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お正月に飾る「玉紙」について
自分の出身地である宮城県仙台市では、お正月に「玉紙」と呼ばれる海老などが描かれた半紙サイズの紙を玄関や主な部屋に飾ります。 親戚や近所、テレビ(地元向け番組)で映し出された家、たいていこの「玉紙」が飾ってありましたので、全国どこでもある風習なのかと思っていました。 ところが、東京に引っ越したところ、どこにも売っていないどころか存在すら知られていなかったのです。 ところが、過去に教えてgooに投稿された内容を見ると、質問された方がご存知なかったのはともかく、回答された方も「ランチョンマットとして」とか「天ぷらの下敷きに」とか、とんでもないバチアタリなことを言っていて驚いた次第です。(ご本人に悪意は無いのでしょうけど) http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=740710 ↓こちらの記事にもあるとおり正月飾りのひとつですので、本来、雑に扱うべきでは無いものとされています。 http://www.kahoku.co.jp/weekly/kurashi/041209.html どうやらこの「玉紙」。宮城県近辺でしか見られない風習のようなのですが、だいたいどのくらいの範囲の地域で一般的なのか、教えていただけるとありがたいです。 知ってる、知らない、というレベルで結構ですので、お気軽に回答ください。
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- yuhkoh
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神仏や縁起物を切り抜いた紙を、高野山では「宝来(ほうらい)」とい一年間、仏堂や神棚・床の間などに飾ります。奥三河では神楽の際に「ざぜち」という紙をたらします。似たようなものは吉野・九州・北陸などにもあります。 このような切り絵は修験道の影響があると考えられます。神仏を迎える道場に邪気や悪霊が侵入しないように、四方に竹を立てて縄を張り、そこに切り絵をたらす。それが後に一枚だけを堂内や家屋にも用いるようになったと考えられています。 高野山の宝来(HP下のほう) http://tencoo.fc2web.com/jinja/xkongobuji.htm 宮崎県椎葉村の椎葉神楽 http://wako-image.net/images/コンセプト/祭り用 椎葉神楽.jpg 高千穂神楽 http://homepage3.nifty.com/muzina-press/kagura/photo/tour.jpg 奥三河のざぜち http://www.photoland-aris.com/myanmar/japan2/5/kawachi9.jpg 参考「(高野山の民俗)高野山の『切り絵』について」(日野西真定:『高野山時報』掲載)
- dereku
- ベストアンサー率22% (66/294)
gooのは物凄く怖いことを回答していますね。玉紙の海老が描かれているものは神棚に左右2枚垂らすように飾ります。小さめの鏡餅を重石にします。同じく海老を1枚、床の間など大きめの鏡餅のところ。鏡餅を置かない場合は神棚だけで良いです。渦巻き状、こちらは昆布です。こちらは仏壇用です。こちらも左右に2枚です。お正月が終わったら古いお札や松飾と一緒に1月14日の「どんと焼き」(どんと祭)で焼きます。東京でも古くからの風習はあるのでしょうが今日では全国から集まって来た人たちが多いので其れも無くなりつつあるのでしょう。愛媛の宇和島の一部でも似たようなことをやる処もあるようですが、伊達家の関係上でしょう。宮城県にしかない風習であるなら誇りに思って「宮城ではこうするよ」と知らない人に教えてあげてください。