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教育方法学の入門書

「教育方法学」と呼ばれる学問の、入門書を探しています。 教育方法学では、どのような内容が研究されているのか、 大学での教育方法学の講義などで教えられている内容はどのようなものかを、 ざっと知ることができるような文献やWEBページなどを教えていただけないでしょうか。 適切な文献がなければ、教育方法学の範囲のようなものを教えていただけたら幸いです。

みんなの回答

回答No.1

アメリカに38年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 まず、日本での事はまったく知らないので、もしいい情報が見つからなかった場合に、と言う前提で書かせてもらっています。 仕事上、この件に携わっているものですが、こちらのScience of InstructionとかInstructional Scienceと言う表現をしているものだと思います。 ただこの分野はかなり最近(ここ25年くらいでしょうか)「開発された分野」なので、インターネットで調べても無理なところがあるとは思いますが、教える・指導する、と言う人間の行動の中で、どうやって教えるのか、ではなく、どうやって教える事が出来る(ようになる)のか、つまり、今までは、芸術とも言われた「教育方法・指導方法」をもっと科学的に「教えられる教師・指導員」を作り上げていく事が出来るのかと言う大学院レベルの学問であるし教育できる教師・指導できる指導員の養成では不可欠なものです。 アメリカではおのおのの「被教育者」の教育受け入れ姿勢・能力となる文化と性格また時代の流れに大きな差があります。 日本の昔のようにある一定の「柵」を作りその中でみんな同じように作り上げた学生であれば教育はさほど難しい事ではなかったわけです。教師が「これは正しいのだから覚えろ!」と言えば覚えなくてはならなかったわけです。 しかし時代の流れと共に、アメリカでの「多性格」に囲まれながら教えると言う事は、教える事を与えればいいということでは無理が生じるわけです。 つまり、アメリカでは今日本の教師が「苦労している」情況が昔からあった、と言う事でもあります。 よって、どうやったら教える事が出来るか、言い換えれば、どうモチベーションを作り上げていくか、どうやったら勉強が持つ価値観を植えつけていけるか、どうやったら教わる「土台」を作ってあげられるのか、など、全て「丸暗記」させるようなものではなく、自分で考えさせる機会を与えながら「ガイド」していくわけですね。 小中学でのこの基本となる土台作りをすることで「学問と言うものの価値を、したくないのに勉強しなくてはならない、と言うジレンマを最小限にとどまらせて、植えつけていくわけですね。 教える事の出来る教師・指導員をどうやってこの学問で作り上げていく事が出来るか、と言う事なんですね。  これは、教育学校だけでなく、アメリカ軍隊でも使われています。 指導できる指導員が本当に不足しているのです。(これは教育場でも同じなんです) (数年前この指導に誘われたのが海兵隊でした) もしかしたらまったく違う次元のご質問なのかもしれません。 もしそうでしたらごめんなさい。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

ennogyoja
質問者

お礼

ありがとうございました。難しい質問なのに,お答えをいただけてうれしいです。 アメリカでの教育方法学の立場を教えていただけたこと,たいへん勉強になりました。 特に「どうやって教えられるようになるのか」とう観点に目からうろこでした。 私も教える側の立場なのですが,特に勉強をしたいとも思っていない学生に,授業を聞かせることに苦労をしています。 教室がざわついたとき「静かにしろ!」と怒鳴るのは簡単ですが,見た目に静かになっただけで,授業に対するモチベーションが高まるわけではないのがわかるので,なんとか内容で興味をひきつけようとしています。 しかし,それは一歩間違えれば,学生に迎合することになってしまうので,いつも注意しています。 いただいたお答えは,正直なところ,求めていた答えかというとそうではないのですが(と言うより,教育方法学という範囲を決められるものではないのでしょうね),勉強になりました。どうもありがとうございました。

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