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フェロセンのFriedel-Craftsアシル化について

ジクロロメタン溶媒中で、フェロセン、塩化アルミニウム、塩化アセチルを混ぜて反応を行うと、 アセチルフェロセン、ジアセチルフェロセンの2種類ができてしまうようなのですが、これを分離精製するのではなく、意図的に 「アセチルフェロセンだけを作る」「ジアセチルフェロセンだけを作る」 にはなにか方法があるのでしょうか? わかる方いらっしゃいましたらよろしくおねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.5

収率やコスト、手間を考えると質問者さんの提示された試薬+nabesukeさんの条件の組み合わせが一番良いと思います。 私がNO.1, NO.2でコメントした方法だと、アルキルリチウムが必要なので金がかかるし禁水反応で手間ですから。それに、原料のフェロセンからの分離がおそらく必要になってしまいます。 革新的な方法は思いつきませんでした。ごめんなさい。

pomzom
質問者

お礼

いろいろと調べていただきありがとうございました。 また何かあったらよろしくおねがいします。

その他の回答 (4)

回答No.4

私もちょっと興味を持ったので調べてみましたが、質問者さんの条件でもモノアシル化体は90%程度は得られるようですね。 分離精製がどれだけ難しいのかについては私は知らないのですが(汗 nabesukeさんのご指摘にあった酸を変えてみるという点については、トリフルオロメタンスルホン酸やイッテルビウムトリフラートなどが検討されているようでした。いずれの場合も90%程度は目的物ができるようなので、あまり変わらないのかもしれません。

  • nabesuke
  • ベストアンサー率7% (1/14)
回答No.3

私はジアセチルフェロセンを質問者さんとほぼ同じ試薬で合成していました。 フェロセンジクロロメタン溶液を塩化アルミ溶液(たとえば無水酢酸など)にゆっくり滴下するとジ体が出来ます。反応の確認はTLCで追っていましたので純度はわかりませんが、再結晶の操作は必要と思います。 100%ジ体(モノ体)の作り分けは難しいと思います。 私はジ体が欲しかったので、モノ体の合成は推測ですが、滴下の順番を逆にすればできると思います。 また、ルイス酸を変えてみるもの方法と思います。塩化亜鉛など・・・

pomzom
質問者

お礼

お礼遅くなってすいません。 なるほど、ありがとうございました。

回答No.2

No.1の続きですけど、DMAとリチオ体を反応させればできるかと。 肝心のFriedel-Craftsの条件については分かりません。ごめんなさい。 濃度を上げる(下げる)、温度を変える、滴下方向を逆にする、とかである程度選択性は出せるとは思いますが。

pomzom
質問者

補足

Friedel-Craftsの条件でできる方法があれば興味がありますが、 Friedel-Crafts以外でもやり方があれば全然かまいません。 他にも何かあればよろしくおねがいします。 回答ありがとうございました。

回答No.1

Friedel-Craftsじゃなくなってしまいますが、フェロセンのリチオ体および1,1'-ジリチオ体を調製して、これらとカルボニル化合物の反応で合成できないでしょうか? フェロセンのモノアニオン、ジアニオンは、フェロセンからそれぞれ選択的に調製することができます。 リチオ体から亜鉛などにトランスメタル化することもできますから、種々のアシル化反応に供することができるかと思います。

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