長が原因なのでしょうか? 実は以前に、これについて載っている本を読んだ記憶があり、 そこには人間の心理・錯覚的なものだ、と書いてあった気もします。 人の心理では、天上にあるものは近く、地平線上にあるものは遠いと判断する。 そしてさらにそこに、近いものは大きく、遠いものは小さく見えるという遠近感が加わってくる。 しかし、実際の距離は太陽までの距離は変わっておらず、本来見えるはずの大きさも変わりないはず、、 これを組み合わせると、、 といろいろ考えてはみたのですが、頭がこんがらがってしまいました(^^; もしかしたら、心理学や生物学の話題かもしれませんが、はっきりしなかったのでここに投稿してみました。すみません。

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  • ベストアンサー
  • redbean
  • ベストアンサー率38% (130/334)
回答No.12

現在メジャーな説とされるのは質問文にもあるような、以下の ものです。 「月や太陽が天頂にあるときは近く、地平線上にあるときは遠くに感じる。 同じ視角で見えるものは遠い方が大きいと感じるので、月や太陽が地平線 上にあるときに大きく見える」 これは参考URLを見て頂くと実感できるのではないかと思います。 背景に遠近の手がかりがある場合、同じ大きさで描かれた人物は遠い ほうが身長が高く見えます。 地平線近くにあるものが遠く感じるのは、他の回答にもありましたように、 人間は天空を扁平なものと認識している(TVが横長であることとも関係 するかも)からとか、地上にある風景が奥行きを強調するからとかいうのが 一般的であると思います。 しかし、メジャーな説とはいいましたが、定説にまでなっているわけでは ありません。「天頂の月は遠く小さく、地平の月は近く大きく見えるんじゃ ないの?」「地平の月は視角自体が大きくなっているように見えるが?」 などといった疑問にうまく答えられないからです。 他の説としては、oculomotor micropsia を原因とする説などがあります。 適訳は知らないのですが、「目のピント調節にともなって小さく見える 現象」とでもいうものです。 oculomotor micropsia は次のようにして体験することができます。 まず、2~3メートル離れた目立つ物を見つめます。大きさは十数センチ から数十センチのものがいいでしょう。次に、目のすぐ前に指をかざして (最初の物は隠れないように)こちらにピントを合わせるようにします。 指は近ければ近いほどよく、実際にシャープにピントが合わなくても構い ません。この時最初の物がどう見えているか注意を向けてみてください。 ピントはあくまで指に、あるいは目のすぐ近くに置いたままです。物が 2重になって分かりにくければ片目は手で塞いでください。最初の物が 「遠く小さく」見えませんか? 物の視角自体が小さくなっているように 感じるはずです。これが oculomotor micropsia です。 網膜上の像の大きさは、水晶体の厚みを変えることによってほとんど変わら ないことが分かっているので、これは錯視の一種です。ほとんどこの錯視を 感じられない人も、少数ながらいるようです。 これを用いると月や太陽の現象を以下のように説明できます。 月や太陽が地平にある時は、風景が遠近感を与えてくれるので眼の焦点が 無限遠に合わせられますが、天頂にある時は遠近の手がかりが少ないので 無限遠より手前にピントを合わせてしまいます。手前になってしまうのは、 眼のピント調節機能のニュートラルな(何も努力をしないときの)位置が 眼から1~2メートルの場所なので、そちらに向かってずれるからです。 適正なピントより手前になっているため oculomotor micropsia が起り、 天頂の月は地平のときに比べ「遠く小さく」見えます。また視角自体も 小さくなったように見えます。

参考URL:
http://isweb11.infoseek.co.jp/photo/hph-i/i/sakkaku/i-01.htm
yusuke_
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 紹介頂いたページの絵は、「同じ大きさでも空間座標的に(?)遠くにあるものは大きく見える」という事がよく分かりますね。 また、oculomotor micropsia という説は知りませんでした。 実際やってみたら、びっくり。結構小さく見えるものですね。 なるほど、上空を見るときはピントを手前に合わせるから太陽が小さく見えるわけですね。。 みなさんのお答えにより、この問題はまだ科学的に完全に解決されて無いことが分かり、 また、知らなかった説を知ることが出来たので、とりあえず今回はここで締め切らせて頂く事にします。 たくさんの良いお答えを頂いたのに、ポイントを振り分けられるのが2人というのが非常に残念です。 みなさん、ありがとうございました。 自分は疑問を多く抱える青年なんで(笑)、 見かけたら是非またよろしくお願いします。

その他の回答 (11)

回答No.1

そんなに複雑な問題ではないですよ~。 ただ単に、空に浮かんでいるときは周りに大きさを比較するものがないために、大きさがわかりにくい。 一方、地平線上にあるときは周りに建物や山など比較するものがあるために大きく見えるだけです。 目に見える絶対的な大きさはほとんど変わらないはずです。 相対的に見た場合にそう見えるだけで、近い遠いとは関係ないですよ。

yusuke_
質問者

お礼

早いご回答、ありがとうございます。 なるほどー、比較するものが無いからですかぁ~ 夜空の星一つを見つめてると、 それが動き出すように見えるっていうあれと似たようなものですかね? でも、比較するものがあると大きく見える、っていう点はまだしっくりきません。 むしろ、比較したら遠くにあるものの方が小さく見えそうな気も、、?? ところで、太陽・月が天上にあるときに飛行機とかと重なると、、どう見えるんでしたっけ?

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