- ベストアンサー
王子製紙のTOBが失敗した理由
王子製紙のTOBが失敗した理由は、端的にいうと何だったのでしょうか? どなたか教えてください。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
結果論から語るので、批判は承知の助で、おいどんの回答でごわす。 王子も、アドバイザーの野村も、ぼっちゃんだった。 でごわす。 やり方は2つ (1)金の力に物を言わせて、強引にやる (2)徹底的にネゴする、この場合、相手がYESと言わざるを得ない、もしくは、相手の方からお願いしますと言わしめる、”弱み”を押さえてから、交渉を開始する。 (こんなの常識だけどね) 徹底することができなかったのは、王子・野村のおぼっちゃんぶりを世界に知らしめた、と考えています。 評価すべき点は多々あります、公明正大に堂々と、統合の効果をレポートで訴えたり、その必要性を公に問う形で進めたことでごわす。また、立会い外・市場外・事前買い付け等を一切行わず、正面から責めた点でごわす。 ばっと、結果がすべて、成功しなければ・・・公明正大にやりました、なんざ自己満足の世界でしかない。 (1)で世間の批判を浴び、悪役になりきる、(2)裏から手を回してでもネゴを成約に結びつける。 (1)(2)どちらにも徹していない。 株でもそうでしょう、株価の分析を念入りにやっても、株価予測をきっちりやっても、株価の予想が的中しても、 最後にはきっちり約定して儲けをゲットしなっかたら・・・ 尚、おいどんなら、 (2)の場合、最初に、業界第2位の日本製紙に、これこれの事を考えているが、と協力を取り付けておく、業界の課題をいっしょに解決しましょうと、投げかけておくね。時間と苦労、場合によっては何がしかの犠牲・痛みを自ら背負い込むが・・・ (1)なら、潜水艦状態で、ある日突然やる、唐突だと言って世間の矢面に立つことを覚悟で・・・ 犠牲・痛み・覚悟・・・おぼっちゃんに一番不足しているもの。
その他の回答 (6)
- SILVIA_R
- ベストアンサー率10% (9/85)
北越製紙の筆頭株主の三菱商事や、有力株主である主要取引銀行の北越銀行等が王子のTOBにまったく応じなかった為でしょう。もちろん日本製紙が自己中心的に勝手ホワイトナイトとして買いに回ったことも要因です。 三菱商事へが増資引受けを終えた後で、TOBを仕掛けた王子の思惑は、TOBを仕掛けることで、三菱商事が北越から手を引くと考えたのでしょうが、(王子の設備機器にしても、三菱商事経由で、三菱重工等へ発注しているものもあるでしょうし・・。つまり、王子製紙は三菱商事の取引先でもあるわけです。)しかし、三菱商事が動かなかった。相手にされなかったわけです。これが王子の最大の誤算です。 王子もさらにTOB仕掛け価格を引き上げることもできたのでしょうが、巨大企業集団の三菱グループとの絶縁を招きかねないという、配慮もあって身を引いたと思われます。
- SOBU
- ベストアンサー率29% (18/61)
三菱商事が応じなかったからだと思います。すでに防衛策として資本提携まで済ませていた、つまりTOBの発動時期が遅かったことが最大の要因だと思います。 TOBは他の方も述べているように、まわりの関係会社に配慮(根回し)し尽くしてからか、もしくは逆にフジテレビのようにあまりにも能天気で誰が見ても無防備だったと思わざるを得ない会社をいきなり狙うかのどちらかでないと成功は難しいのではないでしょうか。 いづれにしても興味深く考えされられました。
- mitigusa
- ベストアンサー率47% (613/1300)
TOBに協力して 両方に付いた 証券会社が アホだったのが原因。 後は両会社の社長の企業シナリオがアホだった。 今日のマケスピのニュースで 署名入りの 記事も出てます。 江本恵美記者 読めるなら読んでみて下さい。 まあ そんなに単純ではないですが(^_^; 総括として色々な視点で色々な意見が出てくると思います。 日本のTOBの考えが未熟なのと 日本企業の体質がTOBに馴染まないからです。
- hidamari3
- ベストアンサー率59% (2274/3836)
王子のアドバイザリー契約は野村だったと思いますが、北越株主に対する「票読み」が甘すぎたのではないでしょうか。保有比率0.5%程度の株主まで丹念に洗っていた割にはお粗末な結末でした。 また、業界二位の日本製紙Gが妨害することは、いくらでも事前にシミュレーションできたはずです。それなのにその対策も甘かったと言わざるを得ないと思います。 端的に言うならば、シミュレーションがいかにも不完全なものだったということでしょう。
端的すぎですが、私は、日本製紙が突如大株主として現れたからだと思います。
- amfw
- ベストアンサー率23% (39/168)
一言で言うと反王子の勢力が強かった。 具体的には、 北越の対抗策、第三者割当増資を三菱商事が引き受けて筆頭株主になった。 想定外の日本製紙グループの参入があった。 北越の地元・新潟の官民挙げての反発があった。 証券会社のヨミちがい。