- ベストアンサー
《日がな一日》 という表現について
《日がな一日》 というのは、どういうことから来ている表現なんでしょうか ? 特に "がな" の部分の品詞は何だろうかと思ったりしてまして、 ご存知のことがありましたら、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
【夜がな夜一夜】(副詞)夜どおし。日がな一日のの対。(前田勇編「江戸語の辞典」) 他にも「よがなよっぴとい(夜がな夜一夜)」「よがよひとよ→よがよっぴとい(夜が夜一夜)」などが立項されています。 また田井信之「日本語の語源」によれば、上代東国方言に多い「発音運動の強化」としての「子交」傾向なのだとしています。 「朝から晩まで。終日」という意のヒモスガライチニチ(日もすがら一日)は、「モ」の撥音便、「ス」の脱落でヒンガライチニチ、ヒガライチニチ、ヒガナイチニチに転音した。 「夜通し。終夜」という意味のヨモスガラヨヒトヨ(夜もすがら夜一夜)も、語尾の「ヨ」を落としてヨモスガラヨヒト、ヨンガラヨヒトになり、さらにヨガラヨヒトテ、ヨガラヨッピテ、ヨガナヨッピテに転音した。
その他の回答 (2)
- KamoLife
- ベストアンサー率57% (12/21)
「がな」は接尾語で、「日がな」と言う形で「一日」を強調する意味を持ちます。 要するに、「日がな一日」という語のみに用いられる特殊な言葉みたいです。 で、この「がな」の由来なんですが、 「なか(中)」「なが(長)」が変化したという説があるようですが、 実際の所よく分かっていないみたいですよ。
お礼
"がな" は助詞あたりかなとも思ったんですが。 「接尾語」というのは、どこかにそういう説明がありましたでしょうか ?
- alpha123
- ベストアンサー率35% (1721/4875)
日がな一日は意味は朝から晩まで、一日中でおおよそ1つだが語源のよくわからない言葉ですね。 日がな一日縁側で猫とうたた寝した、日がな一日散策(散歩)したといえば他に意味のあることは何もしなかったという(ある視点からは)消極的否定的な意味になります。 日がな一日駆け回った、探し回ったもそれでも売り上げ伸びない、見つからなかったことを暗示します。 いまでは日がな一日ビラ配りした、会社回りしたは成果なかったというより時間の消化みたいなものですけど。 日永、日長の変化という説もあります。しかしそれは夕方の明るさ(労働条件悪化、労働強化、、一応否定的現象)示すが、日がな一日無為に過ごすという意味はなさそうです。
お礼
おっしゃるように、いろいろな変遷を経ているんでしょうね。 ありがとうございました。