１０．１５安保理北朝鮮制裁決議、提案国９カ国はなぜ？

質問

国連とか外交のこととか全然わからない者ですが、新聞（一般全国紙）１０月１５日（日）のを見ていましたら、このたび全会一致で可決された北朝鮮制裁決議案は、米、英、仏、日、スロバキア、デンマーク、ペルー、ギリシャ、韓国の９カ国による共同提案、と書いてありました。
　１、米、英、仏、日はわかるのですが、スロバキア、デンマーク、ペルー、ギリシャは意外な感じがします。どうしてそういう国も共同提案をしたのでしょうか？
　２、独は入ってないのですが、シロウト考えで何となく、独も入っててもよさそうなのに入ってないのはどうしてなんでしょうか？
　３、韓国は北へ一歩も二歩も引いちゃってて（三十歩くらいかもしれません）、去年でしたか、国連人権委員会で北朝鮮の人権状況を非難する非難決議の時も棄権してました。今回も、核実験から一日一日、日が経つごとに喉元過ぎればみたいな感じで、政府は国会で「太陽政策のどこが悪かったと言うんだ」（統一省長官）、「太陽政策はやめません」（首相）と、アッという間に元に戻りつつあります。そんな中、わざわざ共同提案国の中に名を連ねなくてもよかったような気がします。提案国になった理由は何なのでしょう？
　どなたかご存知の方、よろしくお願いします。

回答No.1

pu-kun999 · ベストアンサー

(1)の疑問は、まず韓国以外の提案国は全て、国連安全保障理事会の非常任理事国であったからという事が大きいです。日本も現在非常任理事国です。米英仏は非常任でなく常任理事国です。韓国を除く提案国全てがいまこの問題を解決するための安全保障理事会にたまたま理事国として選ばれていたという事が大きいです。任期は２年で例えば他の別の国が非常任理事国だったら提案国は変わっていただろうとは思います。韓国は当事国的な立場から共同提案国として加わっているんだと思います。日本はこの問題に関して強い立場でのぞんでいるため、仮に日本が非常任理事国でなかったとしても韓国とともに共同提案国になるなどの行動はあったかもしれませんね。

現在、非常任理事国である国で今回の共同提案に加わっていない国もあります。決議には賛成だが共同提案まではちょっと・・・という事だろうと思います。

(2)ですが、ドイツは確かに強国です。常任理事国であるイギリスやフランスと同格かそれ以上の国力ですがしかし国連の場においては常任理事国という立場にないため、他の一加盟国と同じ立場なんです。ドイツが特別という事はありません。日本もドイツと似た立場です。

日本やドイツは第二次世界大戦で敗北し、英米仏など戦勝国で今の国連の仕組みを作りました。日本やドイツは戦後、経済力を背景に大国になったとは思いますが国連の枠組みを変更することは難しく、当事国の国民の中にも常任理事国入りに慎重な国民も多くなかなか実現していませんが、今後日独の常任理事国入りが検討されています。

(3)ですがこれは韓国政府の大統領などのトップの考え方、方針ですから分かりません、結局予想の範囲ですが、太陽政策はいろいろ賛成、反対さまざまな意見もあったなか推し進めてきました。方針転換は今までのことは間違っていたと政府が認めたという事と言われかねません。簡単に政府の方針転換というのはこの問題に限らずどこの国に限らずなかなか出来ない事なんだと思いますよ。

しかし共同提案国になった事については、国内的、国民向けのことでなく、対外的なことになってくるとアメリカや日本や英仏の同盟関係の国々と反対の行動はとりにくいという事と、制裁の内容が直ちに軍事制裁につながることではないという事もあったと思います。

あくまで私の予想ですよ。

お礼

なるほど、ガッテン！です。
とってもよくわかります。ありがとうございます。
１、そうですね。非常任理事国っていうのがありました。そういう基本的な事が頭になかったです。
２、そういえば、独も日と似た立場の所があるんですね。独の外交についてこれからちょっと気にしてニュースを見てみたいと思います。
３、対外的にはそうですよね。国内では太陽政策についてますますすごく揺れてるみたいです。

　重ねて、ありがとうございます。