• ベストアンサー

酸化鉄

一酸化鉄(FeO)、三酸化鉄(Fe2O3)、四酸化鉄(Fe3O4)の3種類の製法と特性をそれぞれについて教えてほしんですけど。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

以前に酸化鉄系の磁性と関連する研究をしたことがありますので、補足アドバイスします。 酸化鉄系は、還元型(左側)から酸化型(右側)に順に並ぶ以下の系列があります。 FeO(ウスタイト)、Fe3O4(マグネタイト)、γ-Fe2O3(マグヘマイト) これらは、何れも立方晶型の結晶構造を持ち、互いに、基本骨格を保ちながらほぼ連続的に変化することができます。このような結晶の変化をトポタキシーといいます。また、中間組成の物質は当然、非化学量論的(ノンストイキオメトリック)な化合物になります。 このうち、FeOは反強磁性体、Fe3O4とそこからγ-Fe2O3に至るまでの化合物はフェリ磁性体です。化学両論的Fe3O4のTcは585℃です。 ここで、最も酸化型のγ-Fe2O3の結晶構造が、非可逆的に3方晶系に変わったものが α-Fe2O3(ヘマタイト)で、いわゆる赤錆の成分です。α-Fe2O3は、寄生強磁性と呼ばれる特殊な磁性を示し、その基礎物性には今日でも十分解明されていない部分が残っています。 以上の記述は、記憶に頼ったところがあります。厳密な情報は文献で探されることをお勧めします。

その他の回答 (3)

  • tetujin3
  • ベストアンサー率47% (116/246)
回答No.3

たぶん,お求めの回答とははずれているかもしれませんが・・・ 鉄を空気中で加熱すると表面に黒さびができますよね。 このさびは,2層に分かれていて,最外層がFeO(ウスタイト),内側がFe3O4(マグネタイト)です。 マグネタイトは,名前のとおり磁性があり,磁石にくっつきます。昔は,カセットテープの磁性体は,水熱合成により作製されたマグネタイトの針状結晶が使われていましたが,基本的には,スピネル構造という四面体の結晶です。 ウスタイトは,酸化がさらに進行したもので,これ以上酸化されることはありません。この酸化物はNaCl型の結晶構造を持ちます。 FeOとFe2O3で形成されるスピネル結晶は,緻密なので,Fe2O3からなる赤錆の発生を抑制することができます。 赤錆は,ご存知のように,大気中にFeを放置しておくと,水分などが作用して電気化学的な酸化が起り,これにより生じます。 ・・・・フォローのつもりですが,お役にたてれば・・・

noname#21649
noname#21649
回答No.2

FeO.COの存在するような強還元下で焼成.FeOが生成すると.マグマ状の低温ゆとなる。 Fe2O3.Hが存在するような中還元下で焼成.赤色系となる こんなところですか。もっともX線をかけたことがないので.実際の鉄のか数は不明です。Fe3O4はわかりません。

  • ChaG
  • ベストアンサー率39% (11/28)
回答No.1

参考まで。

参考URL:
http://www.tobu.or.jp/gj15.htm

関連するQ&A

  • 酸化鉄Iはなぜない?

    本を見ると、酸化鉄の種類として酸化鉄II(FeO)、酸化鉄III(Fe2O3)、四酸化三鉄(Fe3O4)はありますが、酸化鉄Iはありません。 なぜ、FeOは酸化鉄Iではなく酸化鉄IIなのでしょうか。 どなたか教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

  • Fe2+の酸化物は何故FeOではないのですか?

    Fe2+の酸化物は何故FeOではないのですか? よろしくお願いします。 鉄の酸化物としては 酸化鉄(3)Fe2O3 四酸化三鉄Fe3O4 が有名であると思います。四酸化三鉄は酸化数からFe3+の酸化物かなと 思いますが、Fe2+はFeOではなく、Fe2O3になるのでしょうか? どうかご教授ください

  • 中学理科1の酸化鉄の違いを教えてください

    中学理科1分野の酸化鉄について教えてください。 FeOとFe2O3(数字が小さく出来なくてごめんなさい)はいったい何が違うのですか? 明日テストです!教えてください!よろしくお願いします。

  • 酸化鉄の硬さ

    Fe3O4,Fe2O3,FeOの硬さ(できればビッカース硬さ値)をご教示いただきたいです. 併せて参考文献を教えていただければ幸いです. よろしくお願いいたします.

  • 鋼の高温酸化について

    このカテゴリーでの質問では無いかもしれませんが・・・ 鋼というか純鉄を900度に熱し急冷したときに出る酸化スケール その成分は外殻から、Fe2O3,Fe3O4,FeO、Feという風に出来るで合っていますか? またそれらが出来るとその鉄は元の純鉄とどのように異なる性質を持つのでしょうか? 硬度、伝導性、融点、剥離性、防錆性で答えてもらえるとうれしいです。

  • 鉄が燃焼した結果の酸化鉄は?

    過去ログも掘りました。 結局、どの酸化鉄できるのですか? その中でのあるお方の「結局酸化鉄と水酸化鉄の混合物となりその比は同定できない」って旨のご解答は大変参考になったのですが、そすると多くの中学校教育で行われている 2Fe+O2→2FeO と言い切ってしまうのは、これは間違い…とはいわないまでも、かなり不確実な情報といえるのでしょうか? ご教授いただけますでしょうか。

  • 鉄鋼熱処理後の酸化スケール

    鉄鋼を熱処理するとFeO,Fe3O4,Fe2O3のスケールが生成しますが、その後の酸洗不足により、スケールの残留が起こります。 この残留スケールがFeOなのかFe3O4なのかを判断したい場合、どのような方法があるのか教えて下さい。 ちなみに、残留スケールが薄すぎる為か、XRD解析ではピークが検出されませんでした。

  • 四酸化三鉄

    四酸化三鉄(Fe3O4)って、 Feの酸化数を求めようとすると、 「+8/3」になってしまいますが、 これはおかしいですよね? 四酸化三鉄ってどういう構造になってるんですか?

  • 酸化・還元の定義の変遷について

    電子の授受で酸化還元反応をとらえる場合を考えます。 (酸素の授受で酸化還元をとらえる場合との比較で) 例えば、Fe+S (加熱)→ FeS において 一見、酸化のようにも見え Fe+O→FeO と比較しても電子の流れは類似しているので 酸化という言葉を使うのは理解できます。 しかし、Fe+S → FeS という反応式だけからは 酸素の授受で酸化還元をとらえるときのように 元の金属に戻すような反応は見当たりませんが なぜSは還元されたという言い方をするのでしょうか? 電子の授受で酸化還元反応をとらえる場合 元の意味から離れてきているいる酸化という言葉以上に 還元はそれよりはるかかなたに意味が飛んでしまって 還元の意味をなさないように感じますが 単に、酸化に伴って放出された電子を受け取るだけ という 程度の認識でよいのでしょうか?

  • のさびについてなんですが さびというのは鉄の酸化物FeO Fe2O3 Fe3O4等の混合物というのは理解しておりますが 塩分があるとさびの進行が促進されます これはなぜでしょうか?