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EPRパラドクス

sekiseiの回答

  • sekisei
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回答No.7

別物になります。 絡み合いは特殊な状態です。 そしてEPR状態はその条件を満たす粒子源と特殊な測定システムが必要になります。 この状態で初めてEPR状態を起こすことができます。 つまり絡み合いは人為的に作ってやらないといけない”状態”ということになります。 そのためその条件を満たすことができる粒子源を準備してやらないといけません。 その粒子源の準備こそが、前回の回答で私が言った測定に相当します。 その準備を行った後に行う測定がEPRの測定になります。 そのため前回の私の回答への質問者様の疑問は、”別物”という答えになります。 ですから、前もって絡み合う粒子対を発生させることができる粒子源を用意した上で、所定の測定装置で実験をして始めてEPR相関が生じる事になります。 また不明な点があれば質問してください

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質問者

お礼

絡み合いの状態は人為的に作るのですね。でも、自然に絡み合いの状態になってしまうことは絶対にないのでしょうか?それと、測定は粒子源の準備とEPRの二つがあるのでしょうか?これは別なんですよね。

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