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カラムクロマトグラフィーが苦手で・・・
カラムクロマトグラフィーが下手で困っています 固定層は酸化アルミナが多いのですが、 いつも使用する溶媒の量がとても多くなってしまったり、各々のサンプルの解析も溶質が少なくてTLCでの確認が大変になってしまいます。 それに、あんまり分けられていなかったり、、と散々です。 こんな自分に何かアドバイスなどありましたら、是非おねがいします ちょっとしたことでも構いませんので。
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えーと、扱っている物質によっても異なるので、一般的な話を・・・ 使用している充填剤はアルミナということですが、 その他の充填材は試されましたか? アルミナ(5)などですと、あまり分離能が良くなかったと記憶しています。 わざわざアルミナを使っているので酸に不安定な化合物と察しますが、 シリカカラムで流出溶媒・充填時の溶媒共に2%ほどのEt3N を加えてカラムをするとか、 フロリジールなどを試してみては如何でしょうか? また、流出溶媒系を思い切って変えて見るのもお勧めです。 意外な組み合わせが良い結果をもたらすこともあります。 TLCで確認しながら試してください。 もう一つ、蛇足かもしれませんが、 カラムにクルードをチャージする時には何を使ってますか? なるべく極性の低い少量の溶媒で行うことと 洗い込む際に前に乗せた溶媒が完全に吸着されてから次を乗せてますでしょうか?
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- kumanoyu
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HPLCではなくオープンカラムですよね? 私もアルミナでは分離能が低くて全然ダメだった記憶があります。1度使ってダメだったので、それ以来アルミナは使っていません。 分けるモノにもよると思いますが、やはりシリカゲルをお薦めします。普通のシリカゲルは酸性ですが、中性シリカゲル、塩基性シリカゲルも市販されています。 特に富士シリシア化学という会社の塩基性シリカゲルは分離能も高く、値段もそんなに高くなく、よく使いました。 塩基性物質の分離には威力を発揮してくれました。 私も初めてオープンカラムで分離を試みた時はモノがどこに行ったかわからず、極性をどの程度上げて良いのか勘が無かったので、結局モノが溶出せず(見逃した?)苦労しました。 コツはカラムに試料を乗せる前のTLC分析(オープンカラムと同じ担体のTLCを使う)で、どの程度の極性で溶出するか、ある程度検討をつけておくことでしょうか。分離したい不純物との近接度合いにもよりますが、Rf値が0.1~0.2ぐらいになるような移動相で流すと良いんじゃないでしょうか? あとは経験を重ねれば「いずれ必ず溶出する」ことが身をもってわかります。すぐ慣れますよ。あまり慣れてしまうと再結晶でも精製できるのに、すぐにカラムに頼ってしまうという副作用もありますが。
お礼
今では、脱アルミナの方向で考えてます。 『あまり慣れてしまうと再結晶でも精製できるのに、すぐにカラムに頼ってしまうという副作用もありますが。』 それは凄いですね! ある意味目標です kumanoyuさん、どいうもありがとうございました。
アルミナの経験はありませんが、カラムクロマトの一般論として、以下の参考URLサイトには関連質問の回答がありますが、参考になりますでしょうか? TOPページで「カラムクロマトグラフィー」あるいは「HPLC」と入れて検索すると沢山Hitしますので参考にしてください。 さらに =================================== 液体クロマトグラフィーQ&A100/松下至/技報堂出版/2000.6 高速液体クロマトグラフィーハンドブック/日本分析化学会関東支部編/丸善 2000 液体クロマトグラフィー100のテクニック/松下至/技報堂出版/1997.2 分取クロマトグラフィー技術の展開/松下至/アグネ承風社/1991.10 ==================================== 以上を参考にトライしてみてください。 ご参考まで。
お礼
確かに沢山ヒットしました。 MiJunさん、どうもありがとうございました
お礼
確かに、おっしゃる通りアルミナ自体にも問題点があるようですね。 『溶出溶媒系を思い切って変えて見るのもお勧めです』 →変えたら少しましになりました tannasさん、どうもありがとうございました