- ベストアンサー
トピックス連動型インデックスファンドについて(完全法とサンプル法)
投資信託初心者です。 トピックス連動型インデックスファンドを購入したいと考えています(積み立てです。長期の運用です。)。 私は、トピックス連動型インデックスファンドとは、東証1部上場のすべての銘柄を時価総額ウェイトで組み入れたものだと思っていました。けれど、調べてみると、それは完全法と呼ばれるものであり、現在の主流は、サンプル法と呼ばれる、トピックス構成銘柄の中から銘柄を選んで投資するものだと知りました。 そこで、質問したいのですが・・・ ・完全法をとり入れているトピックス連動型インデックスファンドで、個人でも買えるものはないのでしょうか? ・サンプル法は、「銘柄が選ばれる」わけですが、それでも、トピックスに連動できるのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
TOPIXインデックス投信についてはETFが最も信託報酬が低くてお勧めです。 pink-tulipさんの条件の5)については、インデックス投信についてはあてはまらないと思います。投信自身はだいたいTOPIXに連動しますから、そのほかに分配金が支払われるほうが、総リターンは大きくなります。(その分を基準価格に反映させようとすると基準価格がインデックスより上ぶれすることになってしまいます)。TOPIXには株式配当分が含まれていませんから、ここから投信の維持費用などを差し引いた残りを分配金として還元するのは歓迎すべきことだと思います。ちなみに分配金の大きい順はETF(たとえば1306)>インデックスファンドTSP(日興)>トピックスオープン(三菱UFJ)の順です。これは信託報酬の低い順序でもあります。また、インデックスファンドTSPは分配金を出したせいで、若干トピックスオープンよりも基準価格は下ぶれしていますが、分配金を合わせた総リターンはやや良いのではないかと思います。 マネックス証券の積み立てプログラムですとインデックスファンドTSP(日興)、カブドットコムの積み立てプログラムをご利用ならばトピックスオープンという選択になると思います。 前回の回答でトピックスオープンをお勧めしたのは、あくまでもカブドットコム証券の積み立てプログラムを利用した場合という前提での話です。
その他の回答 (4)
- Trane37
- ベストアンサー率51% (460/888)
私が言いたかったたのは、インデックスには完全なものがないので、そのトラッキングエラーは個人投資家には、ほとんど問題にはならないという趣旨です。 日本の投信やETFの現状をみれば、残念ながら少額投資家にとっては、TOPIX連動投信が唯一の選択肢かと思います。 山崎元氏の以下のレポートにTOPIXの浮動株指数化に伴う問題点が書かれています。 また、TOPIXはあくまで東証一部上場企業の株価の時価総額(かける浮動株指数)の加重平均です。東証二部やJASDAQなどの新興市場の小型株の株価変動の影響を受けないので、TOPIXのみで日本市場全体を代表させることはできないと思います。 通常米国におけるパッシュブ投資の場合、SP500(大型株指数)のみならず、小型株やバリュー株指数をプラスすることでポートフォリオ全体のリターンが増加することが知られています。これら、小型株指数などに相当する有用なインデックスおよび連動投信は、私の知る限り、日本に存在しません。 したがって、日本株投資の場合、山崎氏の言われるように独自のポートフォリオを作成するか、TOPIX連動投信を主体としつつ、小型株やバリュー株に特化した良心的な(売買回転率が低い・低信託報酬の)投信を併用するという工夫が必要かと思います。
お礼
早速のご回答をどうもありがとうございました。 TOPIX連動型のインデックスファンドのうち、どのファンドを選ぶかにあたり、層化抽出法・最適化法のどちらであるかは、考慮する必要がないということ、改めてよくわかりました。 再度の質問で恐縮です。 ・インデックスファンドを選択するにあたり、(1)ノーロードであること (2)純資産が50億円以上であること (3)信託報酬が0.6%台までであること (4)自動積立ができること 以上4つの条件でファンドを絞ったところ、インデックスファンドTSP(日興)とトピックスオープン(三菱UFJ)の2つとなりました。 本当は、(5)無分配であること を条件に加えたかったのですが、上記2つのファンドは、どちらも原則として、分配金が出るようで、この条件まで加えると、すべてを満たすファンドがなくなってしまいます。この条件は不要でしょうか? ・Trane37様のこれまでのご回答を拝見したところ、日本株投信に関しては、トピックスオープンを薦めていらっしゃることが多いようですが、Trane37様がトピックスオープンを薦めていらっしゃる理由を教えていただければと思います。 たいへん恐縮しております。 どうぞよろしくお願い致します。
- Trane37
- ベストアンサー率51% (460/888)
>当該インデックスファンドが層化抽出法を取り入れてい >るか、最適化法を取り入れているかは、重視すべきなの >でしょうか? 個人投資家が、インデックスファンドを利用するのは、売買回転を抑えた低コストの運用ができることにつきると思います。 そもそもTOPIX自体が銘柄入れ替えに伴う問題点などを孕んでいる以上、日経225平均よりはましなものの、インデックスとして優れているかどうかは疑問です。 ですから、TOPIXに対しての微少なトラッキングエラーの差を問題にすることは、個人投資家にとってはほとんど無意味なのではないでしょうか。
お礼
早速のご回答をどうもありがとうございました。 層化抽出法か最適化法かにこだわることは、ほとんど無意味であるということですね。とてもよくわかりました。 が、「TOPIXがインデックスとして優れているかどうかは疑問」とのこと。 これから30年ほど、TOPIX連動型のインデックスファンドを購入しようと考えている私には、とても気になるお言葉です。 私がこのファンドを購入しようと思ったのは、今後30年間の日本の経済活動の成長(=日本の株式の上昇)を期待してのことなのですが、このような観点からみても、TOPIXはインデックスとしては問題がありますか?(ちなみに、年率6.0%くらいの上昇を期待しています) 質問続きで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
- hitotsuumi
- ベストアンサー率30% (11/36)
参考URLはマネックス証券で販売されているノーロードのTOPIX連動型インデックスファンド「インデックスファンド TSP」の資料です。 この資料にはTOPIXとこのファンドの推移が載っていますがこれを見る限り大差はないようですね。
お礼
早速のご回答をどうもありがとうございました。 サンプル法を取り入れている「インデックスファンド TSP」も、TOPIXにきちんと連動しているということですね。 とてもよくわかりました。ありがとうございました!
- Trane37
- ベストアンサー率51% (460/888)
完全法を用いると、最小売買単位の問題などから、かえってファンドを維持するコストがかかります。各10単位の株式を保有するためには、1300億の資産規模が必要になります。 http://www.nli-research.co.jp/stra/stra76-3.html 現在はほとんどの、個人向けのファンドがサンプル法を用いており、それでもトラッキングエラーは0.5%程度です。サンプル法を用いたとしても過半数の構成銘柄は保有しているからです。 http://www.toushin.com/interview/int65.htm 個人の長期投資ではサンプル法を用いた投信でもほとんど問題はないと考えます。
お礼
早速のご回答をどうもありがとうございました。 とてもよくわかりました。 教えてくださった「万人のための年金運用入門(18)」の前の(17)も読みました。それによると、サンプル法は層化抽出法と最適化法に分かれ、層化抽出法の方がベンチマーク連動性は高いとのことですが、インデックスファンドを選ぶにあたり、当該インデックスファンドが層化抽出法を取り入れているか、最適化法を取り入れているかは、重視すべきなのでしょうか? お礼のはずが、再度の質問になって申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
お礼
早速のご回答をどうもありがとうございました。 とてもよくわかりました! Trane37様のこれまでのご回答を拝見させていただき、「なぜインデックスファンドTSPでなく、トピックスオープンを勧めていらっしゃるのかしら?インデックスファンドTSPにはなにか重大な欠点がある!?」と理由をあれこれ考えていました。カブドットコム証券の積立を前提とした場合だったのですね。確かにそう記載されていらっしゃいました。胸のつかえがおりた気がします。 参考URLを見ました! 最初、見方がわからず、「これはトピックスオープンのグラフだから、インデックスファンドTSPと比較してみよう」とあれこれやり方をさぐっていたら、すでに、Trane37様が、比較のグラフを設定してくださっていたことに気づきました。本当にありがとうございました。 現在のところ、インデックスファンドTSPとトピックスオープンのどちらかにしようと思っています。 ただ、TOPIXのETFというのが、とても気になってきました。まだ何もわからないので、これから勉強します。 またご質問させていただくと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。 本当にありがとうございました。