- ベストアンサー
地球と惑星との距離
曜日の順番が何故今のようになったのかという理由を説明する記事の中に地球から遠い順番に惑星を並べると 土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月 であるというのがありました。これを1日の24時間に割り振っていって第一日が土星の支配する日、第2日が太陽の支配する日、・・・と決めていったというのです。 曜日の確定は紀元前に遡るとも言われています。この距離は一体何をどういう風にして判断したものでしょうか。地球と惑星の距離は大きく変わります。地球に一番近づくときで比べるのであれば水星よりも火星、金星の方が近いです。 惑星は太陽の周りを回っていてその全体が地球を回っているというモデルが確立していたのかもしれませんがその時でもこの順が遠いものから順に並べたものだというのにはまだギャップがあります。この説明自体に間違いがあるのでしょうか。 当時、近い、遠いの距離をどうやって知っていたかについて教えて頂きたいと思います。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
下記サイトに質問者さんが疑問に感じていること(私も同様ですが)について、詳しく説明されています。天動説については古来からいろいろな説がありますが、その中でも、プトレマイオスの説が後世に大きな影響を与えました。下記サイトから、大切な部分を引用すると、 『逆行の量より周転円の見かけの視角を決め、その周転円が重なり合うことが無いように誘導円の大きさを定めた(重なり合うと惑星同士の衝突が起こる)。そして、地球を中心として月、水、金、太陽、火、木、土、恒星界の順に星々を配置した。この順番は各星の天球上を一周する周期(対恒星周期)の大小によって並べたものである。そのとき注意すべき点は惑星が衝突しなければ良しとして、内側からできるだけ密になるように配置した事である。』 内惑星については、この文章の末尾にある、「内側からできるだけ密になるように配置した」結果、あの順序になったのではないでしょうか。観測事実というより、図を描く上での配置の問題だったのではないかということです。
その他の回答 (4)
補足です。#3様も素晴らしい回答をなされています。 (今記載に気が付きました。^^)
>当時、近い、遠いの距離をどうやって知っていたかについて教えて頂きたいと思います。 実際には、大間違いなのですが、 説明がつく。(矛盾しない)→正しい。 こう思われていました。 水星と、金星は、どう見ても太陽の周りを回っています。^0^ きっと、水星と金星は、地球の月と同じ太陽の衛星で、太陽は、地球の周りを回っているのだと考えました。^○^ 但し、思ったより占星術はキリスト教に矛盾しないように発達しました。 (太陽や、月、惑星の位置などは極めて正確です) 但し、今は良いのですが、 太陽の出時間、月の出時間や角度は狂い、 デタラメのままタブーでした。 この当時、10分ぐらいの狂いは問題無しだったのでしょう。 太陽、惑星、恒星は、24時間で地球を回ります。 ^0^ 惑星は、24時間で地球を回りますが、少し動くのです。(近いから) #1さん、#2さんは良く分かっておられ、 説明もスマートです。 素晴らしいと思います。 他の方は、ちょっと、国語と天文学をを誤解なさっているように思え、解説も見苦しいです。 数学的な数値すら見られません。
補足
回答をいただいたのはありがたいですが内容については理解できません。「占星術とキリスト教」なんてことが出てきていますが質問とはずれています。曜日の起源はバビロニアまで遡るということは回答される方は皆承知だと思っていました。キリスト教の成立よりもずっと前のことなんです。プトレマイオスの体系が出来たのでもキリスト教よりも前です。 国語と天文学を誤解しているとはどういう事ですか。数学的な数値を使っていないとはなんのことですか。この回答を書かれた#4の方を含めて誰も数学的な数値は使っていません。#1,#2の方以外の他の方とは誰のことですか。#5で#3の方も立派だといっておられます。4人の方しか回答されていないのですから残るのは#4のeporu-198様と質問者の私しかいないのです。「解説も見苦しいです」と言っておられるのはどの解説ですか。わたしは#3の方の回答をいただいた段階で閉めようかなと思っていました。もしかしたら新しい立場からのわかりやすい回答が頂けるかなと思って閉めるのを保留していました。頂いたのは#4様の回答でした。がっくり来ました。
- kumaneko21
- ベストアンサー率33% (9/27)
曜日が発明(?)された時代は地動説などまだありませんでした。地球の周りを他の天体が回っていると信じられていたのです。 下記のページにある図がその当時考えられていた太陽系のモデルです。 すべての惑星が同じ速度で動くと仮定した場合、地球から観測するとどうなるでしょう? 距離が近い星ほど移動した角度が大きくなるはずです。 ですから、地球上から観測して移動する角速度の速いほど地球に近いと考えられた訳です。
お礼
いただいた回答を元に色々考えているうちにだんだんこうではないかなという考えがまとまってきました。補足に書いたものも途中で調子が変わってきていると思います。 #1、#2の方、どうも有難うございました。
補足
私の疑問がうまく伝わっていないように思います。 「距離が近い星ほど移動した角度が大きくなるから角速度を観測すれば近いか遠いかが分かる。」 これは分かります。 これで何故「水星の方が金星よりも地球に近い」と判断したのかが分からなかったのです。金星よりも水星の方が天球に対して速く動いているように観察されるのですか。実際に地球に近い金星よりも水星の方が速く動いているという観測がその当時あったのですか。そうであれば納得できます。地球から見てどう見えると言うところがピンと来ていなかったのです。 地球から遠いはずの水星の方が角速度が大きいというのであればどうしてかということも聞きたかったのです。太陽の周りを回っている公転周期が短い事が関係しているとは思います。動いている地球から動いている水星、を見ているのですから相対距離も大きく変わります。角速度も変わります。金星との相対距離も大きく変わります。それで何処に目を付けていいのかがピンと来なかったのです。 言い直して次のようなことが成り立つのでしょうか。「近いものほど速く動いているはずだ」という考えをふまえた展開です。 「公転周期の小さい惑星は速く動いている。地球から惑星を見たときの位置の変化は天球上の位置の変化で考えることが出来る。この変化の速さは公転周期の短いものほど大きくなるので地球からの見かけの距離の順番は公転周期の大きさの順になる。」 もしこれが正しいのであれば初めからこう言ってくれればよかったのにと思います。結果的に現在の惑星の順番で地球と太陽を入れ替えたものになるというのが分かります。 まだそれでも中学生や高校生に説明できるレベルにはなっていないという印象です。「相対距離も見かけの方向もかなり大きく変化するが公転周期の大きさが見かけの角速度に一番大きく効いてきている」ということの説明は難しいです。 何故こんな事を質問したかも書いておきます。曜日の順番を説明した記事の中に「当時の人は~と考えた」というだけで何故そう考えたかの理由のないものが多かったからです。昔の人は間違ったことを信じていたというニュアンスに受け取る人も出てきます。それなりに根拠のある、観測に基づいた判断であるはずだと思いました。その判断が知りたかったのです。そして何故その判断が書かれているような順番を導き出すのかもです。天球上の位置の変化の速さで距離の大小を判断したというのは前半です。その結果水星の方が金星よりも地球に近いということになったのはどうしてかというのは後半です。そして現在の立場での裏付けです。天動説、地動説は座標系の違いだけの話ですから両方の立場の繋がりを付けることが出来るはずなんです。
- tatsumi01
- ベストアンサー率30% (976/3185)
曜日はバビロニアで生まれたそうですが、プトレマイオスが定めた天動説の影響があるそうです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1 7個の天体の距離は、現在の天文学のように実際に距離を測ったのではなく、地球から見た見掛けの運動速度で定めたようです(速いものほど近い)。
お礼
地球から見た見かけの運動速度で距離を考えたというのは思いつかなかった事です。黄道の上の位置がどう変わるかを見て判断したということになります。また惑星が見えるときは地球に比較的近い側にいるときだというのも1つの条件になりますね。ちょっとまだはっきりしないところがありますが考えてみます。有難うございました。
お礼
どうも座標系の変換というのはむづかしいですね。ピンと来ないところがあります。引用された文章の中に「この順番は各星の天球上を一周する周期の大小によって並べたものである」というのがあります。やはりそうだったかという風に思いました。曜日の順番の成立はプトレマイオスよりも前のことです。観察しやすい量で判断したと思います。 有難うございました。